下町ロケット(ゴースト)ネタバレあらすじ結末まで 相次ぐ裏切りと罠,ギアゴーストが迎える衝撃のラスト

Pocket

2018年10月スタートの阿部寛さん主演ドラマ『下町ロケット』の原作となる『下町ロケット ゴースト』結末までのネタバレあらすじについてまとめてみました。

新ドラマ『下町ロケット』の原作は、池井戸潤氏著の小説『下町ロケット ゴースト』です。下町ロケットシリーズ第3作目の本作では、ロケットエンジン、心臓人工弁のパーツ開発を経た佃製作所の新たな挑戦が描かれます。

そんな原作小説『下町ロケット ゴースト』の舞台は農業。農家を営む佃製作所の経理部長・殿村直弘(立川談春)の父親が倒れたことをきっかけに、トランスミッション業界への参入を閃いた佃航平(阿部寛)。ある縁から佃製作所よりも小さい『ギアゴースト』というベンチャー企業と出会ったことにより、様々な人々の思惑が複雑に絡み合う渦に巻き込まれていくことになります。

以下、阿部寛さん主演ドラマ『下町ロケット』の原作『下町ロケット ゴースト』結末までのあらすじをネタバレでまとめています。ドラマ『下町ロケット』のネタバレにつながる可能性がありますので、ご注意ください。
 


<スポンサーリンク>

 

原作小説『下町ロケット ゴースト』の概要と簡単なあらすじ(ネタバレ

これからご紹介していく原作小説『下町ロケット ゴースト』は、2018年10月スタートの新ドラマ『下町ロケット』の前半部分の原作となります。

原作小説『下町ロケット ゴースト』の続編は、2018年9月28日発売の『下町ロケット ヤタガラス』となり、この『下町ロケット ヤタガラス』が新ドラマ『下町ロケット』の後半部分の原作となる予定です

ドラマ『下町ロケット』後半部分の原作結末までのネタバレあらすじ

本記事では新ドラマ『下町ロケット』の前半部分の原作となる『下町ロケット ゴースト』の結末までのネタバレあらすじについてまとめていますが、まずはそのネタバレあらすじを簡潔に起承転結でご紹介します。

)佃製作所の危機

開発、製作したロケットエンジン、心臓人工弁のパーツにおいて、その高い技術を認められ、軌道に乗ったと思われた下町の中小企業・佃製作所。

そんな中、佃製作所はある日、大口の契約先から発注量を削られ、来期赤字のピンチに立たされます。さらに帝国重工の大型ロケット打ち上げ計画『スターダスト計画』が経営悪化により撤退の危機を迎え、『ロケット品質』をうたう佃製作所のシンボルが失われるかもしれないという緊急事態に・・・

そんな中、300年続く米農家の1人息子である佃製作所の経理部長・殿村直弘(立川談春)の父親が心筋梗塞で倒れました。実家の農作業を手伝う殿村を見舞った佃製作所社長・佃航平(阿部寛)は、殿村が運転するトラクターでの作業を目にしたことがきっかけで、窮地を脱するべくトランスミッション開発に乗り出すというひらめきを得るのでした。

)ギアゴーストとの出会い

その流れで、佃は同じく下町にある小さなトランスミッションメーカー・ギアゴーストと出会いました。ギアゴーストは創業わずか5年の小さなベンチャー企業で、元帝国重工の社員だった社長・伊丹大(尾上菊之助)副社長・島津裕(イモトアヤコ)が2人で起こした会社です。そのものづくりへの姿勢が佃製作所のそれと通じるものがあったことから、両社の関係は同じ方向を目指し、協力し合い、そして近づいていくのでした。

)ギアゴーストの倒産危機

しかし、今度は佃製作所の未来を託す存在であるギアゴーストに緊急事態が発生。アメリカに本社を持つ大手トランスミッションメーカーに特許侵害を指摘されてしまったのです。ギアゴーストに請求されたライセンス料は、なんと15億円・・・小さな会社であるギアゴーストに当然そのような巨額のライセンス料を支払える能力はなく、ギアゴーストは一気に倒産の危機に陥ってしまうのでした。

そんなギアゴーストのピンチに協力を申し出たのが、佃製作所でした。すると、この騒動自体がある仕組まれた罠である可能性が浮上してくることに。そこには予想外の人間の裏切りたくさんの人間の思惑が絡み合っていたのです。

)ギアゴーストに訪れた予想外の結末

大手トランスミッションメーカーからの特許侵害の指摘、そして巨額のライセンス料請求が仕組まれた罠であることに気づいた佃と佃製作所顧問弁護士・神谷修一(恵俊彰)は、ギアゴーストと一致団結し、ギアゴーストに襲いかかる大きな力に抵抗します。

佃製作所とギアゴーストは、このピンチを脱することができるのか?そして、佃が同じ方向に向かって歩いている信じていた、ギアゴーストの伊丹に現れた異変とは・・・?この伊丹に現れた異変により、訴訟とは全く別の理由で、ギアゴーストはなくなってしまうという結末を迎えることになります。ショッキングなどんでん返しが待ち構える結末に注目です。

それでは、新ドラマ『下町ロケット』の前半部分の原作となる『下町ロケット ゴースト』結末までのネタバレあらすじ、スタートです。
 


<スポンサーリンク>

 

原作小説『下町ロケット ゴースト』結末までのあらすじ(ネタバレ)前編

佃製作所のピンチ

佃製作所の大口取引先のひとつであるトラクターと農機具メーカー・ヤマタニから『折り入って話がある』と呼び出された佃製作所社長・佃航平(阿部寛)

現在、佃製作所はヤマタニから依頼されたトラクター向け新型エンジンの開発中。なぜ呼び出されたのか知るよしもない佃が、従来品と比較して5%の低燃費、高出力を実現できそうだと自信たっぷりに担当者へ報告すると、『実はその・・・お宅の新型エンジンを採用する件、一旦白紙に戻して欲しいんだ』と切り出されてしまう。その理由は、新たに就任したヤマタニの新社長から、コスト見直しの大号令がかかったためだった。

また、今後の発注計画を確認した佃は愕然とすることに。新型エンジンだけではなく、今期後半から来期にかけた既存製品の発注量まで大きく削られていたからだ。これも新社長の方針によるものだった。

『いったいどのくらいのコストを考えていらっしゃるんですか?』なんとか開発中の新型エンジンの発注を取ろうと、追いすがった佃は、その金額が予想以上に低いもので、またそのようなコストでエンジンを納入することが可能なライバルがいることに大きなショックを受けることになる。

佃製作所に代わり、エンジンを納めることになったのはダイダロスという、『価格は一流、技術は二流』のメーカーだった。経営難が続いていたところ、数年前に外部から迎えた新社長の経営転換により、急回復した会社だ。技術が価格に負けたことに打ちのめされた佃だったが、このことが同時に佃製作所の今後の在り方に疑問を投げかけることになっていく。

エンジンは高性能であるべきだというスタンスでやってきた佃製作所だったが、果たしてそれが顧客のニーズに合っているのか?高スペック高価格のトラクターが農家に求められていないという現実を知らされた佃製作所。しかし、安くするために品質に手抜きすることは絶対にしたくない。(ウチにしかできないことがあるはずだ・・・)佃の胸にはその強い思いがあるものの、それが一体何なのか?現段階の佃には分からないのだった。

さらなる不運

帝国重工で開かれたロケット打ち上げに向けた会議に、技術開発部長・山崎光彦(安田顕)とともに参加した佃は、会議終了後、帝国重工宇宙航空部の財前道生(吉川晃司)に食事に誘われた。その席で、佃は帝国重工の大型ロケット打ち上げ計画『スターダスト計画』が存亡の危機に瀕していることを知ることになる。

帝国重工の社長・藤間秀樹(杉良太郎)が主導で契約した米子会社が巨額の損失を計上したことに加え、その他不運が重なり赤字が膨らんだことに対する藤間への経営責任を問う声が、帝国重工内で大きくなっていた。任期満了になる来期限りでの藤間の退任がほぼ確定となっていること、儲かるわけではない藤間が打ち上げたスターダスト計画への風当たりが相当強くなっていることを、財前は佃たちに説明した。

次期社長候補として現段階で最も有力視されているのが、国内製造部を統括する役員・的場俊一(神田正輝)。的場は反藤間派のトップとなる会長の息がかかった人物だ。反藤間派の急先鋒である的場が社長となった暁には、スターダスト計画が攻撃されるのはほぼ確実・・・申し訳なさそうに語る財前もまた、佃たち同様無念な気持ちであることを知っている佃。『覚悟はしておきます・・・』と言うのが精一杯だった。
 


<スポンサーリンク>

 

佃のひらめき

ある土曜日。佃は途中で山崎を乗せ、経理部長・殿村直弘(立川談春)の実家へ車で向かう。殿村の実家は300年続く米農家で、現在は12代目である殿村の父親・殿村正弘(山本學)が米を作っている。その正弘が心筋梗塞で倒れたのが少し前のこと。それ以来、殿村は佃製作所を頻繁に休み、一時的に実家で農業を手伝っている。

とはいえ、殿村にも正弘にも、家業を続けていく気持ちはなかった。農家の苦労が身にしみている正弘は、息子に苦労させたくないという気持ちから、農業以外の仕事で食べていけるよう1人息子の殿村を大学へ行かせのだ。しかしなんとか今年の刈り入れまでを済ませる必要はある。今回はそんな殿村の見舞いのための訪問だ。

殿村の母親に出迎えられた佃たちは、やがてに田に出ているという殿村のもとへ。殿村は佃製作所が製造している小型エンジンを積んだトラクターで、黙々と田を耕す作業に没頭していた。その作業をじっと見ていた佃から『なあ、ヤマ。あのトラクターの動きを見て、何か気づかないか?』という言葉が出る。しかし、山崎には何のことだかさっぱり見当がつかない。

『このトラクター、俺に運転させてくれないか?』佃が殿村に申し出て、佃が田を耕すことになる。佃は何かを確かめるように、ギアの上げ下げ、ロータリー(トラクターの後ろについている耕耘用の爪部分)の上げ下げを繰り返し続けた。

それから2時間後。『次に何をすべきかわかった気がする』といい、トラクターから降りてきた佃。『作業機の耕耘爪なんだけど、農作業のためには回転数が一定の方がいいんじゃないか?』と尋ねる佃に、殿村がその通りだと答える。ロータリーの動力源は、タイヤ同様、エンジンである。回転数が一定でないため生じた作業ムラによって、作物の生育状況が変わることを殿村が説明した。『もし、作業ムラができないトラクターがあったとしたらどうだろう?買おうと思うか?』『そりゃ買いますよ』父・正弘がいつも作業ムラを気にしていたことを殿村は語った。

佃が考えていたのは作業機の精度を決めるトランスミッション(変速機)の開発だった。動けばいいと言われてしまうエンジンとは違い、トランスミッションはそうはいかない。トランスミッション開発には佃製作所の技術が大いに生かせるはず。もし、佃製作所が高性能エンジンと高性能トランスミッションの両方を作れるメーカーになれば、これ以上の強みはない。佃はそう閃いたのだった。

とはいえ、佃製作所にはトランスミッションのノウハウが全くない。一からの開発、外部からノウハウがある人物を迎えての開発はどちらにしろ多額の資金と途方もない時間がかかる。『いきなりトランスミッションを作るのは、ハードルが高い。そこでまず、トランスミッション用のバルブから始めてみたらどうかと思うんだが、どうだろう?』月曜日朝の連絡会議にて、佃は社員らにそう提案した。社員らが賛成し、まずは手始めにヤマタニにトランスミッションのバルブだけでも作らせてもらえないか、交渉してみることになった。
 


<スポンサーリンク>

 

ギアゴースト

その週の金曜。佃は山崎と営業第一部長・津野薫(中本賢)を伴い、ヤマタニで最大規模を誇る浜松工場へ。長年懇意にしてきた工場長・入間にトランスミッションのバルブを作らせてもらえないか提案した。しかし、そこで佃たちは意外な一言を聞く。『ここだけの話、トランスミッションそのものを、外注に出すかもしれない』これも新社長の徹底的なコストダウンの方針によるものだった。

そんなヤマタニがトランスミッションを発注する候補としている会社は、意外や意外、佃たちが聞いたこともない大田区に本社を構える『ギアゴースト』という社員たった30名の、佃製作所よりも小さな会社だった。ギアゴーストは創業5年のベンチャー企業で、製造拠点を持たないファブレスという形態をとっている。自社で企画設計した製品の製造、組み立てをすべて契約企業に発注するという新しいスタイルのビジネスモデルだ。

ギアゴーストの社長は元帝国重工の機械事業部にいたという伊丹大(尾上菊之助)。そして、伊丹のパートナーとして、ともに起業したのが、同じく帝国重工で天才エンジニアとして名を馳せていた島津裕(イモトアヤコ)だった。ギアゴーストの主力製品はアイチモータースのコンパクトカーに採用されたCVT(ローやセカンドなどの段階が存在しない無段階変速機で、新しいタイプのトランスミッション)ということだった。

ギアゴーストのトランスミッションに佃製作所のバルブが採用されれば、それはヤマタニのトランスミッションにバルブが採用されることと同じになることから、入間から勧められ、佃はギアゴーストの伊丹に紹介を受けることになるのだった。

うらぶれた町工場の中の、築50年以上は経っていそうな老朽化した建物の中に、その若い会社の本社はあった。驚きを隠せない佃たちに、ギアゴースト社長・伊丹は父親が営んでいた町工場の建物をそのまま使っていることを説明する。常に貧しく、細々とした経営状況だったが、伊丹の父は社員を守り、最終的には社員らに退職金を支払えるだけの蓄えを残して、一代限りで看板を下ろした。そんな父親が自分の誇りだと話す伊丹に共感した佃は、すぐに伊丹のことを気に入る。

また副社長でエンジニアの島津も『佃製作所さんは帝国重工のロケットエンジンのバルブを作られているんですって?なんでそんなものが作れるんですか?』と無邪気な質問をしてみせ、帝国重工で理不尽な思いをしているよりも、お金はないが自分の作りたいものが作れる今の会社の方がいいと笑顔を見せる。佃は島津にも好感を抱いた。

佃はギアゴーストという会社に自らの会社と同じようなものづくりへの姿勢を見出し、好印象を抱くとともに、新しいトランスミッション用のバルブを決めるコンペへ参加することになる。ライバルはヤマタニの現トランスミッションにバルブを納めている大手バルブメーカー・大森バルブだった。

『伊丹さん、今度のトランスミッションのバルブ、よろしくお願いしますよ』とある中華料理店で、大森バルブの営業部長・辰野(六角精児)とその部下・蒔田(山本圭祐)から接待を受けた伊丹。伊丹がバルブはいつも通りコンペになること、佃製作所が名乗りをあげていることを説明する。

しかし、下町の小さな会社である佃製作所を、辰野も蒔田も知らない。辰野はそんな会社の評価をするのは時間とコストの無駄使いだと言い、うちのバルブの評価をきちんとしていただければ、そんな無名の会社に負けることは絶対ないといやらしく微笑むのだった。
 


<スポンサーリンク>

 

バルブ開発チーム発足

佃製作所では開発部のメンバーが招集され、新しいトランスミッション用のバルブの開発メンバーが募られた。『俺にやらせてもらえませんか?』挙手したのは、佃製作所に勤める前に他社でトランスミッションの開発に携わっていた軽部真樹男(徳重聡)という中堅エンジニア。しかし、この軽部、ぶっきらぼうで口も悪く、部下にも人に聞く前に徹底的に考えろというひと昔前の教育をする不器用な男。最近にも、下についていた若手エンジニアと取っ組み合いの喧嘩を起こしたばかりである。

軽部に新しいバルブ開発のリーダーが勤めるのか、心配そうな佃に山崎がぜひやらせてやりたいと語る。山崎は一見面倒見が悪いようにしか見えない軽部が、裏では若手をこっそりフォローしていることを知っていた。『問題は誰と組ませるかだな・・・』気難しい軽部と組ませる相手として、佃は立花洋介(竹内涼真)加納アキ(朝倉あき)の顔を思い浮かべる。

こうして、ギアゴースト向けバルブユニット開発のリーダーに軽部が、それを支えるメンバーに立花と加納が指名された。しかし、そこには社運をかけたミッションのリーダーが軽部であることへの不安の声を漏らす社員の影もあるのだった。

そんな不安が現実となり、開発は難航することになる。立花たちが仕上げた設計を前に『もっとオリジナリティ出せや。このバルブにはお前ららしさがどこにもねぇ』という軽部に対し、『そのオリジナリティってどうやってだすんですか?』と問う立花。それを考えるのがお前たちの仕事だと軽部は突き放す。『とにかくやり直しだ』バルブ本体を立花と加納が、バルブ本体を納めるバルブボディを軽部が担当することが決まってから、すでに2ヶ月が経過しようとしていたが、バルブ本体、バルブボディ、どちらの設計も完成していなかった。

その頃、帝国重工宇宙航空部の財前は、次期社長候補・的場や宇宙航空部本部長・水原重治(木下ほうか)から、今のポストから退くよう、内示を受けていた。大型ロケットのビジネスで日本はすでに負けているという認識の的場に対し、十分な可能性が残されていると訴える財前だったが、財前の思いは的場には届かない。

財前は日本版GPSと呼ばれる準天頂衛星システム・ヤタガラスの最終機である第7号機の打ち上げを花道にするよう、命じられる。それは来期末に迫っていた。

立花のひらめき

その後、試行錯誤の末、バルブ本体とバルブボディの設計を完成させた立花、加納と軽部。しかし、調達部からこの設計ではとても予算内に納まらないと指摘が入り、立花たちは設計の見直しを強いられることに・・・

大森バルブに勝つためにはどうしてもハイスペックな仕様が必須だと信じてきた立花たちだったが、ふとかつて軽部にかけられた『ガウディと向き合え』という言葉が気になる。このころになると、無愛想な軽部が立花たちが設計するバルブ本体にコストが裂けるよう、バルブボディのコストを抑える設計をしてくれていること、設計に集中する立花たちの雑用を軽部が請け負ってくれていることなどがわかり、立花たちにも軽部とのチームワークが生まれ始めていた。

ガウディではそれを実際に使うことになる子供たちに向かい合ってきた立花たち。では、今回は何に向き合っているのか?それはバルブではなく、ギアゴーストのトランスミッションだった。ハイスペックなバルブを追求してきた立花たちだったが、果たしてハイスペックなバルブがギアゴーストのトランスミッションに必要なのか?ギアゴーストのトランスミッションはトラクターに搭載されるトランスミッションだからだ。『要はトランスミッションの性能に合わせればいいんだよ。そう、こんなスペック無駄なんだよ!』立花たちは自分たちが追求してきたバルブの性能に無駄が多いことに気づく。

こうして原点に帰った立花たちは、ギアゴーストが設計するトラクターのトランスミッションに最適なバルブを作ることに目標を設定し直し、それを完成させた。
 


<スポンサーリンク>

 

コンペの行方

ギアゴーストの調達担当・柏田宏樹(馬場徹)とその上司・堀田の前に、大森バルブと佃製作所のバルブの評価結果が出揃った。大森バルブのバルブが文句なしの高スペックであることに対して、佃製作所のそれはスペック的にはかなり劣る、平凡なものであるように柏田たちには見えた。

その背後には、佃製作所が帝国重工のロケットにバルブを納める会社であることを知った大森バルブ側が、それに対抗しようと高スペックなバルブを納めてきたという経緯がある。価格的には大森バルブの方が高価であるが、スペックに対してお値打ちであることは間違いなく、ロケット品質をうたう佃製作所のバルブに密かな期待を寄せていた柏田たちは、正直がっかりした気持ちになるとともに、大森バルブの勝利を確信するのだった。

しかし、柏田たちの予想に反して、伊丹と島津が選んだのは、佃製作所のバルブだった。さすが天才と称された島津はそのバルブを見ただけで、佃製作所が本当はもっと高性能なバルブが作れたにもかかわらず、ギアゴーストのトランスミッションとのマッチングやコストを考慮し、あえてこの性能に調整してきたことを察していた。『実は見かけ以上にすごいバルブだよ』島津はこんなバルブが欲しかったと笑顔で語り、柏田にすぐに佃製作所に採用の連絡をするよう、頼むのだった。

佃製作所が喜びに沸いている頃、不採用の連絡を受けた蒔田は上司・辰野からどやされる覚悟でいた。しかし、辰野からはギアゴーストへ現在供給している部品を全て打ち切るとの意外な言葉が・・・『あの会社、早晩潰れる』蒔田はさっき自分が入って来る際、部長室にいた大森バルブの知財部長の顔を思い出し、その情報が顧問先である田村・大川法律事務所からもたらされたであろうことを察するのだった。
 


<スポンサーリンク>

 

ギアゴーストの暗雲

コンペの翌日。ギアゴーストに大手トランスミッションメーカー・ケーマシーナリーから内容証明が届いた。差出人は田村・大川法律事務所。ギアゴーストが製造し、アイチモータースに採用され主力製品となっている『T2』が、ケーマシーナリーの特許を侵害しているという内容だ。ケーマシーナリーはアメリカの業界大手EZTを親会社に持つメーカーで、ライバル企業を次々と訴える知財戦略を展開していることから、業界全体が神経を尖らせている存在だ。

これを受け、伊丹と島津は顧問弁護士・末長孝明(中村梅雀)のもとへ。事前調査をした段階では問題なかったという島津に、特許出願が出願後18ヶ月間は公開されず、島津が調べた時がちょうど公開前のタイミングだったのではないかと末長が説明する。実際にケーマシーナリーの出願日と島津が調べた日付は同時期だった。

内容を見る限り、特許使用料を支払わないという方向で争っても勝てる見込みがなく、使用料をどれだけ安く交渉するかしか残された道がないことを末長から説明され、伊丹は絶望し、肩を落とすのだった。

ケーマシーナリーの目的

その翌週。伊丹は末長とともに相手方の弁護士である田村・大川法律事務所の中川京一(池畑慎之介)と対峙した。中川が提示してきたライセンス料は15億円・・・特許侵害している『T2』がかなりの数量産されていることが根拠で、その計算根拠を示す資料のどこにも、末長はアラを見つけることはできなかった。

ギアゴーストに支払い能力がないことから、末長は減額を要求するが、中川は応じない。支払えないなら訴訟に持ち込むだけだと言われ、話は物別れに終わる。

その帰り道。『こんなことを言うのは気が引けますが・・・』末長が切り出した。『ケーマシーナリーの目的はギアゴーストを潰すことだと思います』トランスミッションメーカーの成長株であるギアゴーストの芽を早いうちに摘んでしまおうというケーマシーナリーの作戦なのかもしれないと末長は語るが、なんとか窮地をしのぐための金が必要であることに変わりはない。

とはいえ、銀行が15億円もの金を貸してくれるなどということはあり得なかった。それどころか、厄介な問題が持ち上がったことを銀行に知られれば、融資を打ち切られるかもしれない。

この窮地を脱する方法は出資者を探し、どこかの傘下に入るしかないと伊丹は考えた。会社がなくなり、自分たち経営者が職を失うことになったとしても、従業員の雇用だけは守りたいという強い思いがある伊丹。伊丹は何としても出資者を探し出そうと心に決めるのだった。

<スポンサーリンク>




裏切り者の影と希望の光

銀座の一等地にある有名イタリア料理店の個室で、中川と1人の男が談笑している。『その後、いかがでしょうか?ギアゴーストは。資金調達のめどは立ちましたか?』と尋ねる中川に、『かなり難航してますね』と答える男。伊丹がベンチャーキャピタルや仲介業者から見放され、先日は大森バルブにまで出資を頼みに行き、玉砕したことを男が説明する。

『勝負あった、というところですかな?』と中川が言い、男が『前祝いということで』とグラスを掲げた。2人の低い笑いが個室に響いた。

ヤマタニの浜松工場の入間のもとを、最後の希望をかけ、伊丹が訪れた。『なんとかしてやりたいが、結論から言うと、出資は難しい』入間から断られ、万策尽きたと肩を落とす伊丹に、入間から意外な一言がかけられる。『そういえば、佃製作所を当たってみたいかい?』

これだけのライセンス料を佃製作所が用意することができると夢にも思っていなかった伊丹の背中を、入間が押す。『あそこは以前特許訴訟で巨額の和解金を勝ち取った超優良企業だよ。普通の町工場だと思ったら大間違いだ』

こうして、伊丹と島津が佃製作所の佃の元へやってきた。これまでの経緯を説明した伊丹は、『佃さん、なんとかうちを助けていただけないでしょうか?お願いします』と島津とともに頭を下げた。15億円という金額に言葉を失ったものの、社内で検討すると答えた佃。しかし、佃の心の中には、巨額のライセンス料を全額支払ってでもギアゴーストを傘下に収めたいという気持ちが沸き起こっていた。トランスミッションメーカーを傘下に抱えれば、本業であるエンジン事業との相乗効果は計り知れないと考えたからだ。佃は早速、この話を顧問弁護士・神谷修一(恵俊彰)相談してみることにする。

『クロスライセンス契約は狙えませんか?』事情を知った神谷はそう提案した。クロスライセンス契約とは、対するケーマシーナリーの製品の中にギアゴーストの特許を侵害しているものがないかを調べ、あった場合はその特許を交換し合うことで決着をつけようというもの。早速、このことを伊丹に教えようとする佃に、ギアゴーストに黙ってことを進めたほうが、結果的には安くギアゴーストを買収できることになるかもしれないことを神谷がアドバイスする。それどころか、クロスライセンス契約がうまくまとまれば、ギアゴーストは窮地を脱することから身売りの話すらなくなり、佃の手に入らない可能性も出てくる。

しかし、佃は伊丹にこのことを黙っているつもりはなかった。『たしかにビジネスに戦略は必要だと思うが、それはフェアじゃなきゃいけない』佃の意見に、殿村も山崎も、そして営業部の唐木田や津野も賛成。ケーマシーナリーへの回答期限が迫っていることから、山崎が部品をひとつひとつバラして調査するリバース・エンジニアリングを手伝ってはどうかと提案。佃は伊丹にクロスライセンス契約の情報を提供し、佃製作所の部屋のひとつを使って、ギアゴーストとの合同でリバース・エンジニアリングが行われることに決まったのだった。

<スポンサーリンク>




島津の過去

佃製作所の一室を使って、取り寄せたケーマシーナリー製のトランスミッション複数台のリバース・エンジニアリングが行われている中、神谷が訪ねてきた。『少々気になるところがありまして。いくつか質問をさせていただいてもよろしいですか?』神谷の希望で、応接室に島津が呼ばれ、問題の副変速機の設計を完成させた時期などが質問され、神谷は抱いている疑惑を強めたようだ。

神谷は島津が完成させた設計図が何者かの手により盗み出され、ケーマシーナリーの手に渡ったのでは?という疑念を抱いていた。というのは、もともと島津が設計した副変速機は明確にケーマシーナリーの特許を侵害していなかった。しかし、島津が設計を完成させたわずか1週間後にケーマシナーリーが特許の権利範囲を変更したため、特許侵害に該当するようになったのだ。

さらに神谷は島津への質問を続ける。なぜ、島津が考案した副変速機の特許を申請しなかったのか?という質問である。『特許にするほどのものじゃないと思ってました。以前から知られている技術の応用だと解釈していました』この島津の回答は、後々大きなキーポイントになってくる。

今回の件とは関係ないかもしれないが、と断った上で、最後に神谷はなぜ帝国重工で天才と呼ばれた島津が、その組織を捨て、ギアゴーストという小さな会社の共同経営者になったのかを尋ねた。『その話をしてもらえませんか?』

神谷に頼まれ、島津は語り始めた。広島市の自動車メーカーの工場で働く仕事熱心な技術者だった父親の元に3人兄弟の長女として生まれた島津。経済的にゆとりのなかった父親の愛車は先輩から譲ってもらった3年落ちの中古車だった。父親の唯一の趣味であるクルマいじりをそのウンチクを聞きながら傍で手伝い、その車で家族揃ってドライブに行くことが島津にとって、子供の頃からの大きな楽しみだったのだ。

大学で機械工学を学び、修士号をとった島津は帝国重工入社とともに希望していた開発部門に配属され、トランスミッションと格闘する日々を送ることになる。

入社5年目の秋、コンパクトカーに狙いを定めた新たなトランスミッションを開発し、製品化せよとの号令が上層部から飛んできた。『ついに来た』CVTの開発に携わっていた島津にとって、それは自分の集大成とも言えるトランスミッションを製品化する大チャンスだったのだ。

しかし、近い将来日本のコンパクトカーに搭載されるトランスミッションがCVTになるという島津の主張は帝国重工では受け入れられない。CVTを下に見る風潮があったのだ。歯車の代わりにベルト使って変速するタイプのトランスミッションであるCVTは、回転数が上がれば上がるほど、ベルトの摩擦が問題となり、大排気量でパワーのあるエンジンには向かないと言われてきた。しかしだからこそ、その短所を補える製品を開発することに、島津は挑戦したのだ。

新たなトランスミッションを決める会議にて、提案者として出席した島津は、新しいものを好まない上層部からコテンパンにやられてしまう。しかし、島津は帝国重工のトランスミッションが実際に現在車のマーケットの主流となれていないことを指摘する。より良いものを作りたい一心だった島津だったが、島津のこの言動は既存の自社製品、そしてその開発・製品化に携わってきた社員への批判だと受け取られ、やがて島津に総務部への辞令が出た。

帝国重工という組織は自分を必要としていない・・・抜け殻のようになり、総務部へ異動になってからというもの、毎日をただ消化していた島津に声をかけてきたのが伊丹だった。『新会社を立ち上げる。一緒にやらないか?』伊丹もまた、帝国重工という組織の中で苦しんできた人間だった。

<スポンサーリンク>




神谷の秘策

リバース・エンジニアリングが何の成果もないまま終わり、ケーマシーナリーの代理人である中川弁護士が設けた回答期限が数日先に迫ったある日、今後の対応を詰めるため、佃と伊丹、島津が神谷の事務所に集った。

神谷はギアゴーストの顧問弁護士である末長と先方の代理人である中川の仲を疑っているようだ。前回の面談で2人に親しい様子が見られなかったか神谷が質問し、伊丹があからさまに嫌そうな顔をしながら、そんなことはなかったと答える。

また神谷はクロスライセンス契約のことを、末長が全く提案しなかったということも気になっているようだ。『末長先生を疑うなんて。相手方弁護士とつるんで、うちの情報を横流ししたとでも言いたいんですか?!』と声を荒げた伊丹に『ぶっちゃけて言えば、そういうことです』と答える神谷。『不愉快極まるな』伊丹はそう言い、席を立つ。『中身は後で読んでいただければ結構です』怒って帰っていく伊丹に、神谷が手元の封筒を渡した。

この状況を目の当たりにし、『根拠はあるんですか?』と当惑の表情を隠せない佃。『それについてはこれをご覧ください。今伊丹さんに渡したものと同じものです』一通の書類を目にした佃が『まさか・・・』と驚く。

また、神谷は先日島津から聞いた話が引っかかっていると言い、今回の訴訟の論点が特許侵害の有無だけではないのかもしれないと言い始めた。『ただそこを突くには、かなり面倒な作業をする必要があります』神谷の説明に、佃は熱心に耳を傾け始めるのだった。

<スポンサーリンク>




原作小説『下町ロケット ゴースト』結末までのあらすじ(ネタバレ)後編

末長の嘘

その数日後、末長とともに中川との面談を迎えた伊丹。もう少し時間が欲しいという末長の申し出を中川が拒否し、訴訟になることに決まる。『ちょっと待ってください!』すがる末長を『もう遅い!』と中川が一喝し、一方的に話を打ち切られ、面談は終了した。

『これは負け戦になるよ、伊丹さん』中川の事務所を出たところで、末長からそう宣告されてしまった伊丹。伊丹は思い切って、中川と末長が個人的に親しい関係だったりした場合、もう少し話し合いの余地を作ることはできないものか?と切り出してみる。『何を言ってるんですか?伊丹さん。私があの中川氏と親しければ、もっとうまくことを進めていますよ』という末長の言葉を聞いた瞬間、伊丹は末長が嘘をついていることを確信し、激しく落胆した。『改めて身売り先を探すべきだと思いますよ』伊丹の心中など知りようもない末長はそう言い、タクシーに乗り、去っていった。

伊丹がかつて神谷から受け取った封筒に入っていたのは、ある雑誌の対談記事の1ページだった。そこには並んで写る中川と末長の写真が大きく掲載されていて、2人が司法修習生時代からの友人で、今もゴルフや会食で親交を深めているという内容の記事が書かれていたのだ。

呆然と立ち尽くす伊丹に、声をかける人物がいる。今回の件でサブ弁護士を務める青山という田村・中川法律事務所の弁護士だった。『実はギアゴーストさんに興味を持っている会社があります。可能なら買収したいということです』この話がどこから漏れたのか?そんな疑問が一瞬頭をよぎった伊丹だったが、今の伊丹は何より助けを渇望していた。『話を聞くだけでよければ』再び事務所へ上がった伊丹は、ギアゴーストを買収したいと希望している会社の名前を聞く。それは、ダイダロスという会社だった。

手元資料の会社概要欄にある代表者氏名には、重田登志行(古舘伊知郎)というどこかで見覚えのある氏名が記載されている。(重田重工のあの重田登志行ではないか?あの時重田は破産し、社会から葬り去られたのではなかったか)伊丹の心が突然ざわつき始めた。

<スポンサーリンク>




伊丹の過去

伊丹がかつて所属していたのは、帝国重工の中でもエリート中のエリートばかりが配属され、多くの役員を輩出してきた機械事業部だった。しかしそんな名門事業部である機械事業部は当時赤字続きで、存廃の危機に立たされていた。その危機を救うべく、起死回生の切り札として役員会が送り込んできたのが、現在帝国重工の次期社長の座まで上り詰めた的場だったのだ。当時最年少で部長に就任した的場は、矢継ぎ早に切り捨てという名の様々な施作を打ち始める。

そこで、当時まだ若かった伊丹が提案したのが、長年帝国重工の下請けとして付き合ってきた重田工業との契約見直し案だ。帝国重工の重役とも親しい重田工業の会長・登志信から社長の座を引き継いだ息子の登志行は、親密な関係にあぐらをかき、担当だった伊丹のやり方に頻繁に口を出し、再三のコストダウンの要求にも応じようとしなかったことが原因である。

重田工業の売り上げのほとんどが帝国重工関連のもので占められることから、この企画を通すということは同時に重田工業の抹殺を意味している。伊丹の企画書は伝統を重んじる社内に波紋を呼ぶが、伊丹の企画を的場は採用した。それほどに赤字解消が差し迫った課題だったのだ。

的場とともに伊丹が重田工業を訪れたのは、それから3ヶ月後だった。的場は重田工業が再三のコストダウン要求に応じなかったことを切りだし、『それでしたら、もう結構です』と淡々と死刑判決を言い渡す。途端に登志行の顔から余裕が消え去り、唇が青ざめ、頰がぶるぶる震え始める。登志信も駆けつけ、的場にすがるが、的場の決意は揺らがなかった。『御社からの発注がなければ、うちは立ち行きません。なんとか、なんとか・・・!!』すがる登志信の腕を力任せに払いのける的場。登志行は微動だにせずに、その様子をただ見ていた。絶望と怒り、悲しみが入り混じった登志行の表情、それは伊丹が初めて見る人間の顔だった。

重田工業が会社更生手続きに入り、重田親子は経営から追われたのは、それから半年後のことだった。

再び田村・大川法律事務所の一室。『実は本日打ち合わせで重田社長がこちらにいらしています』田村・大川法律事務所はダイダロスと顧問契約を結んでいるが、そんな偶然があるはずはない。仕組まれた話であることを伊丹は予感するが、本当にあの重田なのか、会って確かめておきたいという気持ちから伊丹は重田と会うことに応じる。

やがて伊丹の前に現れた男性は、まさに重田登志行、その人だった。『覚えてるかな、俺のことを』という重田に『その後どうされたのか、心配していました』と答えた伊丹。『よく言うよ。俺たち親子を一旦殺したのは、あんたじゃないか』と重田は言った。

『親父は死んだよ』重田はあの騒動がきっかけで、もともと心臓が弱かった父親が絶望のどん底で死んでいったこと、万が一の時のために父親が資金を隠していたことを明かし、その資金を利用し、ダイダロスを買収したことを語る。

また重田は当時父親から継いだ重田工業の経営が退屈でたまらなかったこと、一度伊丹らの手により倒産させられたことにより、自分の力で自分の思うように経営できるチャンスを掴めたとも語った。そんな重田の買収条件はケーマシーナリーとの紛争で発生する費用を全て負担する代わりのギアゴーストの全株式の無償譲渡、社員の雇用は保証しない、しかし伊丹は社長として続投してもらうというもの。『検討しますので、時間をいただけますか?』昔と立場が一転した伊丹は小さな声で言うのだった。

<スポンサーリンク>




勝算

ギアゴーストに訴状が届いた。ケーマシーナリーが要求している金額は変わらず15億円。まもなく裁判が実際に始まることになる。

末長との顧問契約打ち切りを決意した伊丹と島津が、弁護をなんとか神谷にお願いしたいと佃製作所を訪れる。先日末長の件を巡って口論になったこと、神谷が勝算のない裁判は引き受けないことを心配する伊丹たちだったが、神谷は弁護を快諾した。『この論文を佃さんが見つけて私に送ってくれていなかったら、この裁判の弁護、検討するまでもなくお断りしたと思います』神谷の手にある論文を目にした島津の顔に、驚きの表情が現れる。

それは佃が片っ端から論文を探し、見つけ出した、島津が大学に在籍していた当時に大学院生だった人物が書いた論文だった。この論文が、今回の訴訟においてギアゴーストを勝利に導く鍵になると神谷は確信しているようだ。

露呈した関係

その頃、末長と中川は赤坂の和食の店で会食していた。『そろそろ訴状が到着している頃だと思いますが、伊丹社長からは何も言ってきませんか?』という中川に、『何も言ってこないな。この前、買収の話はしたんだよね?』と返す末長。やはり、ダイダロスの件も仕組まれたものらしい。

末長が中川からいい儲け話があると誘われたのは、3年前。末長が顧問をしているギアゴーストの開発情報を提供してくれれば1億円、買収が成立した時点でさらに2億円支払うと末長は中川から持ちかけられたのだ。残りの報酬を受け取るためにも、末長はダイダロスにギアゴーストを買収させる必要があった。

その2日後、末長の事務所に伊丹と島津がやってきた。末長は顧問契約の打ち切りを突然言い渡されることになる。『先生は中川ととても仲がいいんですってね』島津はそう言い、『これ餞別です』と封筒を差し出し、伊丹と連れだってさっさと帰って行った。『なんて失礼な連中なんだ!』デスクを力任せに叩き、封筒の中身を確認した末長は手が震えだすのを止めることができなくなった。そこには自分と並んで笑顔を浮かべる中川の姿があった。あの雑誌の対談記事だった。

その直後、末長は中川に電話し、全てが露呈してしまったこと、ギアゴーストの弁護に神谷がつくことを報告した。『顧問契約を打ち切られた。あんたとの関係がバレた。情報提供の件、漏れたりしないだろうな?!』ひどく取り乱す末長の一方、『勝てるもんなら勝ってみろ』と強気の中川。『買収が決まったら、約束の成功報酬もらうからな』末長がそう言い、電話が切られた直後、突然島津が入ってきた。島津はさっきまで座っていたソファーの下から小さなトートバッグを手に取り、『忘れ物です。もう二度と来ませんから』と言い捨て、部屋を出て行った。

<スポンサーリンク>




伊丹の心の傷

先日の話の続きがしたいと重田から伊丹に連絡があった。買収の話は裁判の行方次第であるため、応じなくても良かったこの重田の呼び出しは、どこか不思議な吸引力を持っていた。

『かつてあんたは帝国重工を追い出された。プライドをズタズタにされてな。自分を追い出した連中を見返してやりたいって思うだろ?』顔を合わせるやいなや、重田は伊丹の心にできたかさぶたを剥がし始める・・・

それは重田工業が倒産した直後のことだった。さらなるコスト削減を迫られ、伊丹は新たな企画書を出した。それが、重田工業のような長年の帝国重工の取引先の抜本的な見直しで、ぬるま湯体質を破壊することによって生まれる競争力をコストに反映させるという内容だった。

保守的で事なかれ主義を貫く課長・照井和生に反対されるも、なんとか頼み込んで通してもらった課長会で、伊丹はことごとく批判されることになる。『うぬぼれの産物だな』『新進気鋭の経営者気取りもいいが、もっと基本的なことを勉強すべきじゃないか?』結局、誰1人として伊丹に賛成する者は現れなかったが、伊丹はまだ希望を捨てなかった。的場ならこの企画を必ず評価してくれすはずだという思いがあったからだ。

しかし、伊丹の期待に反し、この企画を的場はあっさり不採用とした。的場から帰ってきた企画書には、ただ『見送り』と無造作に書かれているだけで、特に何もコメントも評価もなく、照井を始めとする部員たちが伊丹のことを馬鹿にした。その直後、伊丹に総務部への辞令が下ることになる。

あの企画書で構築したビジネスプランは正しかったはずだ。あの連中は皆間違っている。大馬鹿だ。自分は正しかったと確信していた伊丹だったが、第一線から弾き飛ばされてしまった伊丹には今や成す術もない。

着任してからすぐの半期決算のささやかな打ち上げで、伊丹は島津と出会った。トランスミッションの開発チームに島津という天才女性エンジニアがいるという噂は、機械事業部の伊丹の耳にも入ってきていた。天才エンジニアがなぜこんな墓場にいるのか?伊丹の疑問に答えるように、島津はこれまでの経緯を語って聞かせた。

『組織に天才は必要ないってことか』そう呟いた伊丹に、ならば天才が必要とされる組織をつくればいいのではないかというアイディアがひらめいた。ある時、意を決して『なあ、俺と一緒に会社をおこさないか?』と島津を誘った伊丹。伊丹のビジネスプランに、島津の技術力、伊丹が自らの計画を熱く語り、島津はそれに応じる気になった。

会社名はギアゴースト。『俺たち墓場の住人だから。俺たちはトランスミッションを作るために、墓場から出てきた変わった幽霊だ』伊丹がそう言い、島津が笑いながら、右手を差し出す。『わかった、一緒にやろう』

<スポンサーリンク>




明かされた真相

再び、ダイダロスのオフィス。重田は伊丹が飛ばされた後、機械事業部がどうなったのか、話し始める。あの後、的場は既存の取引先をうまく使い赤字体質からの脱却を見事果たしていた。しかし、その背後には徹底的な下請け叩きがあった。重田工業で何があったのかを知らない取引先はおらず、的場の無理な要求に応じるしかなかったのである。上層部はこれを黙認し、伊丹が提案したビジネスモデルとは比べものにならないくらいにえげつない方法を使った的場は、さも奇跡を起こしたかのように英雄扱いされることになる。

さらに重田は、伊丹を飛ばした人物が照井ではなく、的場だったという衝撃の真相を明かす。

重田工業の一件の後、的場に対しての危機感や反発を抱く役員が出てきていた。それに加え、重田工業の一件がマスコミに取り上げられたことをきっかけに、帝国重工への批判も高まっていた。的場はその責任を若い社員である伊丹にとらせ、伊丹を追い出すことにより、上層部との軋轢を回避したのだ。課長らに徹底的に伊丹を批判させたのも、的場が指示したことだった。

『俺はあんたを恨んではいない。なぜなら、あんたもまた被害者だってことを知ってるからだ。的場俊一という悪党に騙され、踊らされ、用済みとなった途端、打ち捨てられた同じ被害者だからだよ』重田はそう憎々しげに語り、『あんたがもし的場を見返してやろうと思うなら、俺と組むことだ』と的場を叩き潰す決意を露わにした。『あんたはこのままでいいのか?やられっぱなしで平気か?』重田の重い問いかけが、伊丹の鉛のようになった心に鈍く響いた。

300年続く米農家の行方

稲刈りをもって家業をたたむ覚悟を決めていた正弘が、体調がいいのでもう1年やりたいと言い始めたという連絡が母から殿村のもとへ入ったのは、4月に入った時のことだった。正弘が倒れたばかりの頃、同じく米農家を営む殿村の同級生から、農業法人を起こすので引退するならば田んぼを貸してほしいという話もあったが、正弘は話を詳しく聞きもしないままになっていて、体力的に続けられるかは別として、正弘に農業を続けたいという強い思いがあることは殿村も、その妻・咲子もひしひしと感じている。

また、最初は迷惑だとしか思っていなかった殿村や咲子だが、自然のなかで農作業をするうちに、農業もありなのではないかという気持ちが芽生え始めていた。とはいえ、東京での生活もあることから殿村は決めかね、親子で腹を割って話し合う機会もないまま、この話は殿村親子の間で静かにくすぶり続けていた。

そんななか、正弘が突然田んぼを貸す話を詳しく聞いてきてほしいと殿村に切り出した。貸すといっても豊かな老後を送れるとはとても言えないような賃料しか入ってこないことは、前にも説明してある。『本当にいいのか?』驚きを交えた殿村の問いに、正弘は『もう十分やった』と答え、空を見ている。殿村の先祖が300年見続けてきた空だ。先祖たちはそこから様々な気候の変化を読み取り、米を作ってきた。

またある日、殿村が農作業を終え農道に出ると、正弘が田んぼに向かって手を合わせているところに遭遇したことがある。それは豊作を祈る祈りではなく、今年で農業を退くと決意した正弘の先祖への感謝と、300年続いた営みを自分の代で終わらせることに対しての謝罪であることを殿村は直感する。その時、まるで天から放たれた矢が心に突き刺さるように、自分はこの場所に戻ってくるべきなのではないかという強い思いが殿村にこみ上げてきた。

東京に帰った殿村は『俺、やろうと思う』と決意を妻・咲子に伝えた。咲子も賛成し、『でも佃製作所に迷惑がかかる辞め方だけはしないほうがいいと思う』と言う。

思えば勤めていた銀行から出向してきて、煙たがれる存在だった当初の殿村。銀行でもこの新天地でもやはり自分は嫌われる存在なのだと孤独を感じていた殿村を、まるで家族のように受け入れてくれたのが佃製作所だった。殿村にとって佃製作所でのサラリーマン人生は、まさに終わりを飾るのにふさわしい幸せな時間であった。殿村は佃製作所の社員1人1人の顔を順番に思い浮かべながら、(俺がいなくなっても頑張れ、みんな)と心の中でエールを送るのだった。

その後、殿村は辞表を提出した。

<スポンサーリンク>




裁判の日

第1回口頭弁論の前夜。もしギアゴーストが負けるようなことがあれば、佃はギアゴーストに出資する意思を固めており、殿村もそれに応じていた。

そして、島津は重田との再会以来、伊丹の様子がおかしいことに気づいていた。島津はダイダロスからの買収の話、伊丹が自分を帝国重工から追放した本当の人物を知ったことは知らない。しかし、島津は6年一緒にやってきた島津を見失ってしまったと直感で感じていた。『ねえ、何かあったの?』何回目かになる島津の質問に、伊丹は同じく何回目かになる『別に』という言葉を返した。

そして、第1回口頭弁論の日。通常、事前に提出した答弁書の確認や次回期日のスケジュール合わせが行われるだけであることから、時間にして5分から15分程度で終わることが一般的な第1回口頭弁論は、この日異例なものとなった。

事前に間に合わなかった準備書面をこの場で提出した神谷は、『争点のみ陳述させていただいてよろしいでしょうか?』と書面を読み上げ始める。神谷は特許侵害の無効を主張した。

その根拠は2004年、島津が大学在籍時に大学院生だった准教授が発表した『CVTにおける小型プーリーの最適化について』という論文にあった。かつて、佃が方々の論文を探し回ったあげくにやっと見つけ出したものだ。その論文の内容は、中川が末長から手に入れたギアゴーストの開発情報に基づいて、申請した特許の内容とほぼ一致していた。中川の脇から冷たいものが流れていく。

かつて、島津が特許申請をしなかった理由として、ありふれたものだと解釈していたと語った根拠もまた、ここにある。学生時代に読んだこの論文が島津の記憶の片隅に残っていたからこそ、島津はあのような発言をし、それが神谷のもしかして、というひらめきになった。実際、すでに公表されている発明については、特許として認められることはない。

続けて、神谷はケーマシーナリー側の特許申請自体の正当性に論点を変えた。ギアゴーストが開発した副変速機はこの論文で発表された構造に独自のノウハウや修正を付け加えたオリジナル性の高いものである。しかし、ケーマシーナリーの特許申請がその修正部分にまで酷使しているのはなぜなのか?神谷は何者かが情報を盗み出し、ケーマシーナリーに渡した可能性を示唆した。

3週間ほど前、伊丹らが末長に顧問契約解除を言い渡しに事務所を訪れた際、会話をICレコーダーで録音していたこと、レコーダーが入ったバッグを忘れ、取りに戻ると衝撃の会話が録音されていたことを神谷は説明し、やがてスピーカーから聞き覚えのある男の声が再生されることになる。

『ギアゴーストの件ですが、今よろしいか?中川先生』『あんたとの関係がバレた。以前業界紙で対談しただろう。その時のコピーを突きつけて帰って行ったよ。大丈夫なんだろうな?』『情報提供の件、漏れたりしないだろうな』『買収が決まったら、その時は約束の成功報酬もらうからな』再生が終わると、そこにいた全員の目が中川に集中していた。

『今の電話で末長弁護士と話していたのはあなたですね?中川先生』という神谷に『記憶にありません』を繰り返す中川。こうして、異例の第1回口頭弁論は終了した。

 


<スポンサーリンク>

 

決裂した仲

それから、半年後。『特許無効』の勝訴判決が言い渡された。末長と中川は、不正競争防止法違反の疑いで逮捕されている。

祝勝会の二次会の後、会社に戻ってきた島津の前に、三次会に行ったと思っていた伊丹が現れた。ダイダロスという会社から買収の話があったこと、そのダイダロスの現社長が自分が倒産させたも同然の重田工業の元社長・重田登志行であったことを、伊丹は初めて島津に切り出した。『重田さんから聞いたんだけど、あの時俺を機械事業部から外したの、照井課長じゃなかった。的場だったんだ。あいつが俺を裏切り、俺を切ったんだ』島津は驚きながらも、『もう忘れようよ。なんで今更そんな話するの?』と伊丹をなだめた。しかし、伊丹は『これから始まるからだよ』と答え、島津をさらに驚かせる。

伊丹は的場に復讐を果たすため、ダイダロスの資本の受け入れと業務提携することを島津に明かした。『佃製作所を裏切るつもり?あんなに私たちのために親身になってくれたんだよ?その思いを踏みにじって、競合する会社と手を組むっていうの?!』しかし、伊丹の心に島津の声は全く届いていないようだった。『目を覚まして!伊丹くん』

『いやならいいよ。シマちゃんはもう・・・必要ない』伊丹の言葉を聞いた瞬間、島津の心は凍りつき、これ以上何も言えなくなってしまう。伊丹の目に復讐の暗い炎が燃えていた。

<スポンサーリンク>




新たなるステージ

『ヤタガラス』最終機である第7号機の打ち上げが、無事成功した。これを持って現場を去ることが決まっている財前の最後のスピーチが、大きな拍手の中始まった。

スターダスト計画が始まって十数年。一部の夢は実現したが、それはまだ始まりにすぎないこと、そんなスターダスト計画が道半ばでコスト削減の波にさらされていることを、財前は社員1人1人に語りかけるように、熱心に語る。財前は、今の自分たちに足りないものが、この大型ロケット打ち上げ計画がいかに人々の生活の役に立っているかを知ってもらうことだと言葉を続けた。『今度の行き先は宇宙航空企画推進グループです。これからの私は、このロケット打ち上げビジネスの価値を知ってもらうために、皆さんの側面支援に回ります。私が第一弾としてぶち上げるのは農業です。私は危機にある、この国の農業を救いたい』

(何を考えているのかと思えば、農業か。ヤタガラスと、農業。おもしろいじゃないか)財前のスピーチを聞いていた佃は、武者震いを感じないではいられなかった。

島津の最後

『今日は佃さんに、ご報告とお詫びがあって参りました』島津が佃製作所に1人でやってきた。『昨日、ギアゴーストはダイダロスと資本提携を結びました。今後両社は、企画、製造、営業活動において協力していく旨の契約を締結いたしました』驚きの中、佃はやっとのことで言葉を絞り出す。『それは一体どういうことですか?!うちは御社の窮地に、社員一丸となって協力を惜しみませんでした。一緒にやっていけると思ったからです』

島津は佃にまず謝罪し、伊丹と自分たち2人の帝国重工時代から今に至る長い話を佃に話して聞かせた。自分たちの気持ちがいつのまにか離れ離れになってしまい、伊丹が何をやろうとしているのか、今の自分にはわからないことを島津は明かす。『伊丹には伊丹の道があるのでしょう。でもその道を、私は一緒に歩むことはできません』島津は復讐のためにものづくりをすることはできないと語り、今日ギアゴーストを退社してきたと佃に告げた。『短い間でしたが、大変お世話になりました』

社長室の窓辺に立つ佃は、暮れかかった住宅地の坂道を遠ざかっていく島津の姿を見送った。かつて天才と呼ばれたエンジニアは、そうして佃の前から姿を消したのだった。
 


<スポンサーリンク>

 

原作小説『下町ロケット ゴースト』の感想

佃がこれから共に同じ方向を目指し、頑張っていけると思っていたギアゴーストという会社が、ある騒動を機に、思わぬ方向へ進んで行くことになってしまう様子が描かれた結末となりました。

佃製作所にしろ、ギアゴーストにしろ、そして殿村が携わることになった農業にしろ、ものづくりに携わる人々の心には、人々の暮らしをよくしていきたいという前向きな希望が溢れています。そんな明るい気持ちとは真逆の、恨みという感情に支配されていってしまう伊丹の様子が非常に印象的でした。

また池井戸潤氏の作品の醍醐味である、弱者が強い立場にいる悪党を打ち負かしていく描写も健在で、爽快でした。この爽快感と人間ドラマで、新ドラマ『下町ロケット』も間違えなく、大ヒットドラマとなるでしょう。

より詳しい物語を知りたい方は、ぜひ原作小説『下町ロケット ゴースト』を読んでみてくださいね。一気に読み切れること、間違いなしです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

下町ロケット ゴースト [ 池井戸 潤 ]
価格:1620円(税込、送料無料) (2018/10/1時点)

楽天で購入

冒頭でもお伝えしたように、本作『下町ロケット ゴースト』は2018年10月から始まる新ドラマ『下町ロケット』の前半部分の原作となり、『下町ロケット ゴースト』はドラマ後半部分の原作となる『下町ロケット ヤタガラス』に続いていきます。続編『下町ロケット ヤタガラス』では、ダイダロスの重田と手を結んだ伊丹の復讐劇が描かれていくことになりそうですね。その過程で、佃製作所とのバトルも起こりそうな予感です。もしそうなるとするならば、希望を胸にものづくりをする佃製作所と、恨みを胸にものづくりをするダイダロスといった対局に位置する原動力を持った者同士の激しい戦いが描かれていきそうで、楽しみです。

そして、ロケット打ち上げ事業を人々の生活に活かすという新たな目的を持った財前と、佃、そして農業に従事することになった殿村との運命が交差する様子も描かれるのでしょうか?本作『下町ロケット ゴースト』結末で消えていった島津が、佃製作所の一員となって伊丹の目を覚ますというような展開も面白いかもしれませんね。

本作『下町ロケット ゴースト』の続編で、新ドラマ『下町ロケット』の後半部分の原作に当たる『下町ロケット ヤタガラス』結末までのネタバレあらすじは、以下に記載しています。
 


<スポンサーリンク>

 

新ドラマ『下町ロケット』原作後編結末までのネタバレあらすじ

新ドラマ『下町ロケット』のロケ地まとめ

新ドラマ『中学聖日記』原作最新話結末までのネタバレあらすじ

新ドラマ『黄昏流星群』原作結末までのネタバレあらすじ

新ドラマ『あなたには渡さない』原作結末までのネタバレあらすじ


ドラマ『下町ロケット2』の他にも!話題の秋ドラマ特集




Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2018
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー

About this site

child-428690_640 日々起こる新しいをいち早くキャッチ、
勢いがあるうちにあなたにお届けするウェーブキャッチ型エンタメウェブマガジン、
それが"Nami Machi"です!!
【スポンサーリンク】
pretty-woman-1509956_640
woman-1006102_640
time-1897986_640
heart-387972_640
parents-1342348_640
popcorn-1085072_640
sharp-1844964_640
ページ上部へ戻る