二宮和也さん主演ドラマ『ブラックペアン』第7話ラストまでのネタバレあらすじと感想をまとめてみました。
かつて東城大の外科医だった渡海征司郎(二宮和也)の父・一郎のことを、佐伯清剛(内野聖陽)が裏切ったと語った渡海。また、同時に一郎が大きなミスを犯したことも明らかになってきました。その一郎が犯したミスこそが、一郎と佐伯の因縁の鍵を握っているようです。
以下、ドラマ『ブラックペアン』第7話ラストまでのネタバレあらすじと感想をまとめています。ネタバレしますので、ドラマ『ブラックペアン』第7話がまだ・・・という方はご注意ください。
目次
ドラマ『ブラックペアン』第7話までの簡単なあらすじ(ネタバレ)
外科医・渡海征司郎(二宮和也)の母・渡海春江(倍賞美津子)が東城大に入院してきました。渡海の父・一郎がかつて東城大で働いており、大きなミスを犯したこと、その際に外科教授・佐伯清剛(内野聖陽)との間に生まれたある因縁から、渡海は佐伯が父親を裏切ったという認識でいることが明らかになります。
そんななか、厚労省の役人・富沢雅之(福澤朗)と外科教授・西崎啓介(市川猿之助)は、ダーウィンの日本版である手術支援ロボット・カエサルの推進を計画していました。カエサルを使って実績を積み、論文を発表し、インパクトファクターにおいて佐伯に勝りたい西崎が高階権太(小泉孝太郎)を急かし、春江のオペがカエサルによって行われることになるのでした。
春江の血液型が珍しいRh-A型だったこともあり、ストックされた輸血が不足する中、春江に突然の容体の変化があったことから、オペの予定が急遽早まりました。しかし、春江に予想外の出血が起こったことから、輸血が不足する事態に・・・東城大には近親者のオペを禁じる規定がありましたが、渡海は責任を取る覚悟で春江のオペを交代。オペは無事に成功します。
病院を去る決意を固める渡海でしたが、春江の書いた同意書にはある但書がありました。それは、万が一本当に命が危険な状態に陥った際には、息子の執刀を希望するという内容の文章。渡海は春江のオペを行った責任を問われず済んだのでした。
さらに詳しいドラマ『ブラックペアン』第7話までのネタバレあらすじが知りたい方はこちら
ドラマ『ブラックペアン』第7話の視聴率
ドラマ『ブラックペアン』第6話の視聴率は13.0%という結果になりました。ドラマ『ブラックペアン』とドラマ『未解決の女』が、わずか0.1%の僅差で今期1位2位の平均視聴率を争っている状態です。
ドラマ『ブラックペアン』第7話の視聴率は、引き続き13%代と予想します。実際のドラマ『ブラックペアン』第7話の視聴率は発表され次第、追記したいと思います。
※ドラマ『ブラックペアン』第7話の視聴率は13.0%でした
第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 |
13.7% | 12.4% | 12.1% | 13.1% |
第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 |
13.4% | 13.0% | 13.0% | ー |
第9話 | 最終回 |
ー | ー |
それでは、ドラマ『ブラックペアン』第7話ラストまでのネタバレあらすじ、スタートです!
ドラマ『ブラックペアン』第7話のあらすじ(ネタバレ)前編
渡海、帝華大へ
『俺は佐伯清剛(内野聖陽)という男を信じていない。あいつは俺の親父を裏切った』そう高階権太(小泉孝太郎)に語った外科医・渡海征司郎(二宮和也)の言葉を、研修医・世良雅志(竹内涼真)は偶然聞いてしまう。
母・渡海春江(倍賞美津子)のオペを執刀し、規定違反を犯した渡海は、三分の一の減俸処分となる。すると、渡海は今の報酬の2倍で帝華大からの引き抜きがあったことを明かし、『そんな安月給ではちょっと・・・』とあっさり東城大を辞め、帝華大へ移って行ったのだった。
東城大病院を厚労省の富沢雅之(福澤朗)が訪れ、手術支援ロボット・カエサルの治験を積極的に行って欲しいと依頼。『絶対成功する手術を積極的に行っていただきたいのです!』という富沢は、『こちらに山本祥子(相武紗季)さんという患者さんが入院していると聞きまして・・・こちらの患者さんの症例は治験にうってつけだそうです』と続ける。
富沢が帰った後、『どうしてうちの患者さんの情報を・・・』訝しがる外科教授・黒崎誠一郎(橋本さとし)たち。祥子の元担当医は渡海であることから、渡海が東城大の情報を漏らした疑惑が浮上。自らに疑惑がかかっていることを、帝華大の渡海は治験コーディネーター・木下香織(加藤綾子)から聞くのだった。
カエサル手術の説明のため、祥子の病室を訪れた木下は表情を変え、病室を出て行く。
祥子は別の病院の現役の看護主任。木下が看護師として祥子の下で働いていた頃、入ったオペにて執刀医が医療過誤を起こした。病院側から迫られ、祥子はミスを木下のせいに。木下は病院を追われることになった。全てを語った祥子は『人間の敵は人間なんです・・・』と自らの罪を悔やむとともに、治験は前向きに考えるので、担当を他の人に変えて欲しいと申し出る。
祥子の申し出を高階から聞いた木下もまた、担当を変えて欲しいと申し出た。『あの時、私は彼女に死んで欲しいとさえ思いました』と依然抱える祥子への強い恨みを木下は露わにした。
外科教授・西崎啓介(市川猿之助)が日本外科ジャーナル編集長・池永英人(加藤浩次)と電話で話している。これまで、外科教授・佐伯清剛(内野聖陽)がスナイプやカエサルの治験に、あえて難易度の高い患者を選んできたと語る西崎。西崎は、自らが今回何度の低い患者を選んだと続け、佐伯の秘蔵っ子である渡海を引き抜いたことを明かした。『これで東城大は難易度の高いオペには手が出せないでしょう』と西崎は不敵に笑った。
『この前、ちょっと聞いちゃったんです・・・』看護師・花房美和(葵わかな)に渡海の父親・一郎が佐伯に裏切られたらしいということを、切り出した世良。『そういえば・・・資料運んでいる時に古い論文見つけたんです!』花房も、佐伯と一郎の共著になっている論文を見つけたことを明かした。
その頃、教授室では資料の移動に際し、最後まで残っていたと、看護師長・藤原真琴(神野三鈴)が一郎と佐伯の共著の論文を佐伯に差し出していた。『生意気だった私の鼻っ柱を随分へし折られた』笑みを浮かべながら、懐かしそうに一郎にかつて世話になったことを語り始めた佐伯。しかし、佐伯は論文をゴミ箱に投げ捨て、『捨てた過去だよ・・・』と呟くのだった。
院内の膿
黒崎の指示で祥子にペニシリンを投与し始めたことを、高階に報告した花房。居合わせた世良が『まずいよ!?山本さんにはペニシリンアレルギーが・・・!!』と声を荒げ、祥子の病室へ駆けつける。すると、そこにはいち早く気づいた木下が、祥子に投与され始めたペニシリンの点滴を止めていた。
『まさか、彼女に助けてもらうなんて・・・』と祥子は驚きの表情を浮かべ、治験の担当を再度木下に変更して欲しいと切り出すのだった。
ペニシリンアレルギーのある祥子へのペニシリンの投与は、黒崎の指示ではなく、指示を聞き間違えた看護師のせいだということになった。『君たちが聞き間違えたのでは・・・?』と病院長・守屋信明(志垣太郎)は強引に話を進める。看護師・宮元亜由美(水谷果穂)は事実を明らかにすることを諦め、『そうです・・』と答えた。花房は納得がいかない。
帝華大。ずっと肩の痛みを訴えていた患者が心筋梗塞を起こした。しかし、帝華大の外科医・武田は手の打ちようがないと判断すると、術後の患者の不幸な死ということにしようと、さっさとオペを切り上げようとする。すると、そこへ渡海が入ってきた。『やっぱり心筋梗塞起こしたか・・・患者が肩痛がってただろう?』と語る渡海は、武田が自らの技術が足りないために、オペを終わらせようとしていたことを指摘。『帝華大が研究しているのは、隠蔽か?辞表を書け。お前の退職金、1000万円でもみ消してやる』と武田に迫った。
迷う武田だったが、迷っている間にも患者の容体は悪化の一途をたどる。武田は『助けてくれ・・・』と声を絞り出した。
オペを変わった渡海は、見事な手さばきでオペを進め、無事に成功に導いた。『なんて手さばきだ!これが東城大のオペ室の悪魔・・・』帝華大の医師達も驚きを隠せない。
オペを終わらせた渡海は『腕のない医師は死んだほうがいい。お前の論文に書いていいぞ』と武田の耳元で囁き、オペ室を出て行った。
オペの終了後、武田は金が入った封筒を渡海に差し出した。中を確認した渡海は『足らないな・・・』と言う。今はそれだけしか、用意できないという武田。渡海は『じゃあ、まけてやる。その代わり、それよこせ』と武田のIDカードを要求するのだった。
相変わらずの悪魔ぶりに感心したような様子で、オペを終えた渡海に近づいた木下。渡海は患者がいる以上、患者を救うことだけが自分の仕事だと語った。
ドラマ『ブラックペアン』第7話のあらすじ(ネタバレ)後編
祥子のオペ
祥子への医療過誤を救ってくれたお礼を、花房が木下に述べた。木下は患者や医療スタッフにとっても、最大の敵は病気ではないと語り、『人の敵は人なんです』と言う。『山本さんも同じことおっしゃってました!』と声をあげる花房。木下は祥子が自分の罪を悔やんでいることを知ったのだった。
看護師・猫田麻里(趣里)に渡海から電話があった。『ひとつ、お使い』と切り出した渡海。
『話があるの・・・』オペ室へ向かう祥子から切り出された木下。木下は『お話なら、術後にお聞きします。成功を祈ってます』と言うのだった。
祥子の大動脈置換術が始まった。カエサルを扱うのは、黒崎。アームの調整を行ったことから、カエサルの動きは非常にスムーズだ。オペは無事成功したかのように思えたが、祥子の左心房で血栓が浮遊しているのを、高階が見つけた。
別室でオペを見守っていた病院長・守屋が『黒崎先生、いったん閉じましょう!予定しているオペは成功したんです!』とオペ室に語りかける。黒崎はオペを終了しようとし始めた。
しかし、それを高階が止めた。『今処置すれば助かる!それは病院の理屈だ!患者にとっては、裏切り行為だ!!』高階は自分が処置すると進み出た。しかし、黒崎は『担当医は私だ!勝手なことは許さない!』と反論。こう着状態に・・・
すると、別室でオペを見守っていた木下が『今の会話を全て患者様にお伝えしてもいいですか?!』と声を上げた。木下の一声により、祥子の血栓への処置が引き続き、行われることになった。
カエサルを操り、高階は血栓を外部へ取り出すことに成功した。『残った血栓ないな?』『大丈夫です』木下は勝手にオペ室に声をかけたことを、守屋に批判されるが、祥子の手術が無事終わり『よかった・・・』とつぶやくのだった。
オペに成功した佐伯や守屋が上機嫌で院長室へ戻ると、そこには渡海の姿があった。『帝華大にいたんじゃなかったのか?』『その帝華大で、こんなもの見つけだぜ?』渡海は東城大の患者リストを差し出した。リストには、東城大のホストコンピュータにアクセスしたIDが残っていた。そのIDから猫田が東城大病院で調査を行っていた結果、犯人が看護師の宮元であることが明らかになった。
情報漏洩の黒幕
『何てことをしてくれたんだね!?』糾弾される宮元に、木下が歩み寄る。『何があったのか、教えてくれませんか?あなたのことは私が守りますから!』
『お前の親父、肺がんだよな?』渡海は、宮元の父親が現在肺がんで特別室に入院していることをあげ、『お前の給料じゃ無理だよな?』と追求。父親への待遇と引き換えに、宮元が患者リストを盗み出したのではないか?と渡海は言葉を続ける。『誰に言われたんだ!?言えよ!!』宮元を怒鳴りつける渡海。しかし、宮元は涙を流しながらも、何も言わなかった。
『こういう教育はしっかりされてるんですね。守屋院長?』渡海は守屋を睨みつける。しかし、守屋は宮元が勝手に盗み出したのだと反論する。『いい加減にしろよ。お前この野郎』渡海は守屋に迫り、1枚のコピーをチラつかせた。それは、守屋が西崎へ、東城大の患者リストを添付して送った際のメールのコピーだった。渡海は、帝華大の外科医・武田にIDを借り、PCを調べた際に見つけたものだと語った。
こうして、守屋は言い逃れできない状況となった。守屋は『何でもします!解雇だけは・・・!!』と佐伯にすがる。すると、佐伯はそれにはひとつ条件があると切り出した。『帝華大から戻ってくる渡海の受け入れをお願いしたい。倍の給料をあなたが自腹でお支払いください』守屋は応じるしかないのだった。
こうして、渡海が東城大へ戻ってきた。宮元を救ってくれた礼を渡海に述べる花房に、渡海は『まだやることがあるからな』と言うのだった。
無事、手術が成功した祥子の病室では、祥子と木下が向き合っていた。『人の敵は人。でも、人の味方も・・・人よね?』という木下。あの一件があったからこそ、今の自分があると木下は語り、立場は違えど、向かっている場所は祥子と一緒だと語る。『戦友よ』と木下が言い、祥子も微笑みながら頷くのだった。
高階と西崎が電話で話している。この調子で、どんどんカエサルの治験を積み、論文を完成させるよう、高階に命じる西崎。しかし、高階は『スナイプの時のように、佐伯教授に阻止されるかもしれません』と不安な表情。すると、西崎は『佐伯はもう何もできない。手を打っておいた』と答えるのだった。
『先日西崎教授がおっしゃっていた様子だと、佐伯教授は研究者として、大いに問題があります!』西崎の教授室に入ってきた日本外科ジャーナル編集長・池永は取り乱した様子で、そう切り出した。その真偽を是非問いたいという池永は、これから佐伯についての調査を始める様子。
その頃、仮眠室。まだ東城大でやることがあると言っていた渡海の言葉が気になる様子の花房は、世良に『前に不思議な写真を見たんです。心臓部にペアンが写ってました』と切り出した。『え?!』と世良は驚きを隠せない。『渡海先生はなんであんな写真・・・』花房はそう言い、遠い目をするのだった。
ドラマ『ブラックペアン』第7話の感想
ドラマ『ブラックペアン』第7話が終了しました。佐伯と西崎の権力争いに巻き込まれる形で、帝華大へ引き抜かれた渡海が、敵地にて東城大の膿を見つけ、それを取り除き、東城大へ再び戻ってくることになった第7話でした。
これまでにも、要所要所で垣間見得てきた、一見悪徳医師にも思える渡海の善の部分。新たな渡海の善の部分が、第7話でもクローズアップされました。
金につられる形で帝華大へ移った渡海でしたが、そこで渡海が気づいたのは東城大の膿的な存在。結果的に院長・守屋の黒い部分を暴くことに一役買い、まだやり残したことがあるらしい渡海は再び東城大へ戻ってくることになりましたね。
また、第7話では日本外科ジャーナル編集長・池永と西崎の間で、佐伯の驚くべき本性が話題となっている様子が描かれました。それが、渡海の父・一郎への裏切り、残されたペアンが写り込んだレントゲン写真につながってくる可能性が濃厚です。
大きな野心を持ちながらも同時に、自らに反抗するようになった渡海の出戻りを認めるなど、佐伯はまだ善悪判断つかない部分を合わせ持っています。最終回もすぐそこに迫った今、佐伯の正体が明らかになるのも間もなく・・・となりそうですね。
ドラマ『ブラックペアン』第8話のあらすじ
東城大にて治験を重ねてきた手術支援ロボット・カエサルが、ついに最終段階に突入。これを受け、西崎が外科学会理事会でのお披露目の手術を帝華大主導で行いたいと切り出してきます。
ここで東城大の外科医を執刀医につけ、手術を成功させたとしても、東城大にとって何のメリットもないと判断した佐伯は、執刀医に西崎を推薦。執刀医・西崎のもと、東城大から渡海・世良・高階が参戦し、合同チームが結成されることに。帝華大からスタッフが東城大へ乗り込んで来て、東城大病院内は殺伐とした雰囲気に飲み込まれていくのでした。
そんな中、病院内では佐伯の不在が多くなったことがちょっとした話題となっていました。訝しがる世良に、渡海は佐伯の後をつけてみるよう、焚きつけるのでした。新たな佐伯の正体が、明らかになってきそうな予感ですね。
ドラマ『ブラックペアン』第8話を楽しみにしたいと思います。
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