下町ロケット(ヤタガラス)ネタバレあらすじ結末まで 復讐と的場の末路が悲壮!農業ロボット対決に決着

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2018年10月スタートの阿部寛さん主演ドラマ『下町ロケット』の原作となる『下町ロケット ヤタガラス』結末までのネタバレあらすじについてまとめてみました。

新ドラマ『下町ロケット』の原作は、池井戸潤氏著の小説『下町ロケット ヤタガラス』です。下町ロケットシリーズ第4作目の本作では、第3作目となる『下町ロケット ゴースト』の続きが描かれます。

ドラマ前半部分の原作となる『下町ロケット ゴースト』にて、帝国重工への復讐に取り憑かれてしまったがために、共同経営者である島津裕(イモトアヤコ)を裏切り、佃製作所のライバル会社・ダイダロスに身売りしてしまったギアゴースト社長・伊丹大(尾上菊之助)。そんな伊丹の復讐劇が完結編となる本作『下町ロケット ヤタガラス』にて描かれます。

以下、阿部寛さん主演ドラマ『下町ロケット』の原作『下町ロケット ヤタガラス』結末までのあらすじをネタバレでまとめています。ドラマ『下町ロケット』のネタバレにつながる可能性がありますので、ご注意ください。
 


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原作小説『下町ロケット ヤタガラス』の概要と簡単なあらすじ(ネタバレ

これからご紹介していく原作小説『下町ロケット ヤタガラス』は、2018年10月スタートの新ドラマ『下町ロケット』の後半部分の原作となります。

ドラマ前半部分の原作『下町ロケット ゴースト』の結末までのネタバレあらすじがまだの方はこちら

本記事では新ドラマ『下町ロケット』の後半部分の原作となる『下町ロケット ヤタガラス』の結末までのネタバレあらすじについてまとめていますが、まずはそのネタバレあらすじを簡潔に起承転結でご紹介します。

)ロボットづくり

ヤタガラス最終機打ち上げを持って現場を退き、ロケット打ち上げが人々の暮らしに実際に役立つことを広めるため、新部署へ移った財前道生(吉川晃司)が新たに無人農業ロボットの開発を始めることに。財前から頼まれ、佃製作所社長・佃航平(阿部寛)は無人トラクターにエンジンとトランスミッションを供給することになります。

しかし、財前の計画の成果を自らの出世の足がかりにしようと考える次期社長候補・的場俊一(神田正輝)により、企画が横取りされてしまい、的場が責任者になってしまいます。佃製作所はエンジンとトランスミッションの供給から降ろされてしまいます。

同時に、的場への復讐を企むダイダロス社長・重田登志行(古舘伊知郎)ギアゴースト社長・伊丹大(尾上菊之助)が、ダーウィン・プロジェクトとして同じく無人農業ロボット開発の分野に名乗りを上げ、帝国重工と的場に対して、火花を散らしていくのでした。

)中小企業VS帝国重工

重田が的場との因縁を明かしたこと、下町の中小企業が大企業である帝国重工に挑むという構図がマスコミにより描かれたことにより、ダーウィン・プロジェクトは世間からの圧倒的な支持を得ます。

また、技術的にもその時点ではダーウィン・プロジェクトに軍配が上がり、帝国重工と的場は苦戦を強いられます。重田たちの的場への復讐計画がひとつ、またひとつと実行され、的場は徐々に追い込まれていくのでした。

)強力助っ人の登場

重田と伊丹たちが開発した無人トラクター・ダーウィンとの一騎打ちを果たしたある農業のイベントにて、帝国重工の無人農業ロボットが晒したとんでもない大失態を目の当たりにした現社長・藤間秀樹(杉良太郎)。危機感を持った藤間の一声により、佃製作所が再び開発に加わることが決まります。

佃製作所は、元ギアゴースト副社長でエンジニア、伊丹と決別した島津裕(イモトアヤコ)を社員に迎え、社員一丸となった奮闘が始まるのでした。

)農業ロボット対決に訪れた予想外の結末

波乱万丈の末、ようやく製品化にこぎつけた両者。ついに、的場への復讐計画が終焉の時を迎え、的場に鉄槌が振り下ろされることになり、的場は悲惨な結末を迎えます。

一方の製品の方は、ダーウィン・プロジェクトが製品化した無人トラクター・ダーウィンが好調なスタートを切り、圧倒的な差をつけらた帝国重工。両者の対決は、絶対に誰も予想できない結末を迎えることになります。

それでは、新ドラマ『下町ロケット』の後半部分の原作となる『下町ロケット ゴースト』結末までのネタバレあらすじ、スタートです。
 


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原作小説『下町ロケット ヤタガラス』結末までのあらすじ(ネタバレ)前編

悲しき天才

『ダメだなあ、俺は』共同経営者である社長・伊丹大(尾上菊之助)に裏切られ、会社を追われることになった副社長・島津裕(イモトアヤコ)を見送った佃製作所社長・佃航平(阿部寛)が、もっと何かできることはなかったのかと軽い自己嫌悪に陥っていると、突然島津がその人懐っこそうな笑顔を浮かべて、再び現れた。どうやら忘れ物をしたらしい。

『実はね、面白いものもあるんだ』佃製作所の社員に合わせる顔がないと言って断る島津のことを、半ば無理やりに佃はある部屋に案内した。そこには、佃製作所オリジナルのトランスミッションの試作品があった。

その後、島津を誘い、技術開発部長・山崎光彦(安田顕)を始めとする開発部の社員らと食事を共にした佃は、島津の今後がまだ未定であることを知ると、『だったら、うちで一緒にやらないかい?』と切り出した。かつて帝国重工で天才と呼ばれた技術者で、トランスミッションメーカー・ギアゴーストにてトランスミッションの開発に携わっていた島津がいてくれれば、初のトランスミッション開発に取り組む佃製作所にとって、これ以上頼もしいことはない。『俺たちといっしょにやりませんか?お願いします』『私、シマさんと一緒に仕事したいです。お願いします』立花洋介(竹内涼真)加納アキ(朝倉あき)も口を揃え、島津に頭を下げる。

しかし、島津は『なんだか疲れちゃったんですよね・・・』と漏らし、今までの自分の努力がむなしく思え、気持ちの整理がつかないことから、もう少し時間が欲しいと答えた。

『一体、伊丹さんは何を考えてるんだろう』島津を見送った後、同じ技術者として、ものづくりの場を奪われた島津の気持ちが誰よりわかる山崎が、その怒りを佃に向かって吐き出した。『いっぺん、会ってみるか・・・』佃は伊丹に会うことにした。

変わり果てた伊丹

もしかしたら納得できるような事情があるのかもしれない・・・ギアゴーストを訪れた佃と山崎のそんな淡い期待は無残に砕かれることになる。ケーマシーナリーの訴訟を抱えていた当時の、佃が惚れ込んだ男の姿はもうそこにはなく、佃製作所がコンペの末に勝ち取ったバルブが搭載される予定だったヤマタニへ納めるトランスミッションの話が立ち消えになったことを、伊丹は業務的に報告した。

加えて、伊丹は新たな農機具向けにヤマタニへトランスミッションを納める予定があり、そのトランスミッションには大森バルブを採用することになっていると淡々と言い放った。『それはないんじゃないんですか?!うちは御社のためにいろいろお手伝いしてきたじゃありませんか』と思わず声を荒げる佃に、それはそれだと伊丹は冷たく答える。

『ダイダロスと資本提携したって本当ですか?人としてそんな裏切りのようなことをされるとは、俄かに信じがたいんですが』と切り出した佃に、伊丹は生き残りがかかった重要問題なので、と答え、佃製作所とでは生き残れないことを暗に示した。到底怒りが収まらない佃だったが、話は伊丹から強引に打ち切られてしまうのだった。
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財前の壮大な計画

佃が鬱々とした日を送っている最中、新たに宇宙航空企画推進グーループ部長に就任した、帝国重工の財前道生(吉川晃司)が『折り入って相談がある』と佃製作所にやってきた。

準天頂衛星・ヤタガラス最終機を打ち上げ、世間にロケット打ち上げ事業の意義を理解してもらう現在の部署に移った財前。現場を去る財前のスピーチ中の、危機に瀕するこの国の農業を救いたいという言葉が佃の記憶にまだ新しい。

就農人口の実に7割近くが65歳以上の高齢者となっている現在、あと10年もすればそれらの層は体力的に離農せざるを得ず、日本の農業が廃れてしまうことを財前は心配していた。そんな日本の農業が瀕する危機的状況の打開策として財前が考えているのが、無人農業ロボット開発だった。

ヤタガラスが打ち上げられたことによって、日本のGPSの精度は誤差数センチのレベルまで高まった今、PC上で無人の農機具を自動運転で操作することは不可能ではないと財前は考えているらしい。もし無人農業ロボットが実用化すれば、農作業は格段に楽になり、作業効率も飛躍的に上昇、農家の収入アップにつながることは間違いない。このことは、若手の就農者を増やすことにも繋がるだろう。財前のまるで夢物語のような壮大な構想に、佃はついていくのがやっとである。

『佃さんにはエンジンとトランスミッションを供給していただきたい』財前は無人農業ロボット用のエンジンとトランスミッションを、佃製作所に開発して欲しいと切り出した。エンジンとトランスミッション、そして帝国重工の既存の製造ラインナップを合わせれば、農機具はできるだろう。しかし、問題は農機具を無人で操るプログラムである。相当な技術力が必要であることは明らかだ。

『佃さん、野木博文さんという方をご存知ですよね?』唐突に財前が切り出した野木という人物は、大学時代の佃の友人である。思えば、もう10年以上会っていない。財前は野木が北海道農業大学でビークル・ロボティクス研究、つまり無人農業ロボットのまさにベースとなる研究に携わっていることを明かし、先日この計画を持ち込んだが、いい顔をされなかったと説明した。

財前に頼まれ、佃は野木を説得するため、北海道大学を訪れることになる。

野木の説得

北海道農業大学の実験農場で、佃と財前は驚くべき野木の研究成果を目の当たりにした。1台のトラクターのエンジンがかかり、格納庫から出てくる。もちろん、運転席には誰も乗っていない。無人のトラクターはそのまま道を外れることなく畑へ向かい、やがて土を耕し始めた。すべてはPC上からの操作で行われ、運転の予約もできるのだという。準天頂衛星ヤタガラスによる測位精度の向上により、その誤差は数十メートルから数センチへ、ほぼ実用化段階に至っているとの説明が野木からあった。

『なあ、教えてくれないか、野木。何を躊躇してるんだ?』再三の佃による問いかけについに野木が応じ、ポツリポツリと語り始める。『実は5年前、ある会社から共同研究を持ちかけられてね、提携したことがあった。いわゆる産学協同だ』

5年前、キーシンというベンチャー企業から共同研究を持ちかけられ、相手側からの研究員を受け入れた野木。しかし、野木はそこで自らが開発したプログラムを盗まれてしまった。キーシンが盗んだ技術を、自社が独自に開発したものとして実用化しようとしていることを知った野木は、最初からキーシンが野木のプログラムを盗むために、共同開発を持ちかけてきたのだと知る。

また、キーシンは野木が必要な開発ソースを提供しなかったことを理由に、契約を解除。提供した開発費の2000万円の弁済を求め、訴訟に発展。裁判には勝ったものの、金が絡むことにより、何よりも大切な研究へ没頭する時間が邪魔されることが耐え難いと、野木は語った。

すると、佃が『お前はそれでいいかもしれないが、それだけでは研究が自己満足で終わってしまう。お前はそもそも、なんで農機具を自動走行させる研究を始めたんだ?』核心に切り込んだ。『俺たちの使命は世の中に貢献することだ。ずっと田んぼを作ってきて、将来の不安を抱えて生きている農家の人たちの助けになろうじゃないか』佃は熱く野木に語りかけ、『頼む』と頭を下げた。『お願いします』財前もそれにならう。『・・・なんでそんな大切なことを忘れていたのかな』野木は呆然とそう言い、計画に協力することを約束してくれたのだった。

その頃、宇宙航空部本部長・水原重治(木下ほうか)次期社長候補・的場俊一(神田正輝)に呼び出されていた。財前が進めている無人農業ロボットによる新規事業の企画書を手にした的場は、唐突に『この企画、私が預かる』と言い始めた。『預かると言いますと・・・』状況が飲み込めない水原に、現場を財前が仕切るのはいいが戦略は直接自分が出すと的場は答え、水原は的場が財前の手柄を横取りしようとしていることを確信するのだった。
 


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暗雲

財前から事情が変わったとの連絡があったのは、それからしばらく後のことだった。『この事業の責任者が変わりました』無人農業ロボットによる新規事業の責任者が、的場に変わったことを佃は聞かされる。次期社長である的場が後ろ盾になり、予算が増えることを前向きに捉える佃だったが、財前の表情は暗い。その場で佃は的場に引き合わされた。

やがてやってきた的場は鼻から横柄な態度を佃に取る。的場は唐突に『御社の売り上げ、おいくらですか?』と聞いてきた。『要するに、うちの事業に関わっていただける会社かというお話をしているんですよ』財前が佃製作所にはロケットエンジンのバルブでお世話になっているとフォローをするが、的場は最後までその態度を改めようとはしなかった。

その晩、帰宅した佃は帝国重工のエンジニアとして働いている利菜(土屋太鳳)から、的場の悪評を聞くことになる。機械事業部では下請けイジメで有名だったという的場。役員会でも的場は今回の企画を自分の企画として説明していた。佃は心の中に嫌な予感が広がっていくのを抑えられなかった。

財前が前にも増して暗い表情を浮かべながら、佃製作所を訪れた。『申し訳ない!的場がエンジンとトランスミッションの内製化方針を打ち出しまして。私としては最大限の抵抗を試みたんですが・・・』佃の全身から力が抜け落ちていく。佃は声を振り絞り、なんとか『いや、財前さんのせいじゃないでしょう』と伝えた。

『ひとつ厚かましいお願いをしなければなりません』財前は野木が佃が抜けるのであれば、自分も抜けると言い始めたこと、佃の方からなんとか野木を説得してほしいことを申し出た。虫のいい話だが、財前に非はない。佃は請け負った。

その後、佃は 野木を再度説得することに成功した。また帝国重工の無人農業ロボット開発からは外されることになったが、今後主流となるであろうその分野に参入していくためにも、佃はトランスミッションの開発を続ける決意を新たにし、野木が実験用に使うトラクターにエンジンとトランスミッションを納めさせてもらうことになったのだった。

ダーウィン・プロジェクト

それは帝国重工が無人農業ロボット事業への参入を発表した翌朝のことだった。情報番組を見ていた母の『最近の農業ってすごいわね』という声を聞き、テレビの前に駆けつけた佃。無人のトラクターが農作業をこなす様子が映し出されている。しかし、そこで紹介されていたのは帝国重工の無人農業ロボットではなかった。

責任者らしいダイダロス社長・重田登志行(古舘伊知郎)が女性レポーターのインタビューを受け、下町の中小企業が集まり、日本の農業の未来のため、こうした無人農業ロボットを開発していることを力説している。『ここから新たな農業が進化してほしいという気持ちを込めて、ダーウィンと命名しております。我々はこれをダーウィン・プロジェクトとして頑張っていきたいと思っています』(なんだこれは)佃は思わず唸ってしまうのだった。

その日の夕方。営業部員たちの情報収集により、ダーウィン・プロジェクトの全貌が浮かび上がってくる。中心メンバーにはダイダロスの重田とギアゴーストの伊丹、そして野木の元から開発データを盗んだ疑いがあるキーシンが名を連ね、ダーウィンのデザインと外装はヤマタニが請け負っていることがわかる。また、宣伝係として情報番組を手がけるプロデューサーや、内閣が打ち出した戦略の中でも農業は重要な柱と位置づけていることから、名を売り出世の足がかりとしたい衆議院議員も絡んでいるとの情報が浮上した。

(何かと事情や都合を抱えている連中が、ダーウィンで利害関係が一致したってわけか・・・)佃はそう納得するとともに、自分だけが蚊帳の外に置かれた疎外感を感じられずにはいないのだった。

その夜、ダーウィン・プロジェクトの4人組、ダイダロスの重田、ギアゴーストの伊丹、キーシンの戸川譲テレビ制作会社北堀企画の北堀哲哉はプロジェクトの出だしがうまくいった祝杯をあげていた。

今朝の情報番組のオンエア直後からは全国の農家からの問い合わせが殺到し、帝国重工と同時期に発表したことで、重田たちが思い描いてた通り、大企業に対抗し立ち上がった中小企業という構図もうまく視聴者に伝わっていた。

『帝国重工のやつら、これで終わりだと思うなよ』と重田が低く言い、それを聞いた伊丹も(今に見てろ)を腹の中でつぶやいた。
 


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重田の逆襲

『これは君のミスだぞ!』自社の無人農業ロボット事業参入の発表が、ライバルとなるダーウィン・プロジェクトにまんまと出し抜かれたかたちになり、事前にその情報を得ることができなかった財前は的場から激しい叱責を受けた。それに加え、ダーウィン・プロジェクトの中心メンバーに、自らの因縁の相手である重田と伊丹が名を連ねていることがさらに的場の怒りに火を注ぐ結果となっていた。

そんな中、広報部長の多野が週刊ポルトの見本誌を片手に、血相を変えて駆け込んできた。『明日発売の週刊ポルトにこんな記事が!』そこには『下町トラクター・ダーウィンの真実、帝国重工に潰された男たちの挑戦』『社長候補のエリートが潰し、路頭に迷わせた数千人の社員』と大きな見出しが躍っている。『何だこれは・・・』的場は目を血走らせ、怒りに声を震わせた。

週刊誌に記事が出るが気にしないでくれとの連絡が、財前から佃に入った。その翌朝、佃が週刊ポルトを買い、読んでみると、そこには帝国重工の的場から倒産に追い込まれ、人生のどん底を味わった重田が、再びダイダロス社長として立ち上がりダーウィン・プロジェクトを立ち上げ、宿命の仇敵とも言える的場に挑戦状を叩きつけたという内容の記事が、劇的に書かれていたのだった。

この件を受け、帝国重工会長・沖田勇に呼び出された的場。『君にも判断ミスがあるんだなあ、的場君』的場は社長就任の延期を告げられるのだった。

田舎のしがらみ

春から専業農家となり、自然と共に生きる喜びを噛み締める毎日を送っている殿村直弘(立川談春)のもとに、農林協職員・吉井浩がやってきた。隣接する地区の大地主の3男坊であることから、常に上から目線の吉井の評判は良くない。殿村の父親・殿村正弘(山本學)が手塩にかけ育てた米を他とは差別化するため、オリジナルブランド・殿村家の米として農林協を通さずに販売しているのを、農林協に儲けが出ないという勝手な理由で農林協を通せとかつて言ってきた際には、正弘が吉井とひと騒動あったという話を聞いている殿村は、思わず身構えた。

『この前、稲本さんから農業法人に誘われませんでしたか?』と切り出した吉井。稲本とは農業をやっている殿村の同級生で、まだ殿村が農業を継ぐことを決めかねていた時、正弘が引退するならば農業法人を起こすため、田んぼを貸してくれと言ってきた人物だ。結局、殿村が継ぐことになったため、その話は立ち消えになったものと思われたが、少し前、殿村は稲本を始めとする他2人の農業を営む男性と農業法人をやろうと誘われたばかりであった。しかし、稲本たちの計画に疑問を抱いたこと、何より手塩にかけて育てている殿村家の米が他の米と一緒くたにされてしまうことにメリットを感じなかった殿村はその話を断っていた。

『当然入るんですよね?』という吉井に入らないと答えた殿村。すると、吉井は『いい気にならない方が身のためだ、殿村さんよ』とすごむような目つきで殿村を一瞥し、帰って行ったのだった。
 


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三者の進捗

次期大型ロケットに関する連絡会議に山崎と参加した佃。現在100億円かかる打ち上げ費用を半分の50億に圧縮するという大胆なコスト削減策が示された。

週刊ポルトの記事により、的場の社長就任が延期となり、現社長・藤間秀樹(杉良太郎)の続投が決定したため、スターダスト計画の続行は確保されたが、来期どうなるかはわからない。財前によると、それまでの間に打ち上げコストを下げ、世界的に見ても優位な実績を作ろうという意図があるらしい。

会議の後、財前と食事を共にした佃は、『無人農業ロボットなんですが、新たな動きがありまして』と1枚のパンフレットを差し出された。それは、岡山で開催される一大農業イベント・アグリジャパンのもの。パンフレットに踊る『帝国重工VSダーウィン・プロジェクト』という大コピーに佃は驚く。アグリジャパンの目玉イベントとして、両社の無人農業ロボットのデモンストレーションが行われるのだ。

帝国重工と野木が開発する無人農業ロボットの試作機・アルファ1が迷走の一途をたどっていることを、佃が野木から聞かされたのは、ついこの間のことだ。当初、財前が佃製作所に依頼していた小型エンジンとトランスミッションを、内製化する方針を決めた的場だったが、大型製品のラインナップしかない帝国重工はやはり苦戦したようだ。ノウハウのない小型エンジンとトランスミッションの開発には巨額の資金と期間がかかるということで、結局エンジンは大型化され、本来日本の農家のために開発を目指したはずの無人トラクターは北海道などの大農場でしか使い道がないような巨大なものになり、実用性の低いものとなっていた。

また、まだ試作機の段階であること、ダーウィン・プロジェクトがどんな手を仕掛けてくるのかわからないため、アグリジャパンへの出展を財前は反対したが、的場がそれを押し切ったらしい。

一方、佃製作所には積み上げた小型エンジンのノウハウがあり、持ち前の技術力でトランスミッションの開発も軌道に乗せていた。その2つを搭載した野木の研究用の無人トラクターの状況は極めて安定していて、野木が帝国重工と専属契約を結んでいるため、実用化できないのがもったいないほどだ。

そして、帝国重工に対するダーウィン・プロジェクトはアグリジャパンで帝国重工がデモンストレーションを行うと知るや否や、相手を徹底的に潰すチャンスとばかりに出展を決めていた。しかし、ダーウィンの試作機はたまに突然停止してしまうというまだ解決できない欠陥を抱えている。今回の無人農業ロボットに搭載されているのは、かつて島津が開発したトランスミッションだ。島津の代わりに雇ったエンジニア・氷室はその欠陥を解決するのに手間取っていて、伊丹は初めて島津を解雇したことを後悔していたのだった。

一騎討ちの結果

アグリジャパンは佃たちの想像をはるかに超える大勢の人と出展ブースで賑わっていた。本物の水田を会場に仕立てたデモ会場に設置された1000人以上は収容可能な大規模なスタンドは満員御礼、帝国重工の来賓用のテントにて、社長・藤間も見守る中、まずはダーウィンのデモンストレーションが始まる。

農道を進み、田んぼへ入ったダーウィンが耕耘爪を下ろし、土を耕し始める。突き当たりでターンし、往復。田んぼのちょうど真ん中あたりに立てられているカカシを感知すると、カカシを避けるように回り込み、残りを耕し、農道へ出て行った。カカシをあえて立ててある理由は、もしそこに人がいた場合、衝突事故などを避ける安全機能がきちんと動作するかどうかを確認するためである。

中には多少のサクラも混じっているのかもしれない。スタンドの観客から大歓声があがる。佃や山崎といった技術者から見れば、途中エンジンやトランスミッションの動きが不安定になることはあったが、それは観客には全くわからなかったようだ。

次に、ダーウィンを比べればかなり大きい帝国重工のアルファ1のデモンストレーションが始まった。ダーウィンと同じく、アルファ1も無事農道から田んぼへ入り、土を耕し始める。そして、2往復したのちに田んぼの中央に設置されたカカシの前までやってきた。

『あっ』佃が小さな声を発したのと、アルファ1がカカシを踏みつけ、タイヤに巻き込んだのはほぼ同時のことだった。スタンドから悲鳴が上がる。そのままアルファ1は耕し終わり、農道へ出てくる。肩を落とす野木を慰めようと、佃がそちらに目をやった時、スタンドからどよめきが起こった。アルファ1は農道から脱輪し、用水路へ落ちてしまったのだった。

『シマちゃん、やっぱり来てくれてたのか』両社の対決を見届け、会場へ戻った島津に、伊丹が声をかけてきた。伊丹からアグリジャパンのパスと往復の新幹線の回数券が送られてきたのは、少し前のこと。ダーウィンに島津が設計したトランスミッションが搭載されるということで、見に来たのだ。

『どうだ、すごいだろう。俺たちのトラクター。シマちゃんの設計したトランスミッションを搭載してるぜ』得意げな伊丹に対し、島津は『まあまあなんじゃないの』と冷たい態度。さっさと帰ろうとする島津に、伊丹が『もう一度、俺と一緒にやらないか?』と切り出してきた。『あんた、そんなやつだっけ?』島津の後任で入った技術者の氷室がイマイチだと言い、切り捨てようとする伊丹を目の当たりにし、島津は呆れ返る。『あんたがこんな風に私を誘うのは困ってるからでしょう?でも、それはあんたが自分で解決すべきことだと思う。人に頼るんじゃなくてさ』心の奥を見透かされた伊丹は何も言うことができず、島津は去って行った。
 


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風向きの変化

アグリジャパンの関係者控え室。帝国重工に割り振られた会議室には緊迫した空気が張り詰めていた。『このプロジェクトは私が承認したものと違うんじゃないのか?新規事業計画書によると、小型から中型のものに注力するとあったはずだ』藤間の核心を突く矢のような質問が、的場に浴びせかけられた。

従来作ってきたエンジンのノウハウが最も発揮できるのがあのサイズで、徐々にダウンサイジングしていくと言い訳をする的場に、藤間は『だったら、今すぐ小型エンジンとトランスミッションを作れ』と返す。エンジンとトランスミッションの開発に携わっている製造部の責任者は、今まで対応したことがないのですぐにはできないと言葉を詰まらせた。

『もういい。製造部はおりろ』藤間はきっぱりと告げた。『外注でいい。あのダーウィンと渡り合える技術力を持った会社に、このトラクターを託せ。今日地の底に落ちた我々の信用を全力で取り戻せ。いいな』

その翌日、早速財前が佃製作所を訪れ、エンジンとトランスミッション供給してほしいとの依頼があった。しかし、佃の表情は固い。エンジンはまだしも、トランスミッションにはまだ課題がたくさん残されていて、佃品質には至っていないからだ。佃は返事を保留にし、財前を帰らせるのだった。

その夕方、佃は大学の非常勤講師として働く島津の自宅を訪れた。『シマさん、うちでやらないか?』単刀直入な佃の誘いに、島津は当惑を隠せない。先日二次面接を受けた大学から、最終面接の日程を知らせる通知が届いたばかりだからだ。

迷う島津に、ダーウィンの対抗馬である帝国重工のアルファ1にエンジンとトランスミッションを納めることになったことを佃は説明し、情熱的に訴えかけた。『皆がシマさんのことを待ってるんだ。頼む、うちに来てくれ』

やがて島津が決断し、島津は佃製作所の社員らに拍手と大歓声をもって迎えられることになるのだった。

殿村を襲った自然の猛威

収穫を控えたある日のこと。殿村の家の近くにある鬼怒川が大雨により決壊し、殿村の家の田んぼが水に浸かり、全滅してしまった。ニュースを見た佃が若い社員を連れ、救援物資を届けに行くが、1年間手塩にかけて育てたものを一晩で失ってしまった殿村の絶望は計り知れない。

その後、田んぼの原状回復費と運転資金として、500万円の融資を頼みに農林協を訪れた殿村。しかし、融資の条件が揃っている殿村に対して、かつての因縁がある吉井は融資の条件として、オリジナルブランド・殿村家の米の販売をやめることを要求する。

金がなくては立ち行かないが、父・正弘が守ってきた米を犠牲にすることもできない・・・決めかねた殿村が農林協を出たところで、向こうから稲本がやってきた。『お前んとこ、全滅か?うちは大丈夫だったよ』稲本がニヤついた顔で言う。『お前がもしうちの農業法人に加わってたらさ、お前んとこの稲が全滅して、うちは大赤字になるところだった。お前が断ってくれて助かったよ』

稲本と別れ、軽トラに戻った殿村は力任せに両手をハンドルに打ち付けた。『くそ!くそ!!』殿村の目から、大粒の悔し涙が流れ落ちる。佃からの電話が殿村の携帯にかかってきたのは、ちょうどその時だった。『トノ、話があるんだ』

殿村の家に、山崎と島津、野木と財前を従えた佃が訪れた。財前が無人農業ロボットの開発に取り組んでいることを説明し、『どうかお宅の圃場をこのテストのために貸していただけないでしょうか?』と切り出した。『いいんじゃないか?もう農閑期だし、今年はいろいろあったから』という殿村だったが、何より田んぼを大事にしている正弘は反対した。

『今日本の米づくりは様々な問題に直面しています』そう切り出した佃が、今回の事業がそれらの問題を解決し、日本の農業に未来をもたらすことになることを力説する。『この実験はどうしても必要なんです。殿村さん、なんとか考えていただけませんか?この通りです』佃は両手をついて、頭を下げた。

すると、正弘がそれまで座っていた座布団をよけ、おもむろに佃や財前の前に正座する。『私も同じことを考えてました』米づくりの未来を憂いていたが、自分1人ではどうにもできないと諦めていたと語り始めた正弘。『だけど、今佃さんの話を聞いて、心底嬉しかった。私と同じ志を持って、米づくりのことを、日本の農業の未来のことを真剣に考えていてくれる人がいた。仲間がいたんだ』正弘は目に涙をため、『日本の農業のために、うちの田んぼが役に立つなら、こんなに嬉しいことはない。私からお願いします。どうか、日本の米づくりを、農業を救ってください』と深々と頭を下げるのだった。

実験農場提供への謝礼が出たことにより、結果的に殿村は災害で出た赤字を補填することができた。少しでも殿村の助けになればという佃の配慮があったことを、殿村が察することになるのはもう少し後になる。
 


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原作小説『下町ロケット ヤタガラス』結末までのあらすじ(ネタバレ)後編

見つかった欠陥

そんな中、アルファ1とダーウィンの両方が首相肝いりの農業推進プログラムに内定することになる。これに伴い、首相が大物政治家を引き連れ、視察に訪れることが決定した。

これをダーウィン・プロジェクトのプロデューサーの北堀は、アグリジャパンに続き、帝国重工よりもダーウィンの方が優れているということを世間にアピール格好のチャンスが到来したと受け止め、喜んだ。北堀の戦略のおかげで、世間には庶民の味方であるダーウィンに、帝国重工という巨悪が立ちはだかるという構図の刷り込みが浸透しつつあった。

アルファ1は、殿村家の田んぼで試運転を続け、データを取る作業を続けている。そんななか、突然エンストしてしまうというエラーが見つかり、これに島津は大胆な設計変更という対策で立ち向かう。

一方のダーウィンにもいくつかのトラブルが出始めていた。モニター機数台を全国の農家に提供する段階に至り、アルファ1の一歩先をいっているダーウィンだったが、理由もなく止まってしまうというエラーがモニター農家から報告され始めていた。

しかし、トランスミッションの設計に関わるギアゴーストとプログラムを担当するキーシンの間に、佃製作所と野木とのような絆がないことから、トランスミッションのせいだ、プログラムのせいだと互いがエラーの原因を押し付け、エラーの原因究明はなかなか進まないのだった。

そして、ついに不具合が起きたモニター機が運び込まれ、エンジンはダイダロスへ、プログラムはキーシンへ持ち帰られ、ギアゴーストでは島津の後釜として伊丹が雇った技術者・氷室が慎重にトランスミッションを取り出してみた。すると、パーツの一部に変形が起こっていることがわかる。

それが起きた原因に氷室が頭を悩ませるなか、キーシンからプログラムに無意味な変速を指示するバグが見つかったとの報告があった。『まったく人騒がせな連中だな』氷室は調べるのをさっさとやめてしまうが、ギアゴースト社員・柏田宏樹(馬場徹)は(そんなことぐらいで壊れるかな・・・)という疑問を感じ、やはりトラブルの原因がトランスミッションにあるのではないかという疑いを抑えることができないのだった。

奪われた機会

そして、迎えた首相視察の当日。場所は北海道の北見沢市。4日前から現地へ入り、この視察に向けて準備を重ねてきた軽部真樹男(徳重聡)が、『勝とうや。俺はダーウィンに負けるつもりはないからな』と気合の入った一言を吐き、立花も『俺もです。絶対に勝たなきゃいけないと思う』と決意を露わにする。

やがて首相たちが現地に到着した。このあと、北見沢市長からの説明のあと、それぞれ25分間のデモンストレーションが開始する予定だった。しかし、佃たちは突然そのチャンスを奪われることになってしまう。

『責任者の方、いらっしゃいますか?』アルファ1のスタートへの準備が始められた時、突然市の職員がテントに入ってきた。スケジュールが押し、両方のデモを首相に披露するだけの時間が取れないため、今回は首相たっての希望であるダーウィンの方のデモだけを行うというのである。財前がなんとかデモを行いたいと主張すると、『首相がお帰りになってからやっていただくのはどうかと、市長が申しております』と職員は言う。しかし、それでは意味がない。

『ふざけるな!』激昂した的場が、突然テントを飛び出して行き、首相へ直談判しに向かう。『帝国重工の的場と申します。もしよろしければ、私どものデモをご覧になりませんか?』首相は時間が押していると予想通りの返答をした後、『あなたが的場さんですか?あまり中小企業をいじめないでくださいよ?』と予想外の一言を放ち、さっさと的場の前から通り過ぎていく。周囲から笑いが起きた。

『その節はお世話になりました』思わぬ一撃を首相から受け、的場が固まっているところへ、重田が現れた。隣には伊丹の姿もある。『君たちはこんなことで、私に仕返しでもするつもりなのかね?』重田の会社が倒産したのも、伊丹が機械事業部をお払い箱になったのも、すべて責任は自分自身にあり、逆恨みされる道理はないと主張する的場に対して、重田は『俺たちはあんたを徹底的に潰す。覚えておくんだな』と宣戦布告するのだった。

ダーウィンのデモはそつなく終わり、首相とその取り巻きは帰って行った。客もまばらになった会場で、続いてデモを行ったアルファ1だったが、当然その反応は当初受ける予定にしていたものと比較すると、ないも同然だ。しかし、島津の感触は良かった様子。『ダーウィンなんかよりも、ずっといい』島津は晴れ晴れとした表情でそう言った。

その後、伊丹が島津に話しかけてきた。島津が佃製作所に入り、自分たちとはライバル関係になった情報はすでに伊丹に入っていた。『うちのトラクター、良かったろう?』という伊丹に対して、島津は自分が設計したトランスミッションなだけに、ダーウィンが抱える問題点に気づいているようだ。『伊丹くんって何もわかってなかったんだね。あれで本当にいいと思ってるわけ?』と意味深な質問を投げかけるのだった。
 


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的場の生い立ち

その翌朝、テレビに映るのはダーウィンばかりで、アルファ1がまったく出てこないことに苛立ちながら、チャンネルを操作する娘の利菜に、佃はかねてから抱えている疑問をぶつけてみた。『なあ、利菜。的場俊一というのは、どんな人なんだ?』

的場の父親は旧大蔵省の官僚で、将来の次官候補と期待されるエリートだった。自分たちはこの国の支配階級で下々の人々を導く存在、民間企業は下僕に過ぎないという偏った考えを的場の父は持っていた。

そんな父親は的場にも厳しく、的場には褒められた経験はおろか、認められた経験も一度もない。的場の中で、父に対する対抗意識が芽生えたのは慶應への進学を決めた時のこと。『なんだ私立か。上司に顔向けできないな、みっともない』という東大法学部卒の父の言葉を聞いた時だった。(いつか見返してやる、必ず)という強い気持ちが、的場の中に生まれた。

以来、的場は父への復讐のため、とりつかれたように出世街道をひた走ることになる。しかし、的場が機会事業部の部長に昇進した頃、的場の父はあっさり脳梗塞で逝ってしまった。

これまで父に復讐を遂げることだけを目標に生きてきた自分の人生が、途端に意味をなさないものように思われ、迷い、悲しんだ的場の腹を決めさせたのは、母の言葉だった。母は父が的場のことも、自分のこともなんとも思っていなかった、つまり父が自分のことしか考えていない人間だったと評し、『あなたは今まで通りやればいい』と毅然とした態度で言った。父には反抗ひとつしなかった良き妻の本音だった。

的場は今でも酔うと、自分の生い立ちを部下に話して聞かせることがあるらしい。『同情して欲しいのか、的場さんは』と尋ねた佃に、利菜は『理解して欲しいんだと思う。自分のやり方を』と答えるのだった。

的場の反撃

帝国重工の無人農業ロボットは、開発コード・アルファ1を改め、製品名・ランドクロウとして、いよいよ納品が始まった。ライバルのダーウィンはその3ヶ月も前から納品が始まっていて、受注開始から大きく開けられた差は以前埋まる様子はまったくなかった。ランドクロウの発売開始に大きな期待を寄せていただけに、その埋まらない差を目の当たりにし、佃製作所でも社内の落胆は大きい。

そんななか、営業部からある情報がもたらされる。ダーウィンに突然停止するなどのトラブルが出て、数台がギアゴーストに運ばれてきているらしい。また、ダーウィン・プロジェクトに参加する会社が最近になって何社か離脱し始めているらしい。

その頃も、ダーウィン・プロジェクトからは離脱企業が相次ぎ、これで6社目となった。そのなかには重要な役割を担っている企業もあり、ダーウィンの生産ラインが止まってしまう恐れもある。動揺する重田に、伊丹が思いがけない言葉を投げつけた。『これは的場の仕業ですよ、重田さん』離脱を決めた会社の社長に伊丹が詰め寄り、なんとか吐かせた情報らしい。離脱した企業はいずれも帝国重工との取引があり、ダーウィン・プロジェクトを離脱しなければ取引を停止するなどの圧力が的場から一斉にかかっているらしいのだ。

このピンチを受け、重田は何やら対抗策を考えたらしい。その日の夕方、伊丹が顧問弁護士として引き合わされたのは、因縁の田村・大川法律事務所の中川京一(池畑慎之介)だった。中川はギアゴーストから設計データを同社の顧問弁護士に盗み出させたことで有罪となり、弁護士免許を剥奪され、実刑を言い渡されている。中川は3ヶ月ほど前に刑務所から出てきたばかりだった。

その後、的場の思惑通り、ダーウィンの出荷が止まった。とはいえ、期間にしてせいぜい1ヶ月程度、時間稼ぎにしかならないが、的場は好き勝手されてきた重田たちにようやく一矢報いた気持ちでいっぱいだ。『下請けなんてのはな、結局、うち無しではやっていけない。その程度の連中なんだ』と的場は製造部部長の奥沢に得意げに言う。

叩けばどうとでもなる。重田工業の倒産で殺到した非難を部下の伊丹に被らせ、その後、徹底的に下請け企業を締め付け、いじめと言われるほどの厳しいコストカットを実現し、収益の改善を行った際に的場が得た教訓だ。的場は『帝国重工に逆らったらどうなるか、重田と伊丹の2人にもう一度、思い知らせてやろうじゃないか』と言いながら、憎々しげな笑みを浮かべるのだった。
 


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浮き彫りになったダーウィンの欠陥

ダーウィンにトラブルが発生していることは、農業機械大手のヤマタニでも話題となっていた。ヤマタニではダーウィンへボディを供給するとともに、販売もしているため、ダーウィンに問題があれば社の信用を失う。

エンジンが突然動かなくなり、その後手動に切り替えてもエンジンがかからないというエラーはモニター機の段階でも報告されていたが、その時はキーシン側のプログラムのバグのせいだと解釈され、製品化に至った。しかし、そのバグが修正された今も、同じようなエラーが出ているとの報告を、工場長の入間は受け、営業担当者に早急に知らせるよう、部下に命じるのだった。

『多すぎるな、確かに』取扱店から寄せられたトラブルの件数とその内容をまとめた資料を前にし、伊丹とギアゴースト社員・堀田は渋い表情を浮かべている。『氷室には見せたのか?』堀田が氷室がまったく取り合おうとはしないことを報告し、伊丹からトランスミッションの見直しを指示してもらえないかと依頼する。

また、堀田はかつて実際に動かなくなったトランスミッションを分解した際、部品のひとつに変形が認められたことを話し、トランスミッションの構造的な問題の可能性もあると語った。その時、伊丹は、かつてアグリジャパンで島津から言われた『伊丹くんってさ、結局なんにもわかってなかったんだね。あれで本当にいいと思ってるわけ?』という意味深な言葉の意味を悟る。島津はかつて自らが設計したトランスミッションに、問題があることに気づいていたのだ。

だとすれば、ランドクロウの方のトランスミッションではすでに問題点を解決してあるはずだ。伊丹はランドクロウのトランスミッションをリバース・エンジニアリングし、問題点を探ることを思いつくのだった。

的場への鉄槌

広報部長の多野が、真っ赤な顔で部屋へ入ってきた。『ニュースのプリントアウトです。先ほど、ネットにアップされました』書類を一瞥した的場の顔が、顔面蒼白になっていく。そこには、帝国重工の下請け20社が、下請け代金の減額や買い叩きなどの行為を帝国重工から受けたことを、公正取引委員会へ申し立てたという内容が書かれている。被害を受けた20社の多くがダーウィン・プロジェクトにも参加していることから、妨害の意図があったのではということも、そこには記載されていた。

さらに、的場への追い打ちはそれだけではなかった。帝国重工がダーウィン・プロジェクトを妨害するために、実際どのようなことを行ったのかという詳細と、それを主導したのが的場であることが書かれた記事が、明後日出るらしい。

『こんな記事握り潰せ!絶対に出させるな、潰せ!』声を荒げた的場に、多野も声を荒げる。『無理なんです、それは。無理なんですよ!そんな簡単なものじゃない。否定しても、明後日には出てしまうんです!・・・沖田会長のところへ行ってください。すぐに来るようにとのことです』呆然としたまま、部屋を出て行った的場は直後、辞任を命じられることになる。

帝国重工が下請法違反で公正取引委員会に申し立てをされたことは、すぐに佃の耳にも入った。情報を持ってきたのは営業部の江原春樹(和田聰宏)だ。この申し立てを段取りしたのが、かつてやりあった弁護士の中川であるということが、佃に知らされる。下請法は仕事を発注する大会社が、その優位な立場を利用し、下請け会社をいじめないように定められた法律で、違反したからといって刑事罰があるわけではないが、この件により帝国重工が落とす信用、イメージは計り知れない。それは社会的な制裁を意味していた。
 


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復讐の終焉

帝国重工が開いた緊急記者会見で、的場の辞任が発表された。そのニュースを、重田は自宅である高層マンションの一室で見ている。ここで重田は10年近く、一人暮らしている。かつて一緒に暮らしていた妻やまだ小学生だった2人の子供とは、重田工業の倒産が原因で離婚した。

大学で博士号を得て、その後海外の自動車関連メーカーの研究所で学んだ重田の父は、当時最先端の技術を有していて、帝国重工の中核的な下請け企業として大きく成長を遂げて行った。そのおかげで、重田は幼い頃から物に不自由をしたことはなかったが、生き方を自分で選ぶ自由がなかった。次期重田工業の社長として、父が決めた道を重田は歩くことになる。

やがて、父が会長に退き、32歳で社長に就任した重田。しかし、父の権力は絶大で、自分の思う経営はできなかった。

自社が提供する部品がなければ、帝国重工の製造ラインが止まるという事実が、やがて重田の勘違いを増長させ、再三にわたる帝国重工からのコストダウンを突っぱねることになる。そして、それが50年続いた会社を倒産させる原因となってしまった。

会社倒産を告げた従業員集会で見た、社員1人1人の悲しげな目を今でも重田は忘れられない。一家の大黒柱として働く社員、自分1人の稼ぎで家計を支えているシングルマザー、要介護の親を抱えながら働いている社員、数千人いる1人1人の社員のことを重田は把握していて、自分が彼らが奮闘し必死でしのいできた人生を打ち砕いたということを受け止めた。

『あの人たちの目を、的場・・・お前に見せてやりたかった』そうつぶやく重田の頬を涙がこぼれ落ちていく。記者会見にて、無数のフラッシュにたかれ、まるで抜け殻のようになった哀れな的場の姿を見た重田は、愕然とする。これが俺の勝利なのか、と。

そこには期待したような達成感や喜びなど何もなく、あるのはただの虚しさだけ。こんなもののために、人生を捧げてきたのか・・・重田は呆然とするのであった。

一方の伊丹は、この記者会見をギアゴーストの社長室で見ていた。今まで許せないのは的場だと思っていたが、この時、伊丹はふと自分が許せなかったのは、自分ではなかったのかという答えにたどり着く。

かつて死の床で『金に縛られることほど無様なものはない』と教えてくれた父。その尊い教えに的場は背き、父を裏切ったという思いが常に抜けなかった。背かざるを得ない状況を作った的場を憎んでいたが、伊丹が許せなかったのは的場ではなく、教えに背き、父の人生を踏みにじった自分自身だった。

伊丹の依頼

ランドクロウに搭載されている佃製作所製のトランスミッションをリバース・エンジニアリングした結果、部品のうちのひとつがギアゴースト社製の物とは違い、特殊なかたちになっていることがわかる。トラクターの故障の原因がトランスミッションにあることを認めたくない氷室が反対する声を『あんたは黙ってろ!』と厳しく一喝した伊丹は、部下に大至急その部品の権利関係を調べさせる。

しばらくした後、深刻な表情の堀田が、部品の特許がすでに佃製作所により出願されていることを報告した。

取引先であるヤマタニからリコールも検討せよとのお達しが出ている以上、このままの状態で製品を供給していくこともできない。かといって、この部品に代わる発明が今すぐにできるわけでもない。ダーウィン・プロジェクトの主要メンバーである重田、戸川、北堀に頼まれ、伊丹が佃製作所にライセンス契約のお願いに行くことになるのだった。

佃製作所にやってきた伊丹は、社長室へ入るなり、佃を始めとする社員らに不愉快な思いをさせたことを謝り、深々と頭を下げた。やがて、伊丹は佃製作所が特許申請している技術を自分たちにも使わせてくれと切り出す。

『あんた、誰に向かって頼んでるんです?!』なぜ自社のライバル企業にライセンス付与をしなければならないのか、と営業の唐木田篤(谷田歩)から厳しい言葉が飛んだ。『随分、調子のいいことをおっしゃいますね?』裁判で負けそうになっていた伊丹たちを助けたにもかかわらず受けた裏切りを忘れないと山崎も声を荒げた。『返す言葉もございません。本当に申し訳ございませんでした』伊丹は謝ることしかできない。

佃は、伊丹たちが作ったものを使う人の立場に寄り添っていないことを指摘。『肝心なことすらわからず、自分のことだけしか考えてない連中に、うちのライセンスを渡すわけにはいかない。顔を洗って、出直して来るんだな』佃の言葉を聞いた伊丹は、『おっしゃる通りです。失礼いたしました』と立ち上がり、こう佃に伝える。『島津さんに伝えていただけませんか?俺が間違っていたと。すまなかったと』

その後、伊丹は断られても、断れても、毎日のように佃製作所にやってくるが、佃がライセンスの使用許可を出すことはなかったのだった。
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気持ちの変化

帝国重工が新たに製品化したランドクロウ・コンバインが殿村家に納車され、実際に田んぼを走るということで、社員らを引き連れ、見学へ向かった佃。コンバインが問題なく動いたのはもちろんのこと、ランドクロウのおかげで今年は豊作だという嬉しい報告を佃たちは殿村から受けた。

その帰り道、トラブルを起こしたダーウィンが田んぼの真ん中で立ち往生しているところに、佃たちは遭遇した。困った表情でトラクターを見やる父親らしき男性と脇に立つ母親らしき女性。その傍らには、子供と思われる小さな男の子と女の子が心配そうな表情を浮かべながら、佇んでいる。その様子を見ていた佃が、突然『俺たちの目的は日本の農業を救うことだよな?だったら、救ってやれないか?あの人たちを』と言い始めた。『救ってあげましょうよ。救うべきです』という山崎。『見捨てるべきじゃないです』と島津が言う。アキも軽部も、そして立花も賛成し、佃の腹は決まった。

現れた救世主

ダーウィン・プロジェクトに参加している300社以上の中小企業の経営者が急遽集められ、緊急会議が始まった。マイクを持った伊丹が、ダーウィンに起こっているトラブルの原因がトランスミッションにあり、そのトラブルを解決する部品の特許を持っている会社に使用許可を求めたものの同意が得られなかったことを説明し、謝罪する。

様々な声が会場から上がる中、突然佃が現れ、『私からお話をさせてください』と伊丹からマイクを受け取った。会場の人々、そして今日ここに佃が来ることなど聞かされていない伊丹が驚きを隠せない中、佃が語り始めた。

まず、佃は自分の会社こそがダーウィンを窮地から救う切り札となる特許を有している会社だと明かし、自分たちの技術を守りたいという一念から、伊丹の申し出を断った経緯を語る。しかし、先日、ダーウィンのトラブルにより、困っている農家の人々の姿を目の当たりにしたことにより、その考えが変わったと佃は続けた。

佃の意見に社員皆が賛成してくれたこと、帝国重工のプロジェクトリーダーである財前がすぐに賛成してくれ、社内の調整に尽力してくれたこと、またプログラムを担当している野木も背中を押してくれたことを佃は語り終えると、『私たちの技術、どうか使ってください。そして、ダーウィンを信じて購入した農家の方々を救っていただきたい。どうか、彼らの期待を裏切らないでください』と言い切った。

マイクを置いた佃が、魂が抜け出したようになっている伊丹に近づき、右手を差し出す。会場は割れんばかりの拍手喝采に包まれた。
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殿村のその後

殿村の暮らす地域に台風が近づいている。台風の被害を避ける為、急遽刈り入れをすべてやってしまうことを決断した殿村と父・正弘が、ランドクロウ・コンバインと有人のトラクターを駆使して刈り入れを始めたその翌日の昼のこと、冷戦状態が続いている稲本が殿村のもとにやってきた。『すまん、コンバイン、いつまで使う?貸してくれないか?』

台風が進路を変えたため、慌てて今朝から有人コンバイン3台で刈り入れを始めたという稲本だったが、それでは間に合いそうにもない。台風がやってくるのは今日の夕方で、もし刈り入れができなければその分は諦めることになる。そこへ、稲本に頼まれ、近隣の農家を当たっていた農林協職員の吉井が、どこでもコンバインを借りることができなかったと現れた。

吉井はたかが6町歩の米のために、目の敵にしている殿村相手に稲本が頭を下げていることが気にくわないらしい。『たかだか6町歩じゃないですか?』稲本が入っている共済なら、たとえ全滅しても大して損はしないと吉井は平然と語る。

『ふざけんじゃねえぞ!!』稲本が大声で吉井を怒鳴りつけた。『俺たちがどんだけ真剣に米作ってると思ってんだ?!損しなきゃいいとか、そういう問題じゃねえんだよ!大切に育てた米を少しでも収穫したいっていう気持ちが、お前にはわかんねえのか?!とっとと失せろ!』吉井は逃げるように去って行った。

『古いのでよければ貸すぞ。使ってくれ』話を聞いていた正弘が言う。稲本はぽかんとした表情を浮かべたのち、『ありがとうございます!すぐに取りに来ます!・・・ありがとな、殿村』と嬉しそうに礼を言い、去って行く。『あいつもいいとこあるじゃねえか。・・・少しでも収穫できればいいな』正弘はそう言い、ほぼ刈り取りの終わった田んぼに向かって、静かに手を合わせたのだった。

伊丹の再起

その年開催されたアグリジャパンの帝国重工のブースには人が溢れ、展示されたランドクロウの周りには常に人だかりができるほどの人気となっている。当初苦戦していた帝国重工の無人農業ロボットの売り上げは徐々に回復し、今や計画比を上回る快進撃を続けていた。

その会場にて、島津は伊丹から声をかけられた。『その節はありがとうございました』と礼を言い、『元気にやってる?』と尋ねた伊丹に、島津が『お陰様で。伊丹くんはどうなの?』と言い、伊丹が『なんとか生きてるよ』と答えた。ダーウィンのリコールにかかった相当の費用を負担したため、一時は会社の存続すら危ぶまれたギアゴーストだったが、その後伊丹の経営手腕によりなんとか乗り切っている。

自分たちを信じてくれた農家の人たちや、助けてくれた佃製作所の人々、そして島津のためにも決して倒産だけはできなかったと伊丹は語り、『ありがとな、しまちゃん』と言う。『ライセンス契約の時にさ、佃さんに言われたんだ。あんたたちを信じた人を裏切るな。過ぎたことはもういいじゃないか。日本の農業のために一緒にがんばろうや、って。涙が出た。あれが下町の心意気ってやつなんだな。長いこと忘れてた。なんで忘れてたんだろう・・・』泣き笑いの表情になりながら、伊丹はそう語り、涙をいっぱいにためた目で空を見上げたのだった。
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原作小説『下町ロケット ヤタガラス』の感想

火の粉を散らして戦ったライバルであるダーウィン・プロジェクトのピンチに、佃製作所が救いの手を差し伸べ、復讐に取り憑かれていた伊丹の目が覚めるという、とても清々しい結末となりました。

かつて、信じる者に裏切られたことから、復讐の怨念に取り憑かれてしまった伊丹と重田。自分を裏切った人間への復讐を遂げるため、自分を信用してくれる農家の人々を裏切ろうとしていた伊丹でしたが、そんな伊丹が救われたのが、自分を信用してくれる佃だったという展開が深いですね。

復讐がただ虚しいだけだったということを悟った重田のその後については明記されていませんが、自分たちにライセンス使用許可を出してくれた佃の信用を感じ、きっと重田も伊丹と同じように前を向き、生きて行くことができるようになったのではないでしょうか。

信じていた気持ちを踏みにじられ、傷ついた人の心が、逆に自分が信じられることによって癒えていく結末には心を打たれました。

そして、池井戸潤氏の深い人物描写により、重田や伊丹、悲しい結末を迎えてしまった的場の、そうせざるを得なかった過去が描かれ、悪役ながら完全に憎めない気持ちになります。

より深く、物語を味わいたい方は、ぜひ原作小説の方も読んでみてください。前作『下町ロケット ゴースト』同様、一気に読めてしまう面白さです。

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『下町ロケット ヤタガラス』では無人農業ロボットづくりに奮闘する人々の様子が描かれましたが、ますますこのようなロボット化が進む中、それでもそれを作るのも、また使うのも人間です。ロボットづくりがテーマとなったことで、人間の情熱や葛藤、迷い、そして人間ドラマがより際立ったと思います。

俳優陣の熱演が加わり、ドラマも面白くならないわけがないですね!ドラマ版の方も、楽しみに観ていきたいと思います。
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