菅田将暉さん主演ドラマ『3年A組〜今から皆さんは、人質です〜』最終回ラストまでのネタバレあらすじと感想をまとめてみました。
いよいよ最終回、今夜、景山澪奈(上白石萌歌)の死の真相がついに明らかになります。
景山を殺したのは自分だという発言があった茅野さくら(永野芽郁)の真意も気になりますが、柊一颯(菅田将暉)が真相を明らかにするためには、自分が悪者にならなければいけないと語っていたことから、黒幕は特定できる個人ではなく、世間というオチである可能性が濃厚です。
柊は何のために戦ってきたのか?生徒を人質に取った立てこもりという壮大な物語が、どう収束されるのか?どんな結末になっても、賛否両論分かれる展開となりそうですね。
以下、ドラマ『3年A組〜今から皆さんは、人質です〜』最終回ラストまでのネタバレあらすじと感想をまとめています。ネタバレしますので、ドラマ『3年A組』最終回の視聴がまだの方はご注意ください。
目次
ドラマ『3年A組〜今から皆さんは、人質です〜』最終回までのおさらい(ネタバレ)
- 武智に会いに向かう景山澪奈に、話があると接触した茅野さくら、景山の死の直前に茅野が景山と会っていたのは事実で、茅野は自分が景山を殺したと発言している
- 柊は協力者である相楽孝彦に依頼し、景山が死の直前に密会していたのは柊であると判断できるような動画をSNS上に故意に流出させる、これによりネット上は柊への誹謗中傷で炎上するに至る
- 柊の立てこもりの目的は景山を死に追いこんだ黒幕に罪を自覚させること、そのためには柊が悪者になる必要がある
- 悪者になるために、柊は人質にとった郡司を連れ、屋上へ向かい、銃弾に倒れた
宇佐美香帆(川栄李奈)←←里見海斗(鈴木仁)←甲斐隼人(片寄涼太)←ハングレ集団ベルムズのリーダー・岸マサオミ←魁皇高校教師・hunter(武智)という部分までが明らかになっていますが、武智の背後にまだ黒幕がいると明言されています。
しかし、その黒幕は元文部文化大臣・牧原以上の大物であることが示唆され、柊が悪者にならないと追求できない存在(名指しできない、特定できない)であることから、黒幕は情報の真偽を確かめようともせずに騒ぎ立てる世間・・・となりそうな可能性が濃厚です。
さらに詳しい最終回までのネタバレあらすじが知りたい方はこちら
ドラマ『3年A組〜今から皆さんは、人質です〜』第9話以前のネタバレあらすじが知りたい方はこちら
『3年A組〜今から皆さんは、人質です〜』最終回のネタバレあらすじ
あらすじ
一颯(菅田将暉)が、郡司(椎名桔平)を人質に取り、マシンガンを突き付けて校舎の屋上に現れた。世間の人々はこの一颯の凶行に注目する。とある街角、とある店の中、とある家で、この事件の行く末を見届けようとする。そして、翌朝の8時にマインドボイスのライブ中継にて全ての真相を話す……と語った瞬間、一颯の胸に銃弾が突き刺さる。
果たして、この物語の最後に待ち受ける本当の衝撃的展開とは――。
本作が目掛け続けたこと、伝えたいこと、その全てが詰まった最終回。
一颯が、一颯を取り巻く人物たちが、立ち向かおうとした相手は誰か――。彼が「変わってくれ」と願ったその意味とは何か――。
これまでの謎がすべて解き明かされ、そして一つの「目的」に集約されていく。
3年A組が迎える運命の10日目。是非皆さんご一緒に見届けていただければ。
引用元:ドラマ『3年A組〜今から皆さんは、人質です〜』公式HP
以下、ネタバレになります。
柊が語った真相
瀬ヶ山署生活安全課・郡司真人(椎名桔平)を人質に取った3年A組担任・柊一颯(菅田将暉)が屋上へ現れた。SNS上は、柊への誹謗中傷で炎上。そんな中、柊が突然何者かの銃弾に倒れた。
しかし、柊は生きていた。『残念ですね・・・そう簡単には死ぬわけにはいかないんですよ!』柊は防弾チョッキを着ていたらしい。
『改めて発表します!』明日朝8時に、マインドボイスのライブ中継を使って、真実を発表するという柊。もし邪魔をするような者が現れれば、柊は校舎ごと爆破すると続ける。『真実はどこにあるのか?Let’s think!』
その頃、3年A組の教室では、茅野さくら(永野芽郁)が、自分こそが景山澪奈(上白石萌歌)を殺した犯人だと名乗り出ていた。『先生は私のためにあんなことをしてる・・・だからみんなに聞いてもらいたいの』
3月10日に日付が変わった。『もう話してもいいんじゃないか?』立てこもり事件を起こした本当の理由を聞きたいと郡司が申し出、柊が話し始めた。
『きっかけは文香(土村芳)のフェイク動画を見たことでした』生徒とホテルへ入る文香のフェイク動画が、出回った。文香は追い詰められ、柊は犯人探しをすることを決意。ベルムズと3年B組担任・武智大和(田辺誠一)の関係に気づき、柊は魁皇高校へ潜入することに。
その後、膵臓癌が再発しながらも、教師を続けていた柊。景山のフェイク動画が出回ったのは、そんな時だった。柊は景山を陥れた犯人が、文香と共通していることを直感。さらに調査を続けるも、ガンが悪化し、柊は余命宣告を受ける。
そして、景山は自ら命を絶ってしまう・・・犯人が武智であることを知っていたにもかかわらず、景山を救えなかったことを柊は悔いた。そんな柊を、今回の件を明日への活力へつなげるよう、励ました文香の父・相楽孝彦(矢島健一)。柊はある決意を固め、孝彦にそのことを報告。孝彦を介して、五十嵐徹(大友康平)の協力を得た。こうして、柊は孝彦と五十嵐とともに、計画の準備を進めていった。『そしてこれはある生徒のためでもあるんです』と柊は郡司に告げた。
茅野の告白
その頃、教室では茅野が、景山とあのビルで会っていたのは自分だと明かしていた。あの日、ビルの屋上へ景山を呼び出した茅野は、皆につられて景山を無視してしまったことを詫びた。
『やめて・・・なんでそんなこと言うの!なんで私を責めるの!?』茅野が自分の味方だということを信じたい気持ちはあるものの、景山は精神的に追い詰められ、皆が敵に見えると語る。『だから、もう無理なの・・・』景山は柵を越え、飛び降りた。
そんな景山の手を茅野が捉えた。『お願い・・・楽にさせて』懇願する景山の手を、茅野は離し、景山は落ちていった。
『だから私のせいなの・・・』語り終えた茅野に、『それは違う!』と声を上げた逢沢博己(萩原利久)。『先生もそう言ってくれたの・・・』茅野は真実を柊に明かした際、柊も自分のことを責めなかったと語った。
『景山が亡くなったのはお前のせいじゃない』柊は、あの時たとえ景山のことを助けていたとしても、本当の意味で景山を救うことはできなかったのではないかと茅野に告げた。その理由は、景山を追い詰めた理由が他にあるから・・・しかし、茅野はたとえ柊の言うことが真実でも、自分の罪は消えないと考えているらしい。
向かい合ったまま、朝を迎えた柊と郡司。柊は郡司の手錠を外すと、1人屋上へ姿を現した。
『気になってたんだけど、なんで屋上へ呼び出したんだろう?』3年A組の教室では、熊沢花恋(堀田真由)がそう疑問を呈していた。真相を語るだけならば、危険な外部へ出る必要があるのか?『もしかして飛び降りるため!?』甲斐隼人(片寄涼太)が声を上げる。生徒たちは協力して、ふさがった屋上への道を復旧し始めた。
『柊のところへ行きたいんだろう?俺も手伝うよ』解放された郡司も、廊下の反対側から天井から崩れ落ちた瓦礫をどかし始めた。
最後の授業
『昨日説明した通り、このライブ中継を使って、俺がなぜ立てこもりを始めたのか説明します』屋上へ姿を現し、スマホのカメラの前に立った柊はそう言うと、武智と景山が密会していた防犯カメラの映像として公開された動画を再生した。『はい、カット!』という声が入り、武智役の柊と景山役の女子高生の姿が映し出された。(ええええ?)(どういうこと?)混乱したユーザーのコメントが、溢れる。柊はこれが自分が作ったフェイク動画であることを明かした。
柊が立てこもりを始めた日、狂気の教師として、柊を叩いた世間。その後、武智が絡んでいたことを知ると、その矛先は武智へ。反対に柊は正義のヒーローとして崇められた。しかし、その直後、柊が犯人である可能性が高まると、次は柊に誹謗中傷が集中する。きっかけはたったひとつのフェイク動画。その真偽も確かめずに、コロコロと考えを変える世間の酷さを、柊は糾弾した。
(こいつウザい)(キモー)(死ね)SNS上へ溢れる書き込み。『それだよ、それ!そのお前の自覚のない悪意が景山を殺したんだよ!』柊は声を荒らげる。景山はSNS上の誹謗中傷によって追い詰められ、幻聴が聞こえるまでに精神を病んでいたと柊は明かす。
『景山は泣きながら俺に訴えてたよ。彼女の気持ちがわかるか!?お前たちの言葉が、彼女の心を殺したんだよ!』と柊は続ける。茅野と屋上であっていた際も、景山には幻聴が聞こえていた。『やめて・・・なんでそんなこと言うの!なんで私を責めるの!?』という景山の言葉は、茅野に向けられたものではなく、自分を責める幻聴が聞こえたからこそ、発されたものだったのだ。
自分たちには関係ない、自由な発言が許されるのがネットだし、というような自分たちの正当性をアピールするようなコメントが相次ぐ中、柊は『逃げてんじゃねえぞ!』と訴える。怒りではなく、これは柊の祈りだった。
無責任な発言が相手を深く傷つけるかもしれない、命さえも奪える力があるかもしれないとまずは心に刻んでほしいと、カメラに向かって柊は訴えかける。『もっと自分を大切にしようぜ!もっと人に優しくしようぜ!』涙ながらに、柊は叫んだ。
おそらく自分の言葉は皆には届かないだろう。しかし、誰か1人の心に届いてくれれば、いつかそれが10人になり、100人になる可能性もあるかもしれない。そうであれば、自分が今日ここに立って訴えた価値がある、柊は最後に安らかな顔でそう語り、『聞いてくれてありがとう・・・この瞬間を持って、俺の授業は完結する』とライブ配信を終えた。
『先生!』そこへ茅野が駆けつけた。柊は笑顔を浮かべたまま、屋上から身を投げた。
結末
茅野が柊の手を捕まえた。『茅野、その手を離せ。俺を楽にさせてくれ・・・』柊の言葉を聞いた茅野の脳裏に、同じ状況で楽にさせてくれと言った景山の言葉が蘇る・・・『ダメ!!お願いだから、生きてください!!』しかし、茅野1人の力ではどうしようもできない。落ちそうになる柊を、甲斐を始め、駆けつけた3年A組の生徒が引き上げた。
『茅野、お前は本当に楽になると思って、景山の手を離したのか?』と尋ねる柊。『違います。私は澪奈に生きて欲しかった。だから、その手を必死に掴んで・・・』と茅野は答えた。柊はそうであれば、茅野が責任を感じることはないと告げ、『よく頑張った』と茅野を抱きしめた。
『もしかして、これも茅野のために・・・?』気づいた生徒から声が上がる。柊は茅野に自分を救わせることによって、自分が景山を殺したのではないかという後悔から救おうとしたらしい。『死ぬのは怖いな・・・』柊の顔に笑顔が浮かんだ。
校庭では、武智が文香に心からの謝罪をし、文香も武智を許した。そして、柊は器物損壊やその他の容疑で、郡司から手錠をかけられる。
外へ出ると、文香が『ありがとう』と柊に礼を述べた。『俺は自分のためにやっただけだよ』という柊。『先生!』『先生!!』生徒たちが追いかけてきた。1人1人の顔を見つめ、『みんないい顔してるな・・・卒業おめでとう!!』と柊は言い、パトカーに乗せられ、去っていった。
それから、4年後の魁皇高校。生徒たちが柊の3回忌を終え、表へ出てくる。結局、あの立てこもり事件から1年後、柊は寿命を全うしてこの世を去った。そして、立てこもり事件の際にマインドボイス上で集められた身代金は、その後全額ユーザーに返金されているらしい。
そんな中、1人茅野だけが教室へ残り、柊の遺影と向き合っていた。茅野は『これだけはどうしても言いたくて・・・あの10日間は、私にとって青春でした』と遺影に向かって笑顔で告げる。
柊の最後の授業からたくさん学んで、たくさん考えるようになった茅野。一方の世間は、柊の最後の授業をきっかけに大きく変わったということは全くない。
しかし、自分の心の中に、今も柊の教えが息づいているように、柊の思いが、誰かに伝わってくれればいいと茅野は考えている。
同じ頃、マインドボイスを開いていた1人の青年が、(お前なんか死ねばいいのに)と打ち込んだ。enterを押しかけた指を止め、少しの間考えたのちに、青年はdeleteを連打し、メッセージを消したのだった。
『3年A組〜今から皆さんは、人質です〜』最終回の感想
ドラマ『3年A組〜今から皆さんは、人質です〜』最終回が終了しました。柊が景山を追い詰めた黒幕であるSNSの利用者に対して、SNSを使った暴力を知らしめ、心のからの授業を行った最終回となりました。
ドラマが訴えたいことは非常に真っ当で、また菅田将暉さんの演技が素晴らしかったことにより、なかなかいいドラマだったと言えますが、常識ある大人の視聴者にとっては、少し当たり前過ぎた結末のように感じたのではないかと思います。特に、ドラマ前半で出てきた伏線に、意味のないものが多く、そこから推理を楽しもうとしていた視聴者には、少し物足りないドラマだったかもしれません。
とはいえ、教師という立場にあった柊が、恋人に起こったことや教え子の景山に起こったことから、何かしら意味のあるものを生み出そうと考え、最後の授業という決断に至った柊の勇気には感動しました。10代の視聴者にとっては、何かしら考えることがあったドラマになったのではないかと思います。
『3年A組〜今から皆さんは、人質です〜』の次に始まるドラマは?
ドラマ『3年A組〜今から皆さんは、人質です〜』最終回の次に始まるドラマは、原田知世さん・田中圭さん主演ドラマ『あなたの番です』です。
本日総勢30人を超える個性豊かな豪華キャストの皆さまが解禁されました‼
そして、公式Instagramが出来ました!是非フォローしてください✨https://t.co/MFbrAGLVZP#原田知世 #田中圭 #西野七瀬 #木村多江 #生瀬勝久 #竹中直人#豪華キャスト#あなたの番です #ザワつく日曜日 pic.twitter.com/SYGpSFeigZ— 【公式】あなたの番です (@anaban_ntv) 2019年2月24日
とあるマンションに越してきた原田知世さんと田中圭さん演じる新婚夫婦が、マンション内で起こる交換殺人事件に巻き込まれていく・・・というミステリーとなっています。
企画・脚本は、秋元康さん。同枠で放送された、秋元康さん企画のドラマ『愛してたって秘密はある』もミステリー要素の強い作品で、犯人が誰か、かなり楽しめた記憶がまだ新しい視聴者も多いのではないでしょうか?
総勢30名を超える、マンション住人の中で犯人が誰なのか?、今回も楽しめそうですね。
ドラマ『あなたの番です』の初回放送は、2019年4月14日(日)22時半〜スタートです。初回を楽しみに待ちたいと思います。
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