杏さん主演のドラマ『偽装不倫』第最終回(第10話)話のネタバレあらすじ&感想をまとめてみました。
脚本:衛藤凛
演出:鈴木勇馬、南雲聖一
主題歌:milet「us」
以下『偽装不倫』第最終回(第10話)話のネタバレあらすじ&感想をまとめています。ネタバレしますので、ドラマ『偽装不倫』第最終回(第10話)話をまだご覧になっていない方はご注意ください。
『偽装不倫』第最終回(第10話)話までのおさらい(一部ネタバレあり)
主人公の鐘子(杏)は婚活をやめる!と宣言し、博多へ一人旅に行く。そして飛行機で偶然隣り合わせた丈(宮沢氷魚)に、ひょんなことから自分は既婚者だと嘘をついてしまう。
丈からこの旅の間、“僕と不倫しませんか?”と誘われ、男女の仲に…。
一度は丈と会わない、と決意した鐘子。しかし、博多ホテルの部屋に姉・葉子の結婚指輪を忘れてしまい、それを丈が預かっていることが発覚。再び、東京で再会する2人だが、鐘子はなかなか自分が本当は独身だと言い出せず、そのまま逢瀬を重ねてしまい、岩手旅行に行く約束もする。
しかし、岩手旅行当日。待ち合わせの場に向かい、丈に会う直前で、葉子の夫・賢治が忘れ物を届けに来る。賢治を鐘子の夫だと勘違いした丈は黙って立ち去ってしまった。
丈は実は脳腫瘍を患っており、余命わずかだと察知していた。最後に素敵な恋がしたいと願いながらも、自分が死んだあとに独りぼっちにさせたくないと考え、既婚者である(と丈は思い込んでいる)鐘子に声をかけたのだった。ひとときだけの恋のつもりであったが、丈は本気で鐘子のことを好きになっていた。鐘子ともっと生きたいという気持ちが生まれ、丈はスペインで手術を受けることを決意する。
無事に手術を終えて帰国した丈に会いに行き、本当は独身だと告白する鐘子。しかし、丈は鐘子のことを覚えていないと言う…。
一方、鐘子の姉・葉子はイケメンの賢治と3年前に結婚。非の打ちどころがない幸せな家庭に見えるが、実は葉子は風太というピンク色の髪をした若い男の子と不倫をしていた。自分は賢治の子どもを産むための人生の“コマ”でしかなく愛されていないと感じていた葉子は風太に恋をし、2人は本当に愛し合っていた。しかし、それは賢治に気づかれてしまい、葉子は一度は風太と会わない決意をしたのだった。
しかし、風太と偶然の再会。風太への気持ちが抑えられなくなり、賢治に離婚をきりだすのだった。
『偽装不倫』第最終回(第10話)話ネタバレ
脳腫瘍の手術を受けて日本に戻ってきた丈(宮沢氷魚)が、後遺症で自分を忘れてしまったことに傷つく鐘子(杏)。だが、今度こそ嘘のない関係を築き直すチャンスだと前向きに考える。藤堂(桐山漣)から再び告白されるが、鐘子の意思は固く……。
丈に会うために灯里(MEGUMI)の店を訪れた鐘子は、“人妻”だと嘘をついたまま丈に恋してしまったこれまでのこと、そして“本当の自分”がどんな人間なのかを丈に一生懸命話す。
一方、賢治(谷原章介)に離婚を切り出し、家庭内別居のようになっていた葉子(仲間由紀恵)の元に、賢治から「八神風太と決着をつける」とメールが来る。なんと賢治は、プロボクサーである風太(瀬戸利樹)に“勝負”を挑もうとしていた。葉子は、自分が賢治を追いつめてしまったのではないかと胸を痛め、二人を止めようとするが……。
そしてある日、記憶障害を抱える丈が、突然、一之瀬(眞島秀和)の前に姿を現す……!
引用元:『偽装不倫』公式HP
鐘子は毎日のように丈の元を訪れ、丈がプレゼントしてくれた指輪を見せたり思い出の話を語り掛けるが、丈は覚えていない、の一点張り。
いよいよ賢治と風太の“決戦”の日。プロボクサーである風太が一般の人をケガさせれば大問題になりかねないと葉子は戦いを止めるよう訴えるが風太は、これは男の決闘だと言って聞かない。実は戦いの直前、風太は賢治に断ろうとしたのだが、本気の眼差しの賢治をみて、自分も本気で受けてたたなければならないと誓ったのだ。
最初は賢治のパンチをかわすだけで殴らなかった風太だが、最後にお腹に一撃を加える。賢治のもとにかけより、不倫をして賢治を傷つけたことを謝る葉子。賢治はこんなことでもしなければ気持ちに踏ん切りがつかないだろ、と言って葉子に微笑みかけるのだった。
二世帯住宅の家に帰り、葉子の両親に不倫が原因で離婚することを告げる。取り乱し、葉子を責める母。そんな母に対し、賢治は「この件で葉子のことを責められるのは僕だけです。僕たちちゃんと幸せになりますから」と言ってなだめる。
賢治はその日のうちに家を出て行った。葉子は葉子で二世帯住宅を出て、風太の元へ行く決意を固めていた。
鐘子はそんな葉子を見ていて、何が幸せなのかを決めるのは自分なのだと思った。
数日後。葉子は風太の元へ行き、2人ともこれからの幸せを確信したような笑顔で抱きしめ合う。
一方、一之瀬先生の元を訪れた丈はあることをお願いする。自分の目を検査して欲しいと頼んだのだ。丈は手術の後遺症で右目の視力が低下し、カメラマンをやっていくことができないと考えた。しかも、丈は帰国直後に鐘子の親友のまさ子に偶然再会し、丈は「祥子さんはどうしている?」と尋ねると、まさ子は「鐘子のことを傷つけておいて、今さら何なの!?」と言われ、藤堂との新しい恋が始まったことを聞かされていた。
そこで、自分で鐘子のことを幸せにする自信のない丈は、藤堂との幸せを願って鐘子の記憶が無いフリをしていたのだ。
まさ子がバケーションから帰ってきて、丈と空港で会って会話した内容を鐘子に伝える。記憶喪失になっていないと知った鐘子は丈の元へ向かう。しかし行き違いで丈はスペインに出発していた。
丈の出発を知らされていなかった灯里も困惑する。そこへ一之瀬がやって来て、丈の主治医としてではなく“丈の友人”として真実を2人に告げた。
涙の止まらない鐘子は空港へ急ぐ。何も無い自分を変えてくれたのは丈だと強く思いながら。
鐘子は空港で出発前の丈を見つける。丈の腕をつかみ、「もう嘘はやめよう」という鐘子に「鐘子さんを幸せにすることができない」と言って丈は去ろうとする。鐘子は「自分の幸せは自分が決める」と言い返し「私は恋をするために嘘をついたけど、幸せになるためにもう嘘はつかない」と涙する。すると、丈は鐘子を抱きしめ「愛してる」と伝える。そして、思い出の“銀河鉄道”の指輪を改めて鐘子の薬指にはめて、2人は微笑み合うのだった。
『偽装不倫』第最終回(第10話)話感想
ハッピーエンドになることは予想してはいましたが、最後までやきもきする展開でしたね。空港で出発する直前の恋人を追いかけるとか王道すぎでしたが、わかっていてもどきどきはしていまいますが。
偽装不倫という設定はとてもユニークで、ユニークなのだけれど“何も無い自分”を偽ったことにより恋が始まるというのは共感できるストーリーだと思っていたのですが、後半にいくに従ってベタというか、先の展開がわりとみえてしまったのが残念だったかな、と思います。
姉の葉子の方も割とベタでしたね。もっと賢治のサイコっぷりが描かれるかと思っていたのですが、あっさり物分かりのいい良い人になりました。
葉子は賢治は自分のことを愛していない、とかお互いの条件だけを見て結婚をした、という話をしていましたけど、そうとは思えなかったです。だって、愛していなければ、プロボクサーの不倫相手にわざわざ試合を挑んだりするでしょうか。十分すぎるくらい愛しているようにしか見えなかったのですが…。私が母親だとしても取り乱して、葉子を叱ってしまうと思います。
でもドラマのセリフにもあったように“自分の幸せは自分で決める”ものなので、姉も妹もそれを実現させたということですものね!その前に“自分の幸せ”が何なのかを見つける方が難しいと感じてしまう私ですが…。
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