長澤まさみさん主演、ドラマ『コンフィデンスマンJP』第7話ラストまでのネタバレあらすじと感想をまとめてみました。
第7話のターゲットは病におかされ、死期を間近に控えた経済ヤクザ・与論要造(竜雷太)とその一家。長い間音信不通となっていた末娘にダー子(長澤まさみ)が成りすまします。
果たして、ダー子は一家の目を欺き、与論家の財産を騙し取ることができるのか?さらにサプライズゲストとして登場予定の前田敦子さんや中尾明慶さんも楽しみです。
以下、ドラマ『コンフィデンスマンJP』第7話ラストまでのネタバレあらすじと感想をまとめています。ネタバレしますので、ドラマ『コンフィデンスマンJP』第7話がまだ・・・という方はご注意ください。
目次
ドラマ『コンフィデンスマンJP』第7話までの簡単なあらすじ(ネタバレ)
自然豊かな山間の村を自転車旅行で訪れたボクちゃん(東出昌大)。ボクちゃんは、アメリカ帰りのコンサルタント・斑井満(内村光良)が物産館・ふるさとふれあいモールを建設するとタダ同然で村から買った土地を産廃廃棄処理会社に転売し、村に大規模な産廃廃棄処理施設が建設されようとしていることを知りました。
調べると、斑井は過疎地域のお年寄りに地域活性をうたい文句にことば巧みに近づき、同じ手口でタダ同然で買った土地を産廃廃棄処理会社に高額で転売するというやり方で大儲けしていました。ダー子(長澤まさみ)たちはターゲットを斑井に定めます。
偽物の土器を作ったダー子たちはそれらを産廃廃棄処理施設の建設予定地に埋め、さも地下に遺跡があるかのように演出。建設をあきらめさせようとしますが、斑井には考古学の知識があり、偽物であることはすぐに見破られてしまいます。実は斑井の父は考古学者で、家族を顧みずに発掘に明け暮れた末に、売れない考古学本を自費出版したせいで多額の借金を残して亡くなっていました。このことから苦労した斑井は父のことを憎んでいたのです。
しかし、産廃廃棄処理施設の建設予定地から土器などが出るという噂は広まり、現場には多くの考古学マニアの姿が見られるように。目を輝かせながら、土を掘り、何か見つかれば子供のように歓声を上げるその姿は、斑井の記憶に焼きつき、忘れることができません。斑井はまだ幼かった頃、父と共に発掘作業に明け暮れていた日々のこと、父の幸せそうだった顔を思い出します。一方、富も名声も手に入れた自分の顔は、全く幸せそうではないことに斑井は気づきました。
こうして、斑井は会社を売り、考古学マニアに扮したダー子が所有していたただの山を3億円で買い取り、発掘作業を始めることに。何も出なくてもいい、何かが出るかもしれないと心躍らせながら発掘をする斑井の顔は幸せで輝き、産廃廃棄処理施設ができた村は多くの従業員で賑わい、活気を取り戻したのでした。
ドラマ『コンフィデンスマンJP』第7話までの更に詳しいネタバレあらすじが知りたい方はこちら
ドラマ『コンフィデンスマンJP』第1話〜第6話のネタバレあらすじ
ドラマ『コンフィデンスマンJP』第7話の視聴率
ドラマ『コンフィデンスマンJP』第6話の視聴率は8.2%となりました。ドラマ中盤を迎え、一旦落ち着いたかたちにはなりましたが、その平均視聴率は8.82%と比較的高く、依然今期第4位の平均視聴率となっています。
ドラマ『コンフィデンスマンJP』第7話の視聴率は、引き続き8%代と予想します。実際のドラマ『コンフィデンスマンJP』第7話の視聴率は発表され次第、追記したいと思います。
第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 |
9.4% | 7.7% | 9.1% | 9.2% |
第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 |
9.3% | 8.2% | 8.9% | ー |
第9話 | 最終回 |
ー | ー |
それでは、ドラマ『コンフィデンスマンJP』第7話ラストまでのネタバレあらすじ、スタートです!
ドラマ『コンフィデンスマンJP』第7話のあらすじ(ネタバレ)前編
遺産相続のためのなりすまし
とある海辺の町に佇む与論要造(竜雷太)邸。そこに矢島理花に扮したダー子(長澤まさみ)が訪れた。『理花・・・なのか?』幼い頃、要造の元を飛び出した以来、理花と会っていない要造は理花が偽物であることがわかっていない。兄・祐弥(岡田義徳)も姉・弥栄(桜井ユキ)も騙されている様子。
要造の家を飛び出して18年。なんだか無性に家族に会いたくなったと語るダー子は『人間、弱っているとダメですね・・・』と力なくつぶやいた。行くあてのない様子の理花に、要造はまたここで暮らせばいいと言う。『お部屋に案内します』というメイドの言葉を『覚えてるわよ。自分の部屋なんだから』と姉・弥栄が遮る。弥栄は理花のことを疑い始めた様子。見事に理花の部屋を当てたダー子に、要造は『おかえり』と笑顔で言うのだった。
今から数年前、とあるバー。本物の矢島理花(佐津川愛美)と出会ったリチャード(小日向文世)。理花は夜の仕事を転々とするうち、スリにまで手を染めるようになった。リチャードの財布をすろうとした理花だったが、逆に財布をリチャードからすられてしまう。リチャードはその程度ではこの世界では生きていけないと諭すが、理花は懲りずにスリを繰り返し、ついに捕まってしまったのだった。
理花の家財道具を預かったリチャードは、それらをアジトに運び込む。その中から理花の母の遺言を見つけたのが、ダー子。理花は要蔵と愛人であった理花の母の間に生まれた子供で、手紙には理花の父親である要造の家の金庫に10億円の証券があると書かれていた。
早速、ダー子は刑務所の理花のもとへ。要造の家や家族の話を詳しく聞き込みし、ダー子は理花に扮し、要蔵宅へ潜り込んだのだった。理花は要蔵のことを嫌っていて、遺産など1円もいらないというのだった。
偽物だった兄と姉
再び要造宅。ダー子が偽物の理花ではないかと勘ぐっている弥栄が、白髪があるとダー子の髪の毛を抜いた。弥栄はその髪の毛を祐弥へ手渡し、祐弥が最近知り合った医学博士(小手伸也)にDNA鑑定を依頼。ダー子と要蔵に血縁関係があると証明されたのだった。
『下手な芝居はもうやめろ』要造から言われ、ダー子は冷や汗をかく。しかし、要造は『昔から思っていた。お前が1番俺の血を引いていると。このヤクザもんのな!』と言い出した。察したダー子は急に言葉を崩し、無茶をしてきた結果、交際していた男性の母親に結婚を反対され、破談になったと漏らした。要蔵が相手の男性を呼べと言い始め、急遽ボクちゃん(東出昌大)が造り酒屋の息子・坂口に扮して、要造宅を訪れることになる。
家を飛び出してきたと語るボクちゃんは『お父さん、僕に理花さんをください!』を頭を下げた。そんなボクちゃんのことを、要造は平手打ち。『よく言った!!』ボクちゃんのことを気に入ったらしい要造は、親子の杯を交わしたのだった。
翌日の朝食。卵かけご飯を食べようとするダー子に『アレルギーがあったんじゃなかったのか?』と突っ込む要造。ちょうど坂口にあげようとしていたところだとダー子は切り抜ける。『今年も、あれが楽しみだな』と言い始める要造。特に理花はあれを楽しみにしていたらしい。要造は今年のあれの準備は理花と坂口2人に任せるというのだった。
この食卓での様子をこっそり撮影し、刑務所の理花に見せたリチャード。もし映像を見て、理花の気が変わったのなら、ダー子とボクちゃんから手を引かせるとリチャードは語る。すると理花は『これ誰?』と兄と姉のことを指す。『この兄弟、左利きだった。2人とも』要造宅へ潜り込んでいる弥栄と祐弥もまた、ダー子と同じように遺産目当ての偽物であることが発覚したのだった。
これを受け、メイドに事情を尋ねたダー子。弥栄も祐弥も12歳の頃に、母親と一緒に家を出ていたことがわかる。それ依頼、音沙汰もなく、家に戻ってきたのはつい半年前だった。
五十嵐が調べた結果、2人の正体は通称・巣鴨のギンタとギンコだということがわかった。2人は年寄りを騙しては小銭稼ぎを繰り返している詐欺師だった。髪の毛1本からDNA鑑定は難しいという事実を知ったギンタは自分たちが偽物のダー子に騙されたことを知る。
『偽物対偽物、真剣勝負するのも面白いじゃん?』とダー子はやる気を出し始めた。
ドラマ『コンフィデンスマンJP』第7話のあらすじ(ネタバレ)後編
家族ごっこ
ギンタとギンコは劇団から子役を連れ、孫作戦で要造に気に入られようとする。なんとか対抗したいダー子。要造が娘2人の花嫁姿を見られなかったことだけが心残りだとつぶやいたことから、ダー子は急遽ボクちゃんと結婚式を挙げることに決めるのだった。
こうして、ダー子とボクちゃんは要造宅で式を挙げ、ガーデンパーティーを開いた。『もう思い残すことは何もない。俺が死んだら、お前たちに受け取ってほしいものが・・・』と要造がダー子に切り出すと、突然ギンタとギンコが割って入ってきた。『昔、木に登ってよく遊んだわよね?』その際、理花は骨折していたが、ダー子は憶えてないと言ってしまい、ボロが出た。
DNA鑑定キットを差し出した弥栄は、ダー子に口の中の粘膜を採らせてほしいと切り出した。『やるわよね?早く!!』と声を荒げる弥栄に、『昔からこうだった・・・・』とダー子は寂しげに語り始める。愛人の子供と言う理由でいじめられた過去、未だにそのことを許していないと語ったダー子。こんなところはもうたくさんだと出て行こうとするダー子とボクちゃんを、『偽物!』とギンタとギンコが引き止め、もみ合いとなってしまう。すると、要造が4人のことを一括した。
『兄弟喧嘩はやめろ!お前らが遺産目当てで俺に尽くしていることはわかっている。構わん。家族なら、最後まで家族らしく振る舞え。それができないなら、出て行け!』要造はそう言うと、その場から去っていく。しかし、その途中、要造は持病が原因で倒れてしまった。
一命をとりとめた要造。要造が眠るベッドを、詐欺師4人が囲んでいる。『本当に良かった』とつぶやくダー子。『今死なれたら金庫の番号わからないもんね』というギンコ。妙な一体感が4人の間に生まれていた。
こうして、ダー子とボクちゃん、ギンタとギンコたちはまるで本当の家族のように要造宅で暮らし始めた。要造が言っていた『あれ』が花火大会であることがわかり、昔は裏山で家族揃って見ていたことがわかる。
すると、リチャードからダー子に電話が・・・『ハア!?』と大声を出すダー子。『リチャードがさ、見つけてくれたんだけどさ・・・』とダー子はボクちゃんに説明する。
遺産の行方
リチャードが見つけたのは、本物の弥栄(前田敦子)と祐弥(中尾明慶)だった。要造の不在を見計らい、要造宅を2人が訪れた。『手紙にあった父に10億の遺産があるという話ですが、あれは嘘です』と切り出す祐弥。要造はすでに株で全財産を失っていて、金庫の番号を覚えていた祐弥が金庫の中を実際開けてみると、そこにあったのはかつての愛人たちの写真だけ・・・
これを受け、ギンタとギンコは撤収していった。ダー子も『お金もないのに、家族ごっこなんてバカらしくてやってられないわよ』と去ろうとする。しかし、ボクちゃんは『みんながいっぺんにいなくなったら、要造さんが寂しがるよ?』と言いだした。せめて夢を見させたまま、逝かせてあげるべきだというボクちゃんだけが1人要造の元に残ることになる。
3週間後。要造が亡くなった。葬式を終えたボクちゃんが、アジトのダー子の元へやってきた。『最後は意識が混濁してたのかな?なんか変なことを言ってて・・・』要造は最後まで金庫の中の10億円の証券をボクちゃんにやると言い、金庫の番号を控えさせたのだという。すると、ダー子は突然『よくできました!!』と満面の笑み。早速要造宅へ向かうのだった。
ダー子が金庫を開けると、そこには10億円の証券が入っていた。早速換金したダー子は大喜び。実は本物の弥栄と祐弥は、ダー子が雇った偽物で、愛人の写真しか入っていなかった金庫は、家が留守になった隙に五十嵐が金庫ごとすり替えていたものだった。要造に財産がないという話も、ギンタとギンコを引かせるための嘘だったのだ。
要造が楽しみにしていた花火大会の日。そこには、ギンタやギンコの姿もあった。ボクちゃんの希望で、遺産はギンタとギンコにも分けられていたのだ。遺影を囲み、酒を片手に、花火を楽しむダー子たち。もともと家族がいないダー子は、要造やギンコ、ギンタたちとした家族ごっこのことを、思い出していた。
自分の死後、棺に家族写真を入れてくれとメイドに頼んでいた要造。メイドが差し出した本物の家族の写真を見た病床の要造は『こっちじゃない!』と言う。『じゃあ、こっち?』メイドが差し出した写真を見て、微笑んだ要造。
要造の死後、棺に入れられたのは、ダー子とボクちゃんの結婚式で撮影された詐欺師たちと撮影した家族写真だった。
ドラマ『コンフィデンスマンJP』第7話の感想
ドラマ『コンフィデンスマンJP』第7話が終了しました。要造の10億円の遺産相続をめぐり、ダー子たち詐欺師がその子供になりすました結果、要造の最期のひと時が一瞬の幸せで満ちた第7話となりました。
本物の家族から見捨てられ、金だけが残った要造。おそらく本物の息子や娘にも、要造は遺産相続の話を手紙で送っていたに違いありません。それでも、本当の息子や娘が要造のもとへ再び帰ってくることはありませんでした。そう考えると、要造はかなり寂しい立場に置かれていました。
要造の棺に入れられた家族写真が本物の家族写真ではなく、ダー子たち詐欺師を撮影した写真だったことから、要造はすでにダー子たちが本物の家族ではないことに気づいていたのでしょう。死に際にそばにいてくれない本当の家族よりも、たとえ金目当てでもそばにいてくれたダー子たちのことを、要造は家族だと認識していたようです。
親に捨てられたボクちゃんが最期くらいは・・・と要造を看取ったことに対し、同じく親に捨てられたダー子は家族というものを信頼しきれずに、要造のもとを去りました。そんなダー子の心模様も第7話では描かれ、なかなか深い回だったと思います。
ドラマ『コンフィデンスマンJP』第8話のあらすじ
ドラマ『コンフィデンスマンJP』第8話のターゲットとなるのは、元モデルで女医の美濃部ミカ(りょう)。
ことの発端はリチャードが通っていたメンズエステ店の経営者・福田ほのか(堀川杏美)がミカの会社に転職したことから始まります。ミカのパワハラを受け、心身ともに疲弊したほのかが、弁護士を名乗っていたリチャードに、ミカのパワハラの様子を録音したものを聞かせたことから、リチャードは憤慨。ボクちゃんやダー子たちとミカから金を騙し取る計画を立てます。
美容整形クリニックを旗本とし、『ミカアスレチック』『ミカフーズ』『ミカサロン』など様々な分野で大成功を収めたミカ。美のカリスマとしてもてはやされるミカに近づいたダー子は、住人すべてが美人という謎の村に、ミカを誘います。その村の住人の美の秘密が、今回の切り札となってきそうな予感ですね。
ドラマ『コンフィデンスマンJP』第8話を楽しみに待ちたいと思います。
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