石原さとみさん主演ドラマ『高嶺の花』第7話ラストまでのネタバレあらすじと感想をまとめてみました。
自身の出生の秘密を知り、次期家元になる覚悟を決めたもも(石原さとみ)は、華道家としての才能を取り戻すため、風間直人(峯田和伸)を犠牲にすることを決意。風間の前から去って行きました。
第7話からは第2章がスタートし、それぞれの場所に戻ったももと風間、それぞれに身分相応の新たな出会いが訪れます。
以下、ドラマ『高嶺の花』第7話ラストまでのネタバレあらすじと感想をまとめています。ネタバレしますので、ドラマ『高嶺の花』第7話がまだ・・・という方はご注意ください。
目次
ドラマ『高嶺の花』第7話までの簡単なあらすじ(ネタバレ)
母親が自らの命と引き換えに、自分を家元にするために産んでくれたことを知った月島もも(石原さとみ)。ももは次期家元になる覚悟を決めますが、後ろ生けに必要なもう1人の自分を取り戻せていないままでした。もう1人の自分を取り戻すために、罪悪感が必要だと感じたももは、罪悪感を得るため、大切な風間直人(峯田和伸)のことを裏切ることを計画していました。
ももの計画を知ったなな(芳根京子)は風間にそのことを知らせますが、風間はそのことに薄々気づいていたようです。甘え、仕掛け、愛されていることを知る・・・本来ならば、幼少期に親から得るであろうそれらの感情を自分が与えられると考えれば、悪いことではないと風間はあくまでもものすべてを受け入れる構えを見せるのでした。
そんな中、ももの父・月島市松(小日向文世)は妻・ルリ子(戸田菜穂)が実の娘・ななを次期家元にするため、自分を裏切ろうとしていることを宇都宮龍一(千葉雄大)から聞かされます。家元である自分の血を継ぐ娘・ななが、運転手の娘であるももに負けることがあってはならないと市松は声を荒げ、あくまでも公正な選挙で次期家元を決める心つもりのようです。市松は自身の中にある黒い感情から、自分の血を継ぐななが、そうではないももに勝利する瞬間を見たがっているように見えます。
そして、迎えたももと風間の結婚式当日。それぞれが誓いの言葉を述べ、風間がももに誓いのキスをしようとした瞬間、教会にももの元婚約者・古池拓真(三浦貴大)が乗り込んできました。『ごめんなさい・・・』風間にそう告げ、拓真と手を取り、その場から去ろうとしたももは振り返り、風間が優しい笑顔を浮かべているのを見て、驚くのでした。
さらに詳しいドラマ『高嶺の花』第7話までのネタバレあらすじが知りたい方はこちら
ドラマ『高嶺の花』第7話の視聴率
ドラマ『高嶺の花』第6話の視聴率は7.8%で、その平均視聴率は9.07%となりました。
今期は大半のドラマが視聴率的に好調で、平均視聴率9%代のドラマ『高嶺の花』でも今期ゴールデンタイムで放送中の10個のドラマの中で第7位となっています。第8位以下のドラマの平均視聴率は5〜7%代となっていて、ちょうどドラマ『高嶺の花』を区切りにして明暗が分かれるかたちとなっています。
ドラマ『高嶺の花』第7話の視聴率は、引き続き8%前後と予想します。実際のドラマ『高嶺の花』第7話の視聴率は発表され次第、追記したいと思います。
※ドラマ『高嶺の花』第7話の視聴率は、9.9%でした
第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 |
11.1% | 9.6% | 8.2% | 9.2% |
第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 |
8.2% | 7.8% | 9.9% | ー |
第9話 | 最終回 |
ー | ー |
それでは、ドラマ『高嶺の花』第7話ラストまでのネタバレあらすじ、スタートです!
ドラマ『高嶺の花』第7話のあらすじ(ネタバレ)前編
新たな出会い
元婚約者・古池拓真(三浦貴大)と教会を逃げ出した月島もも(石原さとみ)。ももが教会を出る直前、振り返ると風間直人(峯田和伸)は優しい微笑みを浮かべていた。
ももと拓真がももの自宅に帰ると、ももが呼んだ拓真の妻・古池真由美(西原亜希)が来ていた。離婚するなら離婚するで、ここから先は2人で話し合ってほしいというももに、拓真は『だったら、今日のことは!?』と声を荒げる。『言うなら、儀式かな?1人で生きていく儀式』と答えるもも。今日のことは、復縁を希望しているわけでもなんでもない。恋愛や結婚に適していない自分が1人で生きていくための儀式だとももは答え、風間は意味がわからないまま妻と帰っていく。
1人になったももは風間の笑顔を思い出し、辛そうに『ぷーさん・・・そこ笑うとこじゃねえから・・・!!』と漏らすのだった。
今村佳代子(笛木優子)が営むスナック喫茶では、商店街の人たちの捨てられた風間に対するももへの怒りが爆発していた。『風間くん、申し訳ない!!』風間に土下座する高井雄一(升毅)に、風間は構わないという。それでは済まないと声を荒げる商店街の人々に、『だから、俺がいいって言ってんだよ!!』と風間は怒鳴りつけた。
『もし1匹のかえるがモネの描く睡蓮が好きだったとします・・・』風間は語り始めた。ももがモネで、風間がかえるだ。モネに睡蓮の絵を描いてほしいというかえる。モネが描いてもいいが、かえるにひどいことをする。それがかえるの許容範囲なら、何も問題はないと風間は言うのだった。
帰宅した風間は、かつてももが生けた花を見つめる。すると、風間の目から大粒の涙が溢れてきた。風間は驚き、『何これ?嘘でしょ?』とつぶやくのだった。
華道界一の名門・神宮流の家元候補・兵馬(大貫勇輔)と会食の機会を持った月島市松(小日向文世)、ルリ子(戸田菜穂)、そしてもも。兵馬は『あなたが後ろ生けで有名な?・・・でも今は見えないようだ』とももの不調を一瞬で見破った。
『お姉ちゃんと競うことになったの!』宇都宮龍一(千葉雄大)のショーを訪れたなな(芳根京子)はそう報告した。『あなたのために、できるだけ頑張る!お姉ちゃんにはかなわないかもだけど・・・精一杯頑張る』そう語るななを前にし、宇都宮の表情は暗かった。
そこにななの携帯に着信が・・・『出ないの?』という宇都宮に、電話の相手はおそらくルリ子で、今晩の神宮流との会食をすっぽかしてしまったからだろうというなな。宇都宮の表情が変わった。
市松が、次期家元を姉妹で競い決めることになったことを、兵馬に語ると、兵馬は身を乗り出し、『見たいな!是非とも私に見学させてもらいたい』と申し出た。『それは・・・・』と言葉を濁すルリ子、しかし市松は快諾した。
『宇都宮龍一という男をご存知ですか?』ももが切り出すと、兵馬はよく知っていると答える。『弟ですよ』父親が外に作った愛人との間に生まれた子供だと、兵馬は淡々と答えるのだった。
市松の画策
樹海の近くで、坂東基樹(博多華丸)と一緒に過ごすひきこもり中学生・堀江宗太(舘秀々輝)。坂東はかつて自分にりっちゃんという恋人がいたことを、宗太に明かした。宗太は『うちの母親もそう。父さんと別れたら、すぐに別の男を。りっちゃんはそういう女じゃないといいね』と悲しそうに笑う。
『宗太くんは好きな人はいるのかい?』尋ねた坂東に、宗太はいないこともないと答えた。かつて好きだったメイ(おそらくスナック喫茶ママ・佳代子の娘)という同級生の画像をスマホにこっそり保存していることを、友人たちから暴かれた宗太。友人からからかわれ、そのことを知ったメイは『消して!』と宗太に声を荒げた。宗太はそんな過去を思い出し、好きな人はやっぱりいないと訂正するのだった。
風間の自転車屋。佳代の娘・今村芽衣(田畑志真)と肉屋の娘・原田秋保(高橋ひかる)に、ももがより大きい罪悪感を得るためにも、自分は本当はあの時、悲しむべきだったと風間は語る。しかし、誰にも見向きもされない自分が、ももに捨てられて悲しむのは当たり前。ならば、笑ってやろうと考えたと風間は続ける。『俺はいずれ彼女に忘れられちゃうことが、あの瞬間耐えられなくなった・・・だから、種を蒔いちゃったんだ』風間は悲しそうにうつむいた。
ももの自宅。ななはももと風間の婚姻届が受理されていなかったことを明かし、風間が捨てられることを知っていたことをももに話した。『だから、笑ったの!?』ももは叫ぶ。しかし、風間の笑顔の真意はわからず、ももは苦しむのだった。
ある日、風間は図書館で千秋(香里奈)という女性に出会った。手に取ろうとした本が、たまたま一緒だったのだ。
市松に呼び出された宇都宮は、今日あのことを決行するよう、命じられた。『ななさんはショックで壊れてしまうかもしれない』ためらう宇都宮に、市松は『それでいい』と答え、この世の汚れを知らない人間に道を極めることはできないと語る。
ももは兵馬とゲームセンターでデートをしていた。『兵馬さんは見えなくなったことはないのですか?』後ろ生けする自分が見えなくなったことはないと答える兵馬に、ももは『それは私には人を愛したことがないと聞こえます』と告げるが、兵馬は答えない。
ななが宇都宮とお揃いの腕時計をプレゼントしようと、宇都宮が滞在するホテルを訪れた。部屋に入ったななは、ベッドの上で愛し合っている宇都宮と母・ルリ子を目撃してしまう・・・『なな!?どうして!?』声を上げるルリ子。ななは部屋から走り出ていった。
『ああ、そうだ。ドライブ行く約束してたんだっけ』うつろな表情でつぶやく宇都宮に、ルリ子ははかられたことを察し、『あなた・・?!』と声を上げるのだった。
水汲みから宗太が帰ると、坂東が倒れていた。自分たちが現在いる場所がわからないため、救急車を呼べない宗太は、風間に助けを求める。風間が電話を切ったとき、ちょうどそこに居合わせた千秋が、事情を知り、車を出してくれることになった。
その頃、宗太は道路まで出て、車を止めようとするが、車は止まってくれない。『いるかさん、死なないで!!』宗太はトラックの前に飛び出した。
ドラマ『高嶺の花』第7話のあらすじ(ネタバレ)後編
ものの心で芽吹いた風間が蒔いた種
宇都宮とルリ子の関係をななが知ったことを知ったももが宇都宮のもとに駆けつけた。『通過儀礼だったんですよ・・・』ななが華道家としての才能を呼び覚ますための月島の通過儀礼だと答える宇都宮の言葉を聞き、ももは市松が噛んでいることに気づいた。
『あなたの方の要求って?』宇都宮は神宮流の次期家元だと答え、兵馬と競い合おうと考えていて、そのための票集めであることを明かした。『卑怯者!』そういうももに、『卑怯者はあいつだ!』と声を荒げる宇都宮。自分と母がひどい暮らしをしてきた一方で、正妻の子供というだけでぬくぬく暮らしてきた兵馬のことが許せないと宇都宮は訴えた。
『じゃあさっさと消えればいい』目的を達成したのだから、消えればいいというももに、言葉を詰まらせる宇都宮。ももは宇都宮がななのことを愛し始めていることに気づき、『哀れな人間だね・・・私も人のこといえないけど』と悲しそうにつぶやくのだった。
病院に運ばれた坂東が意識を取り戻した。風間も千秋も駆けつけた。『あのまま死なせてあげたほうがよかったのかも』見つかってしまったのだから、怖い手術を受けなければいけない坂東がかわいそうだという宗太。風間は坂東が生きたかったからこそ手術をこわがっているのだと告げ、『止められない自殺はない。君が助けたんだ』と言う。宗太は坂東の恋人・りっちゃんから『ありがとう!』と心からの礼を言われた。
『東京に帰るかい?』という風間の言葉には答えずに、宗太は自転車にまたがった。坂東がりっちゃんのことを美人だと語っていたことを宗太は風間に告げる。『そうでもねえから!!全然、そうでもねえから!いるかさん!』坂東の病室の窓に向かって、そう大声で叫びながら、宗太は自転車をこぎ始めた。
ななが蔵に入ったことを聞きつけたももが、蔵へ駆けつけると、鏡の間で花を生けていたらしいななが呆然と座り込み、その周りには粉々となった鏡が飛び散っていった。鏡の破片で、怪我をしたらしいななは流血しながらも、ただただ一点を注視している。
東京へ戻る途中、食事を共にした風間と千秋。千秋は看護師をしていることを風間に明かした。『あの、あなたは・・・?』尋ねる千秋に、自転車屋をやっていると答える風間。「へえ〜!難しい本をお読みになってるから、大学の先生かと』千秋はそういい、笑顔を見せる。2人は自己紹介をし、風間がぷーさんと呼ばれていることを明かすと、千秋は無邪気に笑った。
兵馬と食事をしたもも。妹・ななが怪我をしたことを知り、勘がいい兵馬は『龍一が関係ありますか?』ともう察した様子。『もう1人の自分を取り戻したいですか?』ある人にひどいことをして、取り戻せるつもりだったとうつむくももに、兵馬は『その人に種を蒔かれたのでしょう。知らぬ間に。心に』と静かに笑う。
『あの時の私を取り戻したいんです!』というももに、『なら迷うことはない。また恋愛感情のない相手と結ばれればいい』という兵馬。兵馬はそうすれば、風間が心に蒔いていった種を燃やせると言うのだった。
ななの心に燃え上がった炎
ななが目を覚ますと、市松が看病してくれていた。ななのことを追い詰め過ぎていたかもしれないという市松に、ななはルリ子が市松のことを裏切っていることを報告。すると、市松は『かわいそうに・・・でも、私はお前の味方だからね』とななの手を握る。自分を傷つける者たちを強く憎み、そのパワーを華道に向ける。それが月島流の生き方だと語る市松。ななは『私は許しません。絶対に・・・』と座った目でつぶやいた。
鏡の間で1人花を生けるもも。もものもう1人の自分は、まだ戻ってきていなかった。ももは風間からもらった婚約指輪に目を落とし、その蓋を閉じた。
佳代の店をももが訪れた。『いいかい、女は自分の行動をいちいち説明できないのさ。ただ会いたかっただけかもしれないのに、口から出る言葉はあまのじゃく・・・』風間はかつて節子(十朱幸代)がそう語っていたことを、思い出す。
『こんばんちゃ!』何事もなかったように、風間に挨拶をしたももは、風間からもらった婚約指輪を返しに来たと差し出した。『わざわざすいません』風間はそういい、指輪を受け取った。『私みたいなめちゃくちゃな女じゃなくて、ぷーさんにはもっといい人が現れるよ!』というももに、『ありがとうございます。俺のことは心配しないでください』と答える風間。
ももがしたことを謝罪すると、風間は結果が全てではなく、その過程は最高だったと答える。『あなたは高嶺の花。どこかで咲いてくれるだけで、生きてくれるだけでいいんです』そう風間は言い、微笑み、ももは『だからあの時笑ったんだってそう思っていい?』と尋ねる。風間は優しくうなづいた。
ももが帰った後、最後の1曲を熱唱する風間の脳裏に、節子の言葉の続きが蘇ってきた。『でも1人になると、やっぱり・・・泣いてしまうの』と言っていた節子。節子のそんな言葉通り、車中のももの目からは大粒の涙が流れ落ちていたのだった。
ドラマ『高嶺の花』第7話の感想
ドラマ『高嶺の花』第7話が終了しました。ももが風間のことを捨てることではもう1人の自分を取り戻せないことに気づき、その代わりにななが憎しみという華道への原動力を得た第7話となりました。
人間としての負の感情が素晴らしい作品を生み出す原動力だという市松。おそらくこれは、市松自身がそうやって月島の家元としてやってきた経験からの教えなのだと推測します。妻に裏切られたこともあり、人の愛が信用できなくなってしまったと思われることから、市松の心はずっと憎しみにあふれていて、それが華道への原動力になっていたのかもしれません。
市松は同じやり方でななの華道家としての才能に火をつけようとしましたが、市松の言うやり方では、ももはもう1人の自分を取り戻すことはできなかったようです。風間を捨てても、ももの心の中にあるのは風間が好きだという気持ちだけ。母・ルリ子と宇都宮の裏切りを知る前のななが言っていたように、人間しての正の感情、愛情や喜びなどを原動力にして、素晴らしい花は生けられないものなのか・・・ももなら出来る気もしますし、それができれば、ももは何一つ諦める必要はありませんね。
次話では、いよいよももとななが姉妹対決で次期家元を争います。憎しみから花を生けるななが勝つのか?それとも風間への未練を残すももがなんらかの方法でその思いを昇華させ、勝利するのか?楽しみです。
ドラマ『高嶺の花』第8話のあらすじ
風間への断ち切り難い思いを感じながらも、華道家としては兵馬の才能に魅了されるもも。一方、千秋と交流を深める風間も、図書館で生け花の本を読みあさり、ももへの理解を深めようとしていたのでした。
そんな中、ついにももとなな、どちらが次期家元にふさわしのかを決める俎上(そじょう)の日が訪れます。選ばれた6人の師範と市松による投票で次期家元が決定することになりますが、ななが勝つように裏で手を回しているルリ子の画策を挫くため、市松はももとなな、どちらが生けた作品なのかは伏せたまま、投票をするというスタイルに。
投票は3対3の同数となり、市松が最後に1票を投じた作品を創った者が勝者となりますが・・・
ドラマ『高嶺の花』第8話を楽しみに待ちたいと思います。
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