賀来賢人さん主演のドラマ『ニッポンノワール―刑事Yの反乱―』第1話のネタバレあらすじ&感想をまとめてみました。
『ニッポンノワール―刑事Yの反乱―』は日本テレビ制作の完全オリジナルドラマです。
脚本:武藤将吾
演出:猪股隆一 、小室直子、 西村 了
以下『ニッポンノワール―刑事Yの反乱―』第1話のネタバレあらすじ&感想をまとめています。ネタバレしますので、ドラマ『ニッポンノワール―刑事Yの反乱―』第1話をまだご覧になっていない方はご注意ください。
目次
『ニッポンノワール―刑事Yの反乱―』とは
主演は賀来賢人さん。これまでコメディが得意な俳優さんのイメージが強かったですが、今回は“警視庁のガン”と呼ばれる一匹狼的な刑事。縁起が楽しみですね。
ストーリーは主人公を含めた全員が犯人の可能性があるというミステリーであるため毎回見逃せないものとなりそうですね。完全オリジナルなので放送を追いかけていきながら、犯人予想も随時していきたいと思います。
『ニッポンノワール―刑事Yの反乱―』第1話ネタバレ
生い茂る木々。風が吹きすさぶ森。その中にある一軒の山小屋。
うっすらと瞼を開けた男、遊佐清春(賀来賢人)。
彼の目に最初に飛び込んできたのは一人の女性刑事:碓氷薫(広末涼子)の亡骸――。
そして、自分の右手には拳銃が握られていた。確実に自分が彼女を殺したこの状況。
しかし、清春はなぜかここ数ヶ月の記憶が綺麗に吹き飛んだようになくなっていた。
「笑えねぇ」
焦りや焦燥よりも、苛立ちが先にきた。
自分に薫を殺す理由も道理もない。だが、記憶を失った以上その可能性は拭いきれない。
俺が殺したのか……、それとも何者かにハメられたのか……。
清春はこのままだと自分が疑われるに違いない証拠の数々を綺麗に消し山小屋を後にする。
だがすぐに警察からのお呼びがかかる清春。殺人事件の現場招集として、今度は「刑事」として先ほどまでいたあの山小屋へ向かうこととなる。
薫が死亡したのは2日前。その間無断欠勤をしていた清春は、「警視庁のガン」とも称される前評判も相まって薫殺害の疑いの目を捜査員一同から向けられることに。
そんな中、清春は捜査一課長の南武(北村一輝)から薫の一人息子:碓氷克喜(田野井健)の世話をするように言われる。この出会いが、大きな運命の始まりとは未だ知らず……。
そして、薫殺害事件の捜査はやがて薫が死の直前に追いかけていた「十億円強奪事件」と
繋がりを持っていくこととなる。既に解決済みとされていたこの「十億円強奪事件」には、実は警察関係者が犯行に関与していた疑いがあり、その捜査中に薫は命を失ったのだという……。キナ臭すぎる二つの事件。もしも罪を犯した警察関係者の人間が薫を殺害したのだとしたら……。
この瞬間、清春も含め、すべての人間が今回の事件の容疑者となる―――。
薫殺害の犯人は誰か―――。
なぜ、薫は殺されてしまったのか―――。
薫が追いかけた「十億円強奪事件」との関連は―――。
9歳の息子:克喜が握る母の死の真相の鍵とは―――。
そして、清春の記憶喪失の原因は―――。
疑いが加速し、裏切りが止まらない、アンストッパブル・ミステリー…ここに開幕。
類い希なるキャラクターの数々。次々に動き、化かし続ける謎の連鎖。
一度見たら、誰かと話さずにはいられない。異色異端の「刑事ドラマ」、始まる。
引用元:『ニッポンノワールー刑事Yの反乱ー』公式HP
以降のネタバレは以降のネタバレは放送終了後に更新します!
清春は薫が班長に着任した7月から3か月の記憶がごっそり無くなっていた。
捜査本部では清春の警察学校時代の同期・宮城は清春を嫌っており、最初から清春が犯人だと決めつけ、捜査会議で清春を大声で煽り立てる。
捜査一課内部の犯行の可能性も否定できないため、捜査本部には公安部から優秀な才門が招聘されていた。才門も清春を容疑者の1人としてにらんでおり、大切な友人でもあった薫を殺した犯人を許さないと清春の前で宣言した。
会議後、捜査一課理事官の本城は娘の芹菜に廊下の片隅で電話をし、「例の件はなんとか片づきそうだ」と告げていた。短い電話ではあったが、ただならぬ声色であった。
南部から克喜を押し付けられて逃げた清春はとりあえず自分の住んでいるビルの1階にある喫茶店・bonnaroに逃げ込む。しかし、克喜が間もなくやって来る。同じ捜査一課メンバーの明海にその場所を教えられてきたのだ。
喫茶店の娘・咲良は泊めてあげなさいよ、というが清春は聞きいれない。注文したピラフを分け与え、それを食べたら帰るように言う清春。克喜は言われた通りに、食べ終えると「ごちそうさま。近所におばさんが住んでいるんで大丈夫です」と言い残して帰って行った。
咲良に親戚が近くに住んでるなんて嘘に決まってんじゃん、と言われ克喜を追いかける清春。
克喜がマンションにつくと、部屋は荒らされていた。足音がしたため急いでクローゼットに克喜は隠れる。すぐに足音は克喜の方へ近づいてくる。それは才門だった。そこへ清春もやってくる。部屋を荒らしたのは才門だと勘違いをした清春だが、才門はそれを否定。部屋の灰皿には清春がいつも吸っている銘柄の吸い殻があり、DNA鑑定をすれば清春のものと判定されるだろうと脅す才門。つまり清春を犯人に見せかけるため誰かが動いていると才門は気づいていた。
そして才門は10億円強奪事件について薫から聞いていたことを清春に告げる。
10億円強奪事件では、容疑者グループの身元とアジトを薫が突き止めたが、そこへ突入した時には犯人は全員死亡していた。しかも残された防犯カメラには全員が拳銃を撃ち合って殺した場面が映し出されていた。
そのまま10億円のありかは不明のまま事件は容疑者全員死亡として片付けられてしまった。しかし薫はその後も犯人を追い続け、10億円のありかも発見したというのだ。黒幕お10億円のありかを発見できていなかったため、薫はその場所を薫しか知らない場所へ移したということも才門は聞かされていたという。一連の状況を考えると警察内部の人間が黒幕である可能性が高いと才門はにらんでいた。
才門と話をしたあと、清春は克喜に薫の殺害現場に連れて行って欲しいと言われる。涙一つ流さない克喜にグシャグシャに泣いてもいいのがガキの特権だと言われるが、克喜はもう薫の顔を思い出すことさえままならなくなっていると話す。克喜の中では、朝は玄関で「戸締りお願いね」という母の背中を見送り、夜は明かりを消した寝室に「ただいま」と静かに入ってくる母親の思い出ばかりなのだ。克喜は母親に避けられているのではないかという思いさえ抱いていたと言う。
そんな克喜の話を聞いていると、拳銃の弾が飛んできた。
それはなんと同じ捜査一課の後輩・名越だった。名越は薫を片思いで愛していた。そして、本城に薫殺しの犯人は清春だと聞かされた名越は清春に敵を打とうとやってきたのだった。
もみ合いになる清春と名越。2人の会話を聞いた克喜は落ちていた拳銃を拾い、清春に向ける。名越が気を失うまで殴り倒した後、清春は克喜にだけ本当のことを告げる。目を覚ますと、横に薫の死体があったこと、ここ3か月の記憶がないため薫を殺したのか殺していないのか自分でもわからないこと。ただ、薫が班長に着任した際に自分には愛する息子がいて、その息子が笑顔でいられる世の中にするのが警察官の仕事だと思っている、とスピーチしたことだけ思い出し、薫を克喜を愛していたということを伝える。すると克喜は初めて涙を流し、顔をくしゃくしゃにして泣き続けた。
母親を殺した犯人を見つけたければ俺について来いといって清春は手を差し伸べた。清春は自分が生まれた際に母親が亡くなり、母親はお前が殺したんだ、と言って父親になじられて暴力を受けながら育ってきた。見るもの全てが憎く、警察官になってからも皆に刑事に向いていない、警察のガンだと言われてきた。その清春が初めて他人に手を差し伸べた瞬間だった。
克喜と名越を家に連れて帰る清春。意識を取り戻した名越に、そんなに薫を殺した犯人を捜したいのなら目的は一緒だ、と手を組むよう話を持ち掛ける。清春がキャビネットを開けると見慣れない封筒が目に付く。中身を開けると、そこには10億円強奪事件で使用された拳銃と強奪の計画書が入っていた。名越が、まさか10億円強奪事件の一味じゃないですよね!?と問いかけると、ビルの下には警察が…。
清春は「おもしろくなってきたじゃねーか…」と不敵な笑みを浮かべた。
『ニッポンノワール―刑事Yの反乱―』第1話感想&犯人予想
第1話からスリリングな展開でしたね。全員容疑者というのは本当でした。
克喜くん以外、全員あやしいですよね、喫茶店のマスターや娘の咲良すら犯人の可能性を感じてしまうくらいに。
しかし、あえて犯人を予想するとしたら…才門ですかね。ほぼ根拠も無いんですけど。10億円強奪事件のことを早々に清春に話してきたのが逆にあやしいなと。わざとその話をして、清春に10億円の在処を探させて見つけたところで処分する、というようなシナリオはどうでしょうか。また次週に犯人予想したら変わっているかもしれません(笑)。
『ニッポンノワール―刑事Yの反乱―』第2話あらすじ
碓氷薫(広末涼子)殺害の疑いをかけられた遊佐清春(賀来賢人)。
ここ数か月の記憶は綺麗に吹き飛んだように消え去っていた。
殺害された薫が死の直前まで追っていた「十億円強奪事件」の真相。
その犯行には警察関係者が関与していた疑いが浮上していた。
清春の自宅に残されていた「十億円強奪事件」の計画書と犯行に使われた拳銃。
清春は本当に犯人なのか。それとも……。
そしてついに、本城諭(篠井英介)率いるSITが突入する。そのとき清春は……!?
警察の用意周到な包囲網。まだ自らが犯人だという根拠を持てない清春は思う。
『誰かが俺をハメようとしている――』
身内であるはずの警察関係者すべてが怪しく見えてくる。
碓氷班の面々は捜査一課長の南武(北村一輝)から「碓氷薫殺害事件」と「十億円強奪事件」を同時進行での捜査を指示される。
2つの事件の鍵を握るのは薫の一人息子・克喜(田野井健)。
清春は克喜とともに薫が隠した「十億円強奪事件」の証拠を追う。
その捜査の中、本城の娘:芹奈(佐久間由衣)が隠していた「ある秘密」が明らかになる。
そして芹奈は1週間前に今は亡き薫と会っていたという―――。
さらに捜査を進める清春。だがその頃、克喜のもとには“意外な人物”の手が伸びていた……。
清春と克喜を狙う人物の正体は…?
絡み合う2つの事件。入り混じる謎と裏切りに次ぐ裏切り。
登場人物すべてが容疑者のアンストッパブル・ミステリー…謎の連鎖は加速してゆく。
引用元:『ニッポンノワール―刑事Yの反乱―』公式HP
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