『サイン~法医学者 柚木貴志の事件~』とは
韓国ドラマを原作とした作品です。原作の韓国ドラマは15話だった予定があまりにも人気で第20話まで拡大されたほど。展開が早く、主人公が様々な権威と戦いながら真実に近づいていく姿はハラハラドキドキです。
また、無愛想な主人公が後輩にあたる女性(日本版でいうところの飯豊まりえさん)や元婚約者(松雪泰子さん)との微妙な関係の変化も見どころの一つです。
脚本:羽原大介、香坂隆史
演出:七髙剛、山本大輔
主題歌:東方神起 『ミラーズ』
脚本家や演出家は共に『ドクターX~外科医 大門未知子~』テレビ朝日の人気ドラマを手掛けている方々なので期待大です!
以下『サイン~法医学者 柚木貴志の事件~』第7話のネタバレあらすじ&感想をまとめています。ネタバレしますので、ドラマ『サイン~法医学者 柚木貴志の事件~』第7話をまだご覧になっていない方はご注意ください。
目次
『サイン~法医学者 柚木貴志の事件~』第7話までのおさらい
柚木(大森南朋)は、人気アイドル・北見の死体解剖を担当するが、直前で警視庁からの命令で日本法医学研究所のメンバーではない伊達(仲村トオル)に執刀医が変更される。
不審に思った柚木は死体を持ち出し、勝手に解剖する。柚木は他殺だと確信するが、青酸カリによる毒殺であると伊達が発表する。そして北見の彼女でマネージャーでもある宮島が北見を毒殺したと自首してきた。
この一件で、日本法医学研究所の院長であり、柚木の恩師でもある兵藤は責任を取って辞任。柚木は分院に左遷される。そして、兵藤を尊敬する新人・中園(飯豊まりえ)は兵藤の意思を継ぐ柚木の元で働くため、同じ分院を希望して異動してきたのだった。
柚木は中園や和泉、高橋らと権力に反発しながら、次々と起こる事件の真相を暴く柚木は中園とともに法医研に戻される。
そんな中、慶徳病院の院長は25年前の自身の医療ミスを隠すために関係者を次々を毒殺していた。それを突き止めた柚木は25年前に亡くなった実父も同じ理由で毒殺されたことを知る。そしてその殺人は、柚木が実父と同じように信頼をよせる兵藤によって自殺との検死結果が出されてもみ消されていたのだった。全ては法医研のためだった。
それを悔いて自殺した兵藤の意思を汲み、柚木はなんと今回起きた毒殺の事件も心不全による自然死であるとして、事実をねつ造する証言をする!
この一件後、法医研を去りひきこもっていた柚木だが、中園の妹を3年前に襲ったと思われる落合亮一郎がまた同様の事件を起こす。落合が犯人だと確信しているがなかなか証拠がつかめず苦しむ中園を柚木は助けるために法医研へ戻って来る。
そして、証拠不十分で釈放中の落合が最後のミッションとしてある殺人を計画していることを突き止め、柚木らは現場へ向かう。
『サイン~法医学者 柚木貴志の事件~』第7話ネタバレ
元同級生が作ったゲーム用シナリオに沿って、女性ターゲットを金槌で襲う非情かつ不気味な連続殺人事件――。3年前に新人解剖医・中園景(飯豊まりえ)の妹・優(黒崎レイナ)も襲われた、あの事件のシナリオには続きがあることが判明した。そこには、とある公園で「幸せそうな5組のカップルに復讐せよ」との指令が…! 解剖医・柚木貴志(大森南朋)と景、警視庁捜査一課の刑事・高橋紀理人(高杉真宙)は、新たな凶悪犯罪を未然に防ごうと、現場へ急行するのだが…!?
さらに、もうひとつの事件も大きく動き出す。国民的人気歌手・北見永士(横山涼)を青酸カリで毒殺したと自首し、服役していたスタイリスト・宮島清花(柳美稀)が警視庁捜査一課に電話をかけてきたのだ! しかも、清花は管理官・和泉千聖(松雪泰子)に、自分は無実だと主張。「真実をすべてお話します。会いに来てください」と懇願する。だが、上層部からは終わった事件だと一蹴され、千聖は八方塞がりに…。そんな中、事件直後の解剖で北見は窒息死だと確信していた柚木は、今度こそ真実を明らかにしようと決意。清花と面会するが、なぜか「話すことは何もない」と、追い返されてしまう。
電話があってから面会までわずか1日。その間になぜ清花の言動は180度覆ってしまったのか…。訝しがる柚木の脳裏をふと、ある人物の存在がかすめる。その人物とは面会の直前、刑務所の廊下ですれ違った謎の女・島崎楓(森川葵)。だが、彼女が清花とどういう関係なのかは不明で…!?
やがて、さらなる不測の事態が起こってしまう。清花が刑務所のシャワー室で死んでしまったのだ! しかも調べを進めると、北見事件に関する“驚愕の事実”と“さらなる謎”が浮かび上がり…。
引用元:『サイン~法医学者 柚木貴志の事件~』公式HP
ゲームのシナリオに沿った殺人事件―解決編―
ゲーム最後の“ミッション”となる5組のカップルへの襲撃を止めるため、現場に向かった警察。柚木がピエロに扮した犯人を見つけ、それ以上の被害者を生み出すことなく事件は解決する。
中園は5年前に同じ犯人に襲われ植物状態になっている妹の元へ向かう。中園は犯人が捕まったことを妹に報告すると、意識のないはずの彼女の目から涙があふれていた。
柚木はそんな中園を病室の外から複雑な心境で見つめていた。
解剖結果をねつ造した自分自身を許すことができず、法医研を去った柚木であったが中園を育てることを考え、法医研に戻ることを考えていた。
伊達の元に行くと、いずれ俺の正義がわかるはずだ、と言い、柚木の退職届を破り捨てる。柚木が頭を下げたことにして復職させてやると伊達は言うが、柚木は復職に関しては感謝するが伊達の正義には興味が無いと言って院長室を出て行った。
再び動き出した人気アイドル殺人事件
人気アイドルの北見の解剖をし、窒息死である“サイン”を見つけていたにもかかわらず、宮島による青酸カリとして事件が終わってしまっていたことを後悔していた柚木。上からの圧力により再捜査を禁じられた和泉からその話を聞いた柚木は宮島に面会させてくれと頼む。
一方、その間に宮島の元へある女性が面会に訪れていた。宮島は面会部屋に行くとそこにいた人物に異常に驚いた顔をする。そして、その面会を終えた宮島は何かに怯えたような顔をしていた。
その直後、柚木が早速宮島へ面会に行くと、挙動不審の宮島は「ただの記憶違いでした。もう帰ってください」と柚木に北見殺しの事件のことは何も話さず面会部屋を出て行ってしまう。
その夜。次期総裁候補の秘書・佐々木は誰かと電話で話している。佐々木は「どうしてそんなことをしたんですか!もうこれ以上勝手なことはしないでください!」と言って、怒りをなんとか抑えながらも声を荒げていた。
その電話のあと、「大至急、頼みたいことがある」と佐々木はどこかへ電話した。
翌日、高橋が再び宮島に面会に行くと、所内がざわつき始める。なんと入浴中の宮島が亡くなったのだ。
解剖は柚木が担当した。宮島の指先には感電したやけどの跡がかすかに残っていた。柚木は現場検証をしている和泉に電話し、調べてもらうと照明に使われている電球に細工が見つかった。宮島は感電後、転倒し亡くなったものと推定された。
翌日、再び刑務所へ高橋が事情聴取に向かう。宮島と同じ部屋の受刑者に話を聞くと、亡くなった宮島がシャワーを浴びている間、アキが宮島のシャワー室を覗いていたという証言を得る。アキはちょうど仮釈放であったため、高橋が刑務所を出たところでアキを捕まえて話を聞く。
アキは浴室で宮島が倒れているのを発見したが、自分が疑われることを恐れて黙っていたという。アキはむしろ、宮島の親友だった。2日前に急に何かに怯え始めた宮島にアキは事件のことを聞いていた。宮島は青酸カリで北見を殺害するよう依頼されたが、直前で怖くなり、代わりに北見の芸能事務所社長・会田が青酸カリを持って行ったのだと言った。そして、自分が死んだらこれを警察に話して欲しいとアキは託されていたのだった。
その夜。誰もいない駐車場で伊達は佐々木と会っていた。佐々木が「これからも引き続きお願いします」と言うと伊達は「これ以上に何をしろと言うのだ。私にも解剖医としてのプライドがある」と言って去ろうとすると車の中から総裁候補の島崎が出てきた。そして、たっぷり間をおいて「引き続きこれからもよろしくお願いします」と言いながら握手を求める。法医学研究所の未来を考える伊達はその握手に応じてしまうのだった。
和泉と高橋は北見が殺されたコンサート会場の防犯カメラを再び検証していた。事務所社長の会田が北見の楽屋からコーヒーを持って出てきた直後、スタッフとぶつかり、スタッフジャンバーにコーヒーをかけてしまっていた映像があった。アキから聞いた宮島の証言によれば、そのコーヒーに青酸カリが混入されていたはずであるかた、そのジャンバーを調べて青酸カリが検出されれば会田を重要参考人とできると和泉は考えた。
会田の会社がスタッフジャンパーを管理しているため、それを取りに行くと会田はあきらかに動揺していた。
コーヒーをこぼされたスタッフが持っていたジャンパーを調べると青酸カリが検出されていた。これにより、和泉と高橋は状況証拠がそろったとして会田を重要参考人として引っ張ることを決めた。
一方、柚木は再び刑務所へ向かっていた。柚木は宮崎に面会に行ったときにすれ違った黒髪の女が気になっていた。面会名簿を見ると柚木の直前に面会をしていた人物は“島崎楓”と書かれていた。
島崎楓を調べると、次期総裁候補の娘で北見の元恋人だった。柚木は急いで楓の通う女子大へ向かう。柚木が必ずこの事件の真相を暴くと宣言をすると、楓は「楽しみにしていますね」と不敵な笑みを浮かべるのだった。
『サイン~法医学者 柚木貴志の事件~』第7話感想
ついにドラマで最初に起きた謎の事件が再び動き始めました。
来週が最終回ではないかと思うほど、ハラハラドキドキが高まってきましたー。
あきらかに葵が犯人だとわかっているのに追い詰められないのが歯がゆい展開ですね。
事件の方も気になりますが、柚木の中園に対する愛情は非常に強いものを感じますね。柚木はどんな権力にも負けずに死者の声を聴くという強い信念を曲げずにやってきた柚木が慶徳病院の事件で事実をねつ造したことは一生後悔し続ける出来事でした。もう、法医学者としてやっていくことは諦めた、というかそれは自分が許せないところだったと思います。
でも、そんな柚木が中園を一人前の法医学者に育てるため法医研に戻る決意したのですから、中園への想いは相当なものだったことが推測できますね。
ただ、法医学者として、もう二度と真実を見逃すことはできない柚木。どのようにして葵と対決していくのか、最終回まであと2回!見逃せません!
最終回まで待てない!という方は原作ネタバレページへどうぞ!
『サイン~法医学者 柚木貴志の事件~』第8話あらすじ
人気歌手・北見永士(横山涼)を毒殺した罪で服役するも不審死を遂げた宮島清花(柳美稀)、そして実際に永士の飲み物に青酸カリを入れた所属事務所社長・会田幹彦(猪野学)。2人と共謀した主犯は次期総裁候補・島崎藤一郎(小木茂光)の娘・島崎楓(森川葵)であり、彼女こそが北見を窒息死させてとどめを刺したに違いない――。北見の喉から見つかった青い繊維と照らし合わせ、そう確信する「日本法医学研究院」の解剖医・柚木貴志(大森南朋)。だがその矢先、真実の鍵を握る会田が死亡してしまう! しかも、ホテルの部屋から飛び降りたと見られる会田の遺体は、島崎の秘書・佐々岡充(木下ほうか)の要請で、島崎と裏でつながる「日本法医学研究院」の院長・伊達明義(仲村トオル)が解剖することになり…!?
その頃、警視庁捜査一課の管理官・和泉千聖(松雪泰子)は会田の死に島崎サイドが関与していることを立証し、追い詰めようと計画。まもなく千聖の部下・高橋紀理人(高杉真宙)が、死亡推定時刻範囲内に会田の宿泊階で、楓らしき女が目撃されていたことを突き止める。だが、翌日に迫った司法解剖で伊達が自殺と判断すれば、捜査の続行は不可能だ…。自らのキャリアをふいにする可能性を視野に入れながらも、真実追求の覚悟を決めた千聖は、島崎の妨害を封じ込める“禁じ手”を実行することに! 一方、柚木はある切り札を盾に、伊達の助手として会田の司法解剖に参加。当然のごとく2人の解剖所見は食い違いを見せるが、その直後に伊達が耳を疑う言葉を発し…!
そんな中、楓がついに任意聴取に応じる。だが、そこには“思わぬ落とし穴”が待ち受けていた――。
引用元:『サイン~法医学者 柚木貴志の事件~』公式HP
コメントを残す