ドラマ『ルパンの娘』は2019年7月よりフジテレビ系木曜22時~枠で放送されることが決まりました。原作は2015年に講談社より発売されている、『ルパンの娘』という同名小説です。
視聴率がひと桁続きと不振だった『ストロベリーナイト・サーガ』の枠での放送となります。シリアスな雰囲気のミステリーから一新、コメディタッチのミステリードラマです。
小説のあらすじをまとめています。
『ルパンの娘』相関図
『ルパンの娘』4話あらすじ
三雲華(深田恭子)は、桜庭和馬(瀬戸康史)の母、美佐子(マルシア)の信頼を得た。しかし、和馬から“Lの一族”逮捕の手柄を立てて捜査一課に入ることが華との結婚条件と聞いてしまい胸中の複雑さは拭えない。
そんな折、和馬の父、典和(信太昌之)が見合い話を持って来た。相手は元警視総監の孫娘、橋元エミリ(岸井ゆきの)。華を気に入った美佐子は反対するが、典和は見合いを断れば和馬の昇進はなくなり、捜査一課への異動も出来ないため、華との結婚も無くなると言う。途方に暮れる和馬に、美佐子はとりあえず見合いをするよう勧める。見合いをしてエミリから断ってくれれば良いと言う美佐子に、和馬は勇気づけられる。だが、見合いの結果、和馬はエミリに気に入られてしまう。
華は円城寺輝(大貫勇輔)の協力で、和馬とエミリのデート現場へ潜入。円城寺が仕掛けた盗聴器で二人の会話を聞く華だが、聞こえて来たのは和馬からエミリへの愛の告白。実は、断片的な会話に過ぎず、和馬はエミリとの結婚を断っていたのだが、華は誤解してしまう。
傷心の華が家に帰ると、尊(渡部篤郎)たちが騒いでいる。ニュースで“Lの一族”の似顔絵が公開されていたのだ。泥棒コスチュームの華だが、本人と見比べた尊たちはこの似顔絵では分からないだろうと一安心。そんな尊たちの新たなターゲットは国際ロマンス詐欺師。この男が女性たちから騙し取った金で集めた金塊を奪い取ろうというものだった。
以下ネタバレします。
Lの一族を捕まえること
和馬が捜査一課に異動になるには、L一族を捕まえなければならない。華はそれを聞き心が苦しくなる。
和馬のお見合い
和馬が家に帰ると、父の典和がお見合いをするように言う。警視総監の孫娘で、東大法学部卒業のエリート一家の橋元エミリだ。エミリの顔に泥を塗ったら、警察組織の中でのキャリアアップは見込めないという父の発言に唖然とする和馬。
和馬が悩んでいると、母の悦子がお見合いだけすればいいといった。エミリが和馬を選ばなければいいというのだ。とっととお見合いしてフラれてきなさいという母の言葉に、和馬はお見合いを受けることに決めた。
お見合い当日
橋元警視長と娘エミリ、典和と和馬はお見合いに臨んでいた。堅苦しい挨拶をする典和に、橋元警視長はリラックスするように言った。
エミリは和馬を社内報で見つけて、父にお見合いがしたいといってきたという。
目を会わせようとすると、見られると話せないというエミリに、眼を伏せて話をする。エミリは、趣味もなく休みの日には家にいるという。エミリは巻栄一のいとこでもあった。
その様子を円城寺が見て、その様子を写真に収めた。
華に会うと、その写真を円城寺は見せた。警察一家のご令嬢のようだというと華は「冗談だよね」という。冗談で華を傷つけたりはしない。密会現場を見たいなら協力すると円城寺は華に告げた。
お見合いの結果
エミリは和馬を気に入ったといい、結婚前提にお付き合いしたいといってきた。そして、一緒に俳句を読み合いたいという。
その現場に、円城寺と華が張り込んでいた。
エミリに和馬は、結婚前提に付き合っている人がいるといったが、その声が聞こえない。円城寺は、盗聴器をもって、二人が座る席に近づいた。
華は盗聴していた部分だけを聞くと、エミリを好きだという風に聞こえてしまう。
エミリは、和馬の話を一通り聞くと、お見合いは私が断ったといっておくので、友達になってほしいという。
和馬からの電話
とんだ二股野郎だなという円城寺。華は電話に出ると、「今まで何してたの?」と聞く。和馬は、仕事だよと少し焦りながら言う。しかし、華はだったらいいよ、というと和馬の電話を切ってしまった。そして、かけなおす和馬の電話にも出ない。
テレビではドロボースーツの似顔絵が公開されていた。
国際ロマンス詐欺
そのころ、国際ロマンス詐欺の話で三雲家は盛り上がっていた。軍人などすぐには会えない職業を設定し、甘い言葉をささやく。そのうちにけがをして、その手術費用をだまし取ったのだ。
騙された女性の中に、華が務める図書館で幸せそうに結婚報告をした女性、智子も含まれていた。彼女の被害金額は2000万だった。
詐欺師はだましとった金を金塊に変えてもっていること、その金塊を狙うL一族。
立て籠もり事件
しかし、智子が先に行って詐欺師の部屋で立てこもり事件を起こしていた。
これは大ごとだ、手を引こうという尊・悦子・マツだが、華はこのまま智子を殺人犯にはできないといい、行くよ!と声を上げる。
警察はSATを手配し、その様子を渉が伝える。SATが住人に調査協力を仰ぐことを知った尊と悦子は先回りして、SATを迎え入れる。そして催眠スプレーで全員を眠らせてしまった。
てんとうむし3号を飛ばしてみたが、途中で落ちてしまったがヘリウムガスが噴出し、SATは撤退した。詐欺師を成敗すると、金塊を盗み出すL一族。被害者に返すというのだ。
そこに和馬がやってきて、階段を駆け上がる。
マツ・尊・悦子が脱出するが、華は智子から包丁を抜き取り、詐欺師を縛り上げていた。そこへ和馬がやってくる「見つけたぞ!」という声に振り向く華。
華?と和馬は思ったが、そこへカーテンがひらめき、華の顔を隠した。
『ルパンの娘』4話感想
橋元えみりのキャラが原作とはかなり異なりましたね。
原作では巻栄一のいとこではあるんですけど、かなり華やかな元読者モデルだったはず。
そもそも、華と別れた後に橋元えみりとのお見合い話が持ち上がるんですよね。
エミリは男友達と話せるようになりたいといい、和馬に友達になってほしいといったあたり共感が持てる女子でした。
エミリの結婚式の日に、巻栄一の悪事を暴くという女子にとって悪夢のような展開も、ドラマではなさそうです。
原作も面白いけれど、ドラマの方がキャラ立ちが良いので誰もが楽しめます。
ドロボースーツの変身シーンもよいです。
変身ってなんだか、好き。セーラームーンとか仮面ライダーとかの変身シーンもとても印象的ですね。それに、変身して口調が変わるキャラ設定もすき(笑)。
まだまだ見ていたいドラマです。終わらないでほしい~!
『ルパンの娘』5話あらすじ
金塊を盗み出した時、三雲華(深田恭子)は桜庭和馬(瀬戸康史)と顔を合わせた。ついに自分が“Lの一族”だとバレてしまったのではないかと不安になる華は、和馬に呼び出される。正体を偽っていたことを謝ろうとする華だが、先に頭を下げたのは和馬。和馬は橋元エミリ(岸井ゆきの)とお見合いしたことを正直に話して華に詫びる。断ったと聞いてホッとする華だが、和馬は昨日の18時ごろにどこにいたのか尋ねて来た。それは、華が和馬と顔を合わせた時間。華は明日、結婚記念日を迎える両親への動画を撮影していたと和馬に見せる。撮影時間を見た和馬は華を抱きしめた。和馬の胸の中で、華はまたウソを重ねたことを嘆く。
華が帰ると、尊(渡部篤郎)、悦子(小沢真珠)、マツ(どんぐり)は次のターゲットを決めていた。世界各国の男にすり寄り、金品を奪う女泥棒から200億円はするという伝説のダイヤモンドを奪う計画。しかし、まだ女泥棒のアジトがつかめていない。渉(栗原類)はタブレットから、女泥棒には男二人の強面の手下がいると警告。華はもう泥棒はしないと断った。
マツは和馬と何かあったのかと華に聞く。アリバイ動画はマツと作ったものだった。信じてもらえたようだと華が話していると、和馬からメッセージが着信。和馬の両親の結婚記念日も明日なので、合同結婚記念パーティーを桜庭家でやろうとの誘いだ。マツがうっかりメッセージを読み上げると尊たちに聞かれ、桜庭家へ出向くことに…。

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