2019夏のドラマのあらすじまとめてます

トレース科捜研の男ネタバレを最新話結末まで!最終回で真犯人,壇の異常な執着が暴かれ裁きを受ける?!


錦戸亮さん主演ドラマ『トレース〜科捜研の男〜』の原作コミック最新話結末までのあらすじをネタバレでまとめてみました。

新ドラマ『トレース〜科捜研の男〜』の原作は、古賀慶氏作のコミック『トレース〜科捜研法医研究員の追想〜』です。8歳の頃に自分以外の家族全員が命を失うという陰惨な事件を体験した主人公・真野礼二(錦戸亮)が、科捜研法医研究員になり、家族に起こった事件の真相と真犯人を科学捜査で追求していくというストーリーとなっています。

真野の兄が一家の命を奪った挙句に命を絶った、つまりは一家心中とされたこの事件の背後には、驚くべき真相がありました。科学捜査という、地道ながらも絶対に揺らがない事実が少しずつ集まり、次々とあぶり出されてくる23年前の事件の真相と真犯人への手がかり。やがて思いもよらない結末へと繋がっていきます。

以下、錦戸亮さん主演ドラマ『トレース〜科捜研の男〜』の原作コミック最新話結末までのあらすじをネタバレでまとめるとともに、最終回の結末に関して考察しています。ドラマ最終回のネタバレにつながる可能性がありますので、ご注意ください。

NEW!
『トレース〜科捜研法医研究員の追想〜』連載コミック『ゼノン』2019年2月号掲載、6巻収録予定の最新話のネタバレ追記しました。

 

 

『トレース〜科捜研の男〜』原作コミックの概要

ドラマ『トレース〜科捜研の男〜』の原作は、古賀慶氏作のコミック『トレース〜科捜研法医研究員の追想〜』で、現在5巻までが発売されていて、現在も連載中です。第6巻は2019年の2〜3月に発売予定で、本記事では連載中の作品含めてネタバレしていますので、未読の方はご注意くださいね。

 

『トレース〜科捜研の男〜』の原作コミックの主人公は、23年前に家族をある壮絶な事件で失くした真野礼二(錦戸亮)

『トレース〜科捜研の男〜』は、

  • 日々持ち込まれる様々な事件から、鑑定結果という揺るがない事実を突き止め、事件の真相を解決していく短編
  • 自身のトラウマとなっている過去の事件の真相に迫る大筋の物語

とで構成されています。

本記事では物語の大筋となり、ドラマ最終回の結末へ繋がっていくであろう真野の家族が関わる事件の真相と犯人についてネタバレしていきます。

なお、原作コミック『トレース〜科捜研法医研究員の追想〜』では徐々に明らかになってくる事件の真相と真犯人像を、本記事ではわかりやすいよう、時系列順に最初から激しくネタバレしていきます。原作コミックとは展開の順番が異なりますのでご了承ください。
 

 

『トレース〜科捜研の男〜』の軸!練馬一家殺害事件とは?

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この章の登場人物

源(真野)礼二
源家の次男で事件当時8歳。事件後、母方の遠縁にあたる親戚の養子となり、真野姓に変わる。

 

源 義一
源家の長男で事件当時、高校生。

 

源 仁美
源家の長女で事件当時16歳の高校生。兄と同じ高校へ通う。事件当時、妊娠していた

 

真野の両親
事件当日は平日であるにもかかわらず、父親は休みを取り、専業主婦だった母親と共に在宅。

 

虎丸良平(船越英一郎)
事件当時、交番勤務の警察官で、礼二からの通報を受け、現場へ1番に駆けつけた。

 

事件の概要

事件は雨が降る、23年前の6月20日に起こった。

その日の朝、家から学校に出かけて行ったのは当時8歳だった礼二のみで、父親も兄も、姉も仕事や学校を休み、自宅へいた。自分も学校を休んで家にいたいと真野がぐずると、姉の仁美から今日は家に来客があり、大事な話があるため、学校へ行くよう諭された。

真野が帰宅すると、リビングで義一を除く、両親と仁美が亡くなっていた。凶器に刃物が使用されたらしく、あたりは血の海と化していた。

駆けつけた虎丸が見たもの

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真野の通報を受け、現場へ先輩警官と共に駆けつけた、当時新米警官だった虎丸。血痕がリビングから廊下を伝い、2階への階段へと続いていたため、犯人がまだ屋内に潜んでいる可能性もあると考え、虎丸は2階へ。

長男・義一の部屋を開けると、ドアノブに首を吊った状態で、義一が息絶えていた。義一の足元には、『お父さん、お母さん、仁美、礼二本当にごめんなさい。僕は死んでお詫びします。源義一』と書かれた遺書が置かれていて、事件は長男・義一が家族を殺害したのちに、自ら命を絶った一家心中事件として処理された。

実は捜査でわかっていた不審な点

  • 現場には大量の血痕が残されていたにもかかわらず、義一の衣服に返り血は一切なかった
  • 木箱に5つ入りの客用の湯のみのうち、ひとつが欠けている

成長した真野は、以上のことや、姉・仁美の言葉から、この日家に来客があり、その客こそが家族を殺害した真犯人で、兄は犯人ではないと確信。真相と真犯人を明らかにし、裁くため、科捜研に入ることに。遺品にあった姉・仁美の手帳をもとに、仁美の交友関係から事件を探っていく。
 

 

『トレース〜科捜研の男〜』の一家心中の背後にあった秘密をネタバレ

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兄へのいじめと姉への暴行事件

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この章の新たな登場人物

壇浩輝(千原ジュニア)
義一のクラスメイト。成績優秀、容姿端麗、家柄も良く、しかもそれを自慢するところがないことから、皆から好かれている。父親は当時、警視総監で現法務大臣の壇崇。

 

新妻大介
義一のクラスメイト。中学時代の義一の親友で、家によく遊びに来ていた。

 

佐保優作
義一のクラスメイト。

 

先生
仁美の副担任。

 

いじめに遭っていた義一

当時、義一は壇・新妻・佐保のクラスメイト3人によるいじめに遭っていた。いじめの主犯格は壇浩輝で、いじめの指示は壇が出している。

いじめの末に起きた暴行事件

事件が起こる6ヶ月前、義一は壇たちに脅迫され、妹・仁美を学校の体育倉庫へ呼び出した。兄に呼ばれた仁美が体育倉庫へいくと、そこには壇、佐保、新妻の姿が・・・仁美はそこで暴行を受ける。

事件直前、真野が深夜トイレに起きた際に、リビングで泣いている母と姉、父親に襟元を掴まれ、殴られる義一の姿を目撃しているが、それは仁美が暴行に遭ったことを両親に告白したからであった。

仁美から告白を受けた副担任

休学手続きをしたいと仁美から相談を受けた仁美のクラスの副担任だった男性教師(以後、先生と表記)。仁美は暴行を受け、妊娠したことを明かした。

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先生は激しいショックを受け、警察に届けるべきだと主張したが、仁美は産む決意を固めていた。家族と話し合った結果、兄や子供のためにも、今回の件は警察沙汰にしないと決めたのだという。

それからしばらくした後、事件が起きた。世間では義一が家族全員を手にかけた末に自ら命を絶ったということになっていて、当時義一がいじめに遭っていたこと、仁美が妊娠していたことについては一切報道されることはなかった。

あの時、自分が仁美を警察へ連れて行っていれば、義一へのいじめを止めようとしていれば事件は起こらなかったかもしれないと先生は激しく後悔し、こんな自分に教師の資格はないと教師を辞めた。以後、真犯人を見つけることが自分にできる償いだという思いで、先生は真野の協力者となる。

先生は仁美と恋愛関係にあった?

名前は登場せず、真野もただ『先生』と呼ぶこの人物。先生と真野は、遺品から出てきた姉・仁美の手帳をもとに、真野が聞き込みを進めた過程で出会いました。

当時、兄へのいじめがあったらしいという不確定な情報しか持っていなかった真野に、いじめが事実で、その結果、仁美が妊娠していたという衝撃的な事実を教えてくれたのは先生です。

自分が仁美からの告白を受けた時点で警察へ届けていれば、不幸な事件は起こらなかったのではないかと後悔する先生が協力を申し出る形で、2人は共に真相と真犯人を探る相棒となりました。

その後、義一へのいじめを行っていた3人の現在の居場所を突き止めるなど、真野の心強い助っ人となった先生ですが、時折、先生が仁美の写真を眺める、暴行の告白時に仁美が先生の手を握るなど、2人の関係が教師と教え子という関係を超えていたのではないか?と推測される描写があります。

 

 

事件の日に招かれていた人物

3人のいじめ加害者を訪ねた真野の父

仁美から暴行の告白を受けた真野の父親は、壇、佐保、新妻の家へ訪れ、暴行があったこと、娘が妊娠していて産む決意を固めていることをいじめ加害者とその家族へ明かしていた。3人のことを責めない代わりに真野の父親が望んでいたこと、それは仁美に心からの謝罪をしてほしいということだった。謝罪しに6月20日に家に来てくれという同じ要求を、父親は3人の家でして回った。

しかし、どの家も息子の罪を信じることはなく、証拠がないと突っぱね、謝罪にも行く必要がないという判断をしたようだ。新妻の母親も息子の罪を信じることはなかったが、良心の呵責を感じた新妻は、ただ1人で事件が起こった日に真野の自宅を訪れていた。

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新妻が持ち去ったいじめの記録

6月20日、事件が起こった当日に源家を1人訪れた新妻。インターホンを押したが、応答はなく、家の中はひっそりしていた。新妻は以前よく遊びに来ていた義一の部屋へ。ドアを開け、義一が命を絶っているところを発見する。

義一の足元には新妻たちのいじめについて書かれた大量のルーズリーフが散乱していた。混乱して詳しい内容は読めなかったが、新妻はそれらをカバンに詰め込み、ドアノブについた指紋を拭き取って逃げ帰ったのだという。

リビングには寄らなかったため、両親や仁美が亡くなっていることには気づかなかったらしい。

壇が見せた残虐性

後日、義一が家族を殺害した末に自ら命を絶ったということをニュースで知った新妻は、義一が書いたルーズリーフをいじめの首謀者で3人のボス的存在だった壇に見せ、相談した。

義一の遺体を見たと語った新妻に、壇は『いいなぁ、僕も見たかったなぁ。だって自殺させてみたくて義一くんをいじめてたんだから』と言ったという。
 

 

姉のお腹の子供の父親探し

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この章の新たな登場人物

大木医師
23年前、大学病院勤務時に姉・仁美を検死した医師。山間の診療所で開業医となっている。

 

沢口ノンナ(新木優子)
科捜研に入ってきたばかりの新米研究員。

真犯人は胎児の父親?

暴行事件の末に妊娠したと思われる仁美。仁美のお腹にいた胎児の父親こそが真犯人ではないかと真野は考えた。

保管されていた胎児のDNA

大木のもとを訪ねた真野が、23年前の一家殺害事件について聞きたいと切り出すと、大木は一瞬固まったのち、語り始めた。大木が仁美を解剖したのは大学病院に勤めていた頃。何千何百の解剖に立ち会った大木だったが、16歳という若さで妊娠していた仁美のことはよく覚えていた。

真野は仁美のお腹の子供の父親こそが、真犯人だと考えていた。父親を探していること、その証拠を探していることを真野が告げると、大木は大学病院を辞めてからもずっと保管していたという封筒を差し出した。中には、冷凍保存された仁美の絨毛が・・・絨毛は胎盤のもととなる組織で、胎児の細胞からできている。

絨毛を調べ、胎児のDNA型がわかった。家に保管されていた仁美のへその緒から得た仁美のDNA型と父親候補の3人のDNA型を比較すれば、壇、佐保、新妻のうちの誰が胎児の父親なのか?真犯人なのか?がわかる予定だ。

佐保のDNA

科捜研の新人・沢口ノンナの鑑識研修が始まった。相互の連帯を強め、かつ現場を知るために、科捜研の新人には約1ヶ月の鑑識での研修が行われることが常となっているのだ。

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急に必要になった鑑定書(鑑定結果が記された書類で、裁判で証拠として用いられる重要なもの)へのサインをノンナもらうため、鑑識課を訪れた真野。これから鑑識課は臨場(現場への出動)だという。

臨場要請があったのは、1人暮らしの老人の孤独死と推測される現場で、死後1週間ほど経過しているらしい。遺体で見つかったのは、佐保慎作。佐保優作の父親だった。

親子関係の確認のため、佐保優作のDNA型を得た真野。しかし、佐保は仁美のお腹の中の子供の父親ではなかった。

新妻のDNA

中学時代、新妻大介と義一は親友どおしで、家にもよく遊びに来ていた。新妻は仁美や真野にも優しく、2人は新妻のことを慕っていた。

事件後、学校に来なくなりそのまま失踪した新妻。仁美の教師が掴んだ情報をもとに、とある金属リサイクル店の前で張り込んでいた真野は、そこで新妻と再会を果たす。

袋にいっぱいのアルミ缶を台車で押しながら現れた無精髭に伸びっぱなしの髪の男が新妻大介その人だった。新妻は路上生活者になっていた。

新妻は真野を一目見るなり、『よ、義一・・・?』と激しく動揺した様子を見せた。目の前の男が礼二だとわかると、新妻は『すまなかった!許してくれ!』と土下座した。新妻は義一へのいじめや仁美への暴行を認めた。

真野は新妻に缶コーヒーを奢り、新妻が口をつけた空き缶を回収することで新妻のDNA型を得るが、新妻も仁美のお腹の中の子供の父親ではなかった。

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壇のDNA

事件当時、父親が警視総監だった壇は、現在警視庁の刑事部長になっている。

ある日、壇が科捜研へ視察にやってきた。自分が事件の遺族であることがバレれば、警戒されると考えた真野は正体を気づかれないように応対する。

真野と2人きりになった際に、壇はおもむろに目の前に資料として置かれていたDNA鑑定用の口腔内検査キットを取り出すと、自らの口の中へ入れ、口腔内を血が出るほどの力でえぐり取ると、『ずっと欲しかったんでしょう?』と真野に差し出した。壇はとうの昔に、真野の正体や密かに復讐を遂げようとして動いていることを察していたことが発覚する。

『あんたが悪だとわかれば、その時は僕が裁く!』と真野が宣言すると、壇は気味の悪い笑い声で真野のことを笑うのだった。

DNA型鑑定の結果、壇もまた、姉・仁美のお腹の中の子供の父親ではなかった。3人の誰かが父親だと証明できれば、強姦の事実を証明することができるが、3人の中に父親はいなかったという事実が強姦がなかったという事実にはならず、事件があった6月20日に3人が真野家に招かれたことは事実で、新妻の証言もそれを裏付けている。

父親を証明することはできなかったが、3人のDNA型は手に入れた。あとは現場資料を入手して、照らし合わせるだけだ。真野は23年前の現場資料を探すことにする。

胎児の父親は誰?

仁美が事件当時に妊娠していたことは事実ですが、3人に暴行された時の子供であると、仁美がはっきりと語っている描写はありません。仁美は、暴行を受けたことを先生に告白した直後、妊娠していると明かしたため、暴行を受けた際に妊娠したかのように思えますが、壇・佐保・新妻が子供の父親ではなかったと証明された以上、

  • 3人以外の誰かが暴行に加担していた
  • 暴行を受けた際にできた子供ではない

のいずれかになると思います。

コミック『トレース〜科捜研法医研究員の追想〜』では、胎児の父親探しのストーリーは一旦終わり、3人のDNA型が現場に残されていなかったか?という視点での捜査に変わっていきますが、先生と仁美が生徒と教師以上の関係に感じる描写が多いことから、もしかすると胎児の父親は先生なのではないかな?と思いました。

 

 

『トレース〜科捜研の男〜』の23年前にあった隠蔽と黒幕をネタバレ

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殺害された新妻と残された軍手の謎

真野が新妻と再会し、新妻が23年前の自分を含む壇と佐保3人での義一へのいじめと仁美への暴行の事実を認めた晩に、新妻は何者かに殺害された。犯行予想時刻は真野が新妻と別れた直後で、現場は23年前に真野の家が建っていた公園(事件後、源家が建っていた場所は公園となっている)だった。

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現場には犯人が犯行の際に使用したものと推測される血痕がついた軍手が落ちていた。軍手内部に犯人の皮膚組織が付着していることはなかったが、表についていた血痕が別々の4人分の血液であることが判明する。

ひとつの血痕はごく最近ついたと思われる新しいもので、残り3つはかなりの時間が経過していることがわかる。軍手に付着していた血痕は、今回の事件の被害者・新妻のものと23年前に殺害された真野の両親と姉のものだった。

また、真野は軍手の血痕が付着した部分の数カ所がわずかに切り取られていることに気づいた。この軍手は自分が鑑定するよりも前に誰かが鑑定していることは明らかだった。

新妻は口封じされたのか?

完璧な表向きの仮面の裏に、猟奇的な一面を隠し持っていることが明らかになった、いじめの主犯格・壇。新妻が23年前の事件があった公園で殺されたことから、これは復讐でいずれ自分たちにも制裁が下されるのではないかと佐保は怯え、壇に連絡を取りますが、壇は不自然なくらい落ち着いていて、意味深な微笑をたたえていました。

壇が新妻の事件について部下に細かに報告させている描写も登場します。壇が警視庁の刑事部長という立場であることを考えると、ホームレス殺害事件のような重大ではない事件のことを特別な理由なしに監視する必要性が感じられず、また壇が過去卑劣ないじめを義一にしてきたことを考えると、壇と新妻の間に友情があり、だからこそ事件のことを気にしているということも考え難いでしょう。

以上のことから、壇が23年前の事件絡みで、新妻の事件に関わっていることは間違いなさそうです。

一方、中学時代は義一の親友で、また家族と親交があったこともあり、23年前の事件の関係者の中で、唯一後悔の念に駆られていると推測される新妻。新妻は義一をいじめたこと、そして仁美に暴行したことを認め、それのことに対する謝罪を真野にしました。

また、23年前に真野の父がいじめ加害者である3人の自宅にやってきて仁美への謝罪を要求したこと、当日いじめの記録を持ち去ったことなどについても告白していて、その様子は嘘をついているようには見えませんでした。

壇は真野が23年前の事件の真相と真犯人をあぶりだそうとしていることを知っているため、新妻に接触してくることは想定済みだったはずです。また、新妻が事件に対して後悔の念を抱いていることも把握しているでしょうから、新妻の口から真相へたどり着くヒントが漏れることを恐れ、口封じをした=まだ明るみに出ていない重大な秘密があると取れそうです。

 

 

発覚した隠蔽

この章の新たな登場人物

海塚 律子(小雪)
真野や沢口が在籍する科捜研の法医科長。

 

牛濱 勇
23年前に練馬一家殺害事件を担当した捜査一課の刑事。事件後に捜査一課を追われ、退職している。

 

牛濱 優太
牛濱の息子。離婚後は母親である牛濱の元妻に引き取られ、現在はフリー記者になっている。

 

壇 崇
23年前の事件当時、警視総監で現在は法務大臣。義一へのいじめの首謀者・壇浩輝の父親。

 

消えた事件の記録

殺人事件の時効がなくなり、血痕や犯人の遺留品などの事件の鑑定資料が破棄されることはなくなっている。またDNA型鑑定技術の進歩は目覚ましく、今わからなかったことが近い将来わかるようになった際再鑑定するために、資料は必ず保管されることに決まっている。

にもかかわらず、真野の家族が殺害された事件の鑑定資料は一切残っていなかった。それどころか、警察のデータベースにさえ1行の記録もない・・・練馬一家殺害事件はなかったことにされていた。

軍手から明かされた秘密

新妻が、かつて源家が建っていた場所にある公園にて殺害された事件で、現場に残されていた軍手には、新妻の血痕以外に真野の両親と姉・仁美の血痕が付いていた。また、軍手には以前に鑑定を受けている痕跡がある。

そして、その軍手が23年前の練馬一家殺害事件の現場資料だったことが判明する。当時、軍手を鑑定したのは、科捜研法医長・海塚律子(原作では海塚は男性の設定です)だった。

23年前、DNA型鑑定は導入されたばかりでまだ普及していなかった。また練馬一家殺害事件ではすでに一家心中とみなされていたため、DNA型鑑定は不要とされたのだ。

そんな中、軍手の血液型鑑定を依頼された海塚。血液型は全てA型で一家のものと一致した。

海塚が20年以上前の鑑定を覚えていた理由は、事件発生から2ヶ月後に当時の法医科長に呼ばれ、鑑定書の控えやメモなどの事件に関する書類を全て提出するよう命じられたからだ。通常、書類は科捜研で保管することになっている。なぜこのような命令があったのか?どこからあったのかさえ、所長にもわからないという。

納得できないと反抗してみた海塚だったが、命令に従わないわけにもいかず、海塚はその内容を密かにノートに書き写し、いつか必要になるときのために保管しておいたのだ。

本来、軍手は署に冷凍保存されているはずのもの。なぜ新妻の殺害現場に残されていたのかはわからないが、練馬一家殺害事件を隠したい人間が警視庁にいたことは事実だ。

真野はそのノートにより、事件を担当した刑事が、捜査一課の巡査部長・牛濱勇という人物であることを知るのだった。

隠蔽の事実が判明

人事記録によると、牛濱は事件を担当した4ヶ月後総務部へ移動となり、その3年後上司への傷害事件を起こし懲戒処分となり、依願退職。離婚し、郷里である鹿児島へ帰ったという。過去数年間、牛濱と年賀状のやり取りがあったという高校時代の同級生から住所を得た真野は鹿児島へ。

実家で暮らしていた牛濱は3年前に亡くなり、家は空き家で荒れ放題となっていた。夜に空き家へ侵入した真野は、引き出しの中から牛濱が元妻や息子に書き残したと思われるいくつもの手紙を見つける。『お誕生日おめでとう』から始まるその手紙は、毎年妻や息子の誕生日に書かれていたようだ。封筒に住所は書かれていなかった。

日常の報告の中に『あの事件』という文字があった。そこには『あの事件がなければ今頃は、と考えないわけではない。家族3人幸せに暮らしていたのだろうかと。しかし私には真実が闇に葬られるのを黙って見ていることなどできなかった』と書かれていた。

『あの事件』とは、練馬一家殺害事件のことを指しているのか?真野は牛濱の元妻・由利子と息子・優太を探すことにする。

23年前に事件を隠蔽した黒幕

離婚後、実家に身を寄せた牛濱の元妻・志堂由利子は3年前に病死していた。息子の優太は現在フリーライターとして身を立てているらしい。

練馬の事件からお父さんはおかしくなった』という母の口癖で、事件がどんな事件だったのか気になった優太は事件を調べてみることにしたという。しかし、報道規制が敷かれたこともあり、新聞記事などでは事件の概要しかわからなかった。

5年前、父の元を訪ねた優太。牛濱は認知症を発症していて、優太のこともわからないようだったが、牛濱は時折昔のことを話し始めた。『警察人生に1つだけ心残りがある。練馬一家殺害事件、あれには真犯人がいたかもしれない。だが、捜査をやめろと命令された。捜査終了を命令したのは警視総監、壇崇(現法務大臣)だ』と牛濱は優太に話して聞かせた。

23年前、事件に真犯人がいたかもしれないという疑惑を抱いた牛濱は義一の学校へ聞き込みに。いじめがありその主犯格が壇浩輝だという情報を突き止めた。牛濱が捜査終了を命じられたのは、その事実を上司に報告した矢先のことだった。

虎丸が受けた圧力

23年前の事件当日、現場へ1番に駆けつけた虎丸だったが、当時虎丸は交番勤務だったため、捜査の経緯などは知りようもなかった。しかし、なぜ義一が家族を殺害したのか?、そして1人残された真野のことが虎丸はずっと気になっていた。その後捜査一課に配属された虎丸は事件のことを調べ始める。しかし、資料保管庫をどんなに探しても、事件の記録は一切見当たらないのだった。

10年前、事件の手がかりを求め、当時の担当刑事だった牛濱のもとを訪ねた虎丸は、事件に真犯人が浮上していたにもかかわらず捜査が打ち切られたこと、牛濱に打ち切りを命じた課長によると、その命令の出どころは当時警視総監である壇崇であることを知った。

虎丸の前に、牛濱は破棄したと嘘をつき、密かに隠し持っていた捜査資料を奥から出してきた。『俺はな、もう長くないらしい。何かの縁だ。それを託されてくれないか?』牛濱は刑事として真犯人を取り逃がしたことをずっと後悔していた。

初めて目にした捜査資料を読めば読むほど、真犯人が他にいるという説は真実味を増して感じられる。平日昼間にもかかわらず自宅にいた父娘とひとつ欠けた来客用の湯のみ。現場が血の海だったにもかかわらず犯人とされる義一の服には返り血ひとつなかったことを虎丸は知り、疑いを強めた。

虎丸が23年前の真実に近づこうとする中、虎丸の妻が駅の階段から突然背中を押され、緊急搬送されるという事件が起こる。その時、虎丸の妻は妊娠していたが、流産した。すると、悲嘆にくれる病院の虎丸のもとに壇が現れた。

壇は練馬一家殺害事件について虎丸が調べていることを把握していて、なぜ鹿児島へ行ったのか?と尋ね、子供は残念だったがまたいくらでもつくればいいと言ったという。

その晩、虎丸が帰宅すると、クローゼットにしまってあるはずの捜査資料が消えていた。以来、虎丸は家族の安全を最優先し捜査から手を引いた。

黒幕=壇の父親が示しているもの

23年前の練馬一家殺害事件の捜査を打ち切りにしたり、現場資料や鑑定資料を破棄するよう命じていた黒幕は当時警視総監だった壇崇でした。警視総監だった壇崇がその権力や立場を悪用して、息子・壇浩輝の罪を隠蔽したとみて間違いないでしょう。

問題は息子のどのような行為を隠蔽したのか?ですが、息子がいじめの主犯格で暴行事件を起こしたというスキャンダルをもみ消すために、父親である壇崇が殺し屋を雇って真野の家族を口封じのために殺害したということは、さすがにないでしょう。壇崇ほどの権力があれば、一家を殺さないでも、源家が息子のスキャンダルを世に出そうと試みた時点で、もみ消すことはいくらでもできそうです。

となると、壇浩輝が一家の殺害に直接関係していることをもみ消そうとした可能性が強まってきます。やはり、23年前の事件の真犯人は壇浩輝なのでしょうか??

 

 

『トレース〜科捜研の男〜』原作最新話から続きをネタバレ

義一は源家の養子だった

かつて練馬一家殺害事件の捜査を密かに進めていた虎丸は、病気で意識が朦朧とする前の牛濱から、事件のことについて聞いた唯一の人間です。虎丸は牛濱が23年前の捜査で、源家の兄弟の中で長男・義一だけが両親の実子ではなく養子だったという事実を掴んでいたことを聞いています。

また、牛濱が犯人は源家に深い恨みを抱く者の犯行と睨み、特に仁美の妊娠と義一が養子だったということを重要視していたと虎丸は真野に語りました。

壇浩輝の義一への異常な執着

表向きはエリート家系出身の者らしい体裁を取り繕っている壇浩輝ですが、かなりの猟奇性を隠し持っていることがこれまでにも数々の描写でわかっています。

最新話では、浩輝のことを優しくて良い息子だと側近に褒められた父親・壇崇が、沈痛な面持ちで『そう思うか?』とだけ答えている描写や、源家の跡地である公園の、ちょうど義一の部屋があったあたりの地面に壇浩輝が突っ伏し、愛おしそうに『義一、義一・・・』と名前を連呼するという異様な描写もありました。

23年前の事件は、壇浩輝の義一への異常な執着が鍵になっているのではないでしょうか??

以上、2018年12月25日発売の月刊『ゼノン』2月号までのあらすじをネタバレでご紹介しました。

引き続き、本記事では『トレース〜科捜研の男〜』の最新話を追いかけていきます。現在連載中の最新話が発表され次第、こちらに追記していきますので、お楽しみに!

 

 

ドラマ『トレース〜科捜研の男〜』の最終回までのネタバレあらすじ

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ここでは、実際に放送されたドラマ『トレース〜科捜研の男〜』第1話から最終回までのあらすじを、原作コミックとの違いなども交えながらネタバレで順次まとめていきたいと思います。

第1話ネタバレと感想


第1話では、科学捜査の結果、被害者の家庭に家庭内暴力があることが発覚し、真犯人が被害者をストーキングしていた隣人だったことが明らかになりました。

第2話ネタバレと感想


第2話では、科学捜査の結果、被害者の医師が心臓病を患う娘を助けたいあまり、助かる命を脳死へ導き、娘へ心臓を移植。それにより怨まれ殺害されたことが判明しました。

第3話ネタバレと感想


第3話では、窒息死で見つかった少女の事件が事件ではなく、事故だったことが明らかになりました。連続幼女殺害事件の犯人の犯行ではなかったものの、決定的な証拠を科学捜査の結果見つけることができ、犯人は逮捕。

しかし、少女の死の真実がかなり衝撃的なものだったため、前話に引き続き、かなり重い結末となりました。

第4話ネタバレと感想

第4話では、科捜研の同僚・相楽の兄・浩司が遺体で見つかった事件が描かれました。強盗殺害事件を思われた事件が、実は保険金目当ての自殺で、どうしようもなかった兄が、借金に悩まされていた弟を救うために自ら命を絶ったという真実が浮かび上がりました。

また、壇が刑事部長賞候補の対象者のリストの中に真野を見つけ、自らの指を切って出した血で真野の顔写真を塗りつぶすという異様なシーンも描かれました。

第5話ネタバレと感想

第5話では、18年前に起こった誘拐事件に関連した新たな事件を切り口に、18年前の事件の背後にあった真相が明らかになりました。

これまで真相が分かった時には当人はすでに死亡という重い結末が続いてきた中、第5話では真相が分かったからこそ、家族の絆が戻るという初の明るい結末となりました。

また、真野の家族が亡くなった事件の新情報を知っていると思われる男(萩原聖人)から、真野に電話がかかってくるという気になるラストを迎えています。

第6話ネタバレと感想

第6話では、25年前の武蔵野一家殺害事件の関係者と思われる新妻大介が遺体で発見された事件を真野が追いました。

刺殺された真野の両親と姉の血液が付着した軍手が現場から見つかった他、事件が上からの圧力によりもみ消されていた可能性が浮上。

姉・仁美が当時妊娠していたという新事実を真野が得た第6話となりました。

第7話ネタバレと感想


第7話では、ある政治家が同乗した車で起こった交通死亡事故を真野が追いました。

自身の不倫と薬物使用が露呈することを恐れ、秘書に罪をかぶせた政治家の嘘を科学捜査が暴きました。

真野の家族の事件については、姉のお腹の中の子供の父親が誰なのか?という疑問を持った真野が、教師・早川に当時の友人たちに聞き込みをしてもらい、その結果らしきものを受け取るというところまでが描かれています。

第8話ネタバレと感想

ドラマ『トレース〜科捜研の男〜』第8話が放送され次第更新します。
 

 

『トレース〜科捜研の男〜』の感想と真犯人・ドラマ最終回結末の考察

原作コミックの感想

鑑定に一切の憶測や私情を挟まずに淡々と鑑定を進める主人公・真野の心の奥には、事件の被害者のために真実を明らかにしたいという優しい気持ちが潜んでいます。そんな設定が魅力的で、真野とともに23年前の事件の真相を解き明かしているような気持ちで、一気に読んでしまえるストーリーでした。

科学捜査や科捜研について詳しい解説もあるなかでストーリーが進行していくため、起こる事件のひとつひとつがとてもリアルに感じられるのも面白かったです。元科捜研の研究員だった作者が描いているだけありますね。

特に、科捜研という小さな部屋の中での地道な作業を通じて、外の広い世界で起こった出来事が読み取れるという展開が面白く、どう実写化されるのか非常に楽しみです。

真犯人とドラマ最終回結末の考察

原作コミック最新話まででは、真犯人として最も有力なのは壇浩輝です。真犯人として壇浩輝が怪しいことは、物語序盤から描かれているため、そのさらに黒幕がいるのではないかという説もありますが、物語の性質上、『浮上している仮説を、鑑定を使っていかに真実と立証していくか?』という点に重きが置かれていることを考えると、真犯人と思われる壇浩輝をどう追い詰めていくのか?という部分が最終回に向かっての見どころとなり、新たな真犯人が登場するということはないような気がします。

また、ドラマ『トレース〜科捜研の男〜』も原作コミック同様、大筋の物語となる23年前の事件を軸に、1話完結型の短編事件も描かれていく予定です。従って、全10話程度のボリュームでこの2つを盛り込む必要があり、そうなると壇浩輝の背後にいる黒幕をさらに追加で描いていくことは尺的に難しい気がしますね。

真野が真犯人は壇浩輝と証明することができ、家族に報告することができるという最終回結末になってくるのではないかなと思います。

犯人の動機は?

未だ原作コミックでも明かされていない、練馬一家殺害事件の犯人の動機。ドラマ最終回ではどう描かれるのでしょうか?

大方、いじめというのは自分に自信がない、自己重要感が薄い人間がする傾向が強く、またそうなった根本的な原因として幼少期の親との関係が大きく関わってくることが多いと思います。エリート家系に生まれた壇浩輝もまた、ありのままの状態で親から愛されたくても愛されなかったという心の傷を持っていて、血が繋がっていないにもかかわらず両親から愛を受けて育った義一が羨ましく、同時に許せなかったのかもしれません。

『トレース〜科捜研の男〜』原作コミックには、

  • いじめの主犯格・壇浩輝が義一をいじめていた理由は、自殺させてみたかったから
  • 事件現場の義一の部屋があった場所で義一の名前を連呼

というような描写が出てきていることから、義一に対して羨望や憧れのような気持ちを抱きながらも、傷つけたい気持ちを増大させていった壇が、家族の命を奪うという究極に義一を傷つけるであろう出来事を起こし、自殺させてみたいという思いを遂げたという線も考えられるかもしれませんね。

いずれにせよ、壇浩輝がサイコパスのような性質を持っていることは明らかなので、ドラマでは壇浩輝を演じる千原ジュニアさんの演技にも注目していきたいです。

ドラマ『トレース〜科捜研の男〜』も楽しみに観ていきたいと思います。

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