ブラックペアン ネタバレ原作あらすじ結末は衝撃事実判明で絶句!裏切りの背後にあった真相とは

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二宮和也さん主演ドラマ『ブラックペアン』の原作結末までのあらすじをネタバレでまとめてみました。

4月スタートの新ドラマ『ブラックペアン』の原作は、海堂尊著『ブラックペアン1988』です。神の手を持つ外科医・佐伯清剛(内野聖陽)とその教え子でオペ室の悪魔こと渡海征司郎(二宮和也)、2人とは異なる考え方を持つ高階権太(小泉孝太郎)をめぐる物語が、新人研修医・世良雅志(竹内涼真)の目線で描かれます。

佐伯と渡海の因縁、そして佐伯のブラックペアンに隠された衝撃の過去とは、果たして・・・?!

以下、ドラマ『ブラックペアン』の原作結末までのあらすじをネタバレでまとめています。ドラマ『ブラックペアン』の最終回結末のネタバレに繋がる可能性がありますので、ご注意ください。
 

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ドラマ『ブラックペアン』原作の簡単なあらすじ(ネタバレ

物語の舞台は、東海地方にある東城大学医学部付属病院。タイトルの『ペアン』とは、止血などに使用する手術用器具のことで、字のごとく、ブッラクペアンとは黒いペアンのことです。通常、ペアンはステンレス製の銀色であるなか、物語に登場するブラックペアンは特別製のため、黒い色をしています。このブラックペアンがブラックたる理由が、物語上の大きな鍵を握っています

心臓外科手術の権威(原作小説では食道がん手術の権威という設定)である外科教授・佐伯清剛(内野聖陽)が大きな力を持っている東城大学医学部付属病院に、手術用医療機器『スナイプ』を携え、高階権太(小泉孝太郎)がやってきたところから、物語は始まります。

スナイプは人的ミスである縫合不全(リーク)を起こすリスクがない手術用の医療器具で、高階はこの器具を使えば、技術や経験関係なしに誰でも安全なオペが行えると主張。スナイプ普及を目指していました。

一方の佐伯とその直弟子である外科医・渡海征司郎(二宮和也)技術至上主義。患者の命を救えるのは、医師の確かな技術のみだと信じていて、高階の目指す『技術や経験関係なしに誰でも安全なオペが行える』という状況は容易に受け入れられるものではありません。佐伯と高階、渡海は対立を強めていくのでした。

そんな3人の医師の間で揉まれていくのが、新人研修医の世良雅志(竹内涼真)。試練にぶち当たり、命を扱うという重責に耐えきれなくなり、医師を辞めることも考えるなか、再び前を向き、自らの近くにいる医師の背中を追い、成長していきます。

師匠と弟子ともいえる関係上の佐伯と渡海ですが、お互い心から信頼しているという間柄ではありませんでした。実は、渡海は父の仇を討つため、佐伯に近づいてきたことが明らかになります。

それは、17年前の出来事。渡海の父親・一郎は医師で、同僚の佐伯とは親友同士。固い絆で結ばれていました。

ある日、佐伯が海外に向かい、その不在中、急患として運び込まれた患者の体内に、ペアンが取り残されていることが発覚。その患者の手術をこの間行ったのは佐伯で、佐伯が患者の体内にペアンを置き忘れるという医療ミスを犯した可能性が高まります。

患者の命を救うため、一郎はペアンの摘出手術を行うべきだと主張。しかし、海外の佐伯からは『ペアン摘出すべからず』との電報が・・・一郎は、佐伯が患者の命よりも、自身の罪の隠蔽を選んだことにショックを受けるのでした。

しかし、声をあげたことにより、闇に葬られたのは一郎の方でした。教授らが当時から院内で実力を持っていた佐伯をかばおうとしたのです。一郎は左遷されてしまいます。

佐伯の医療ミスと裏切りを知った渡海は、父の無念を晴らすべく、佐伯の本性を暴こうと東城大学医学部付属病院に潜入し、機会を伺っていたのでした。

そして、渡海が待っていたチャンスが訪れます。渡海は高階とともに、かつて佐伯がペアンを体内に置き忘れた患者の手術を始めました。ペアンを摘出し、佐伯の罪を暴くとともに、佐伯に罰を与えようとしたのです。

しかし、17年前の事件の背後には誰も知り得なかった真実が隠されていました。止める佐伯の言葉を聞かずに、患者の体内からペアンを抜き取った渡海。そこで、衝撃の事態が起こります。

そして、17年前の事件の真相と、佐伯が事件以来、傍に置いているブラックペアンの正体と目的が明らかになってくるのでした。

それでは、ドラマ『ブラックペアン』の原作結末までのネタバレあらすじ、スタートです!
 

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ドラマ『ブラックペアン』原作結末までのあらすじ(ネタバレ)前編

佐伯と渡海

天才的な心臓外科手術の腕前を持ち、神の手と呼ばれる外科教授・佐伯清剛(内野聖陽)が大きな力を持つ東城大学医学部付属病院。医師としての実力を持つ佐伯は、日本外科学会トップの座である次期理事長の座(原作では次期院長の座)を虎視眈々と狙っていた。

そんな佐伯の直弟子である外科医・渡海征司郎(二宮和也)も、師匠の佐伯と同様に人並みはずれた外科医としての才能を持っていたが、渡海は権力争いには全く興味はなく、いつも飄々としている。実際に、渡海は昇進を断り続けていて、変わり者扱いされている。

また、渡海はカンファレンスなどの医局行事にも滅多に出席しないほど不真面目だった。手術技術を高めようと努力を重ねる同僚外科医の前で、手術技術は努力だけではどうにもならない才能が占める割合が多いと平然と言ってのける渡海は、外科医局内で完全に浮いているのだった。

医局内での対立

そんな東城大学医学部付属病院に、帝華大学病院から高階権太(小泉孝太郎)が赴任してきた。佐伯同様、日本外科学会の次期理事長を狙っている帝華大学病院外科教授・西崎啓介(市川猿之助)が派遣したのだ。

高階が赴任とともに持ち込んだのが、手術用医療機器『スナイプ』だ。スナイプを手術に用いれば、人的ミスである縫合不全(リーク)を起こすリスクを減らすことができ、これまで医師の経験や技術に大きく頼っていた手術を、それが十分ではない医師にも行うことができるようになるというのだ。

ここ10年の佐伯外科門下生は100名を超える。しかし、その中で癌手術の術者を経験したのはたったの5名。佐伯外科の医療の質が、限られた医師の技術に支えられている点に高階は危機感を持っていた。スナイプを使えば、外科医の技術教育という観点からは、10年かけて佐伯外科が行う特殊教育を2年で達成できると高階は主張する。

もちろん、高階も外科医にとって技術が大事であることはわかっている。ただ、患者の命を救うのは医師の技術だけではなく、それと同じくらい重要なのが患者の回復力。高階は患者の回復力を高めてやることが重要だと考えている。

しかし、高階の主張を、技術至上主義で、医師の持つ技術こそが患者の命を救うことができるという考え方の東城大学医学部付属病院の外科医局が容易に受け入れられるわけがない。両者は静かな対立を見せることになる。

そんななか、スナイプを用いた第一号の手術が、東城大学医学部付属病院で行われた。執刀医である高階はスナイプを用い、無事手術を成功させるが、第一助手としてついていた渡海は『こんなの手術じゃないな、ままごとだ』と言い捨て、自分の役目は終了したと手術室を早々に出て行く。このスナイプが佐伯外科の新時代を支えることになると得意げな高階のことを、佐伯は『調子にのるな』と厳しい目で一瞥した。
 

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新米研修医の失敗

そんな東城大学医学部付属病院の外科医局に入ってきた新米研修医・世良雅志(竹内涼真)は、執刀医・垣谷雄次(内村遥)第一助手・関川文則(今野浩喜)、第二助手・世良で行われた手術にて、ミスを犯してしまう。それは極度の過労から手術中睡魔に襲われた一瞬の出来事だった。力が入り過ぎ、患者の内臓を傷つけてしまったのだ。傷口からみるみるうちに血液が溢れ出し、すかさず執刀医の垣谷と第一助手の関川が出血を止めようとするが、2人の手には負えなかった。

そんな事態を鮮やかな手腕で救ったのが、控え室で待機していた渡海だった。渡海は佐伯外科の指導に不満を漏らすとともに、『俺の指導、受けてみるか?』と世良を誘うのだった。

こうして渡海のオペに入ることになった世良。世良は非情なまでに淡々とした患者への術前説明を目の当たりにした。手術自体が3人中2人が生き残る博打であること、今の所自分の手術成績はノーミスだが今回どうなるかはわからないこと・・・すべてを説明し終えたのち、渡海はこう言う。『明日、私はいつも通りに手術を行います。しかし、結果は保証しかねる』それでも良ければ、手術承諾書にサインしてくれ、と。世良は、渡海の説明は患者の気持ちを全く考慮していないと感じるのだった。

世良の経験

そして、渡海のオペが始まった。予定通りに順調に進むオペの最中、急に渡海が世良に患部の糸結びを指示した。『無理です』という言葉が喉元まで出かかったが、渡海に試されていると感じ、頭に血が上った世良は思わず『光栄です。やります』と進み出る。入局後、初めて手術に入った世良は、その糸結びをクソの役にも立たないと佐伯に評され、毎日糸結びの練習をするよう、佐伯に命じられた過去がある。実際に、世良は日々真面目に練習に取り組んでいた。

しかし世良が行った糸結びからは、勢い良く血が噴き出し、渡海は意地悪そうな笑みを浮かべながら『はい、世良ちゃん、患者を1人殺しちゃったね?』と世良が1人の患者の命を奪ったかもしれない可能性をほのめかす。その後、渡海は見事な腕でさっさと血を止め、手術を成功させてしまった。

このことに大きなショックを受けた世良は、外科医を諦めることを考えるほどまでに思い詰める。そんな世良を励ましたのは、高階だった。これまでに5人の命を救えなかったことを世良に打ち明けた高階は、そのような得難い経験をしたからこそ、その経験を消化し、立派な外科医になることが自らの責任であると考えていた。渡海に世良が貴重な経験をさせてもらったという高階は、その経験を消化し、立派な外科医になり、その技術を後輩に伝えていくことが世良の義務だと語る。世良は考え直し、外科医としてやっていく決意を改めて固めるのだった。
 

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佐伯の挑戦状

東城大学医学部付属病院にて第1号のスナイプによる手術成功例が出てからというもの、高階は順調にその成功例を出し続けていた。しかし、そんななか、佐伯は高階に挑戦状を叩きつける。他の医師にスナイプを使って、手術をさせてみろというのだ。

高階はスナイプがあれば、どんな医師でも安全に手術ができると主張してきた。もし、その話が本当ならば、高階でなくてもスナイプを使えば手術を成功させることができるということになる。佐伯は高階にオペ室に入ることを禁じ、高階なしでスナイプを使って他の医師に手術をさせてみろと命令した。

佐伯は執刀医に外科医・関川を指名。失敗例が一つでもできれば、東城大学医学部付属病院内でのスナイプ使用中止を行うことを宣言し、不敵に笑うのだった。

渡海が明かした衝撃の過去

佐伯外科に緊迫感が走る中、渡海はあの一件以来、自身に心開くようになった世良に、衝撃の過去を明かした。それは、渡海自らと佐伯の因縁・・・

事件が起こったのは17年前。医師だった渡海の父・一郎が、佐伯と同じ病院に在籍していた頃の話だ。一郎と佐伯はお互いに医師としての腕を認めるとともに、大きな信頼を置く親友同士だった。ある日、当時助教授だった佐伯が国際学会のためスペインへ海外出張することになり、留守中のことを任された一郎。

そんななか、飯沼という患者が緊急入院してくる。飯沼のレントゲン写真を見た一郎は驚愕した。そこには、飯沼の手術を担当した佐伯が、体内に置き忘れたと思われるペアンが写っていたのだ。

一郎は親友の医療ミスの可能性に動悸を募らせながらも、患者の命を優先し、即刻ペアンを摘出する手術をするべきだと教授に直訴。教授は佐伯がペアンを患者の体内に残したままであることを知っていた。すべて承知の上の隠蔽だったのだ。佐伯が了承すれば、再手術を行うという教授の言葉を聞いた一郎は、海外にいる佐伯にこの事実を知らせる。しかし、佐伯から返ってきた電報は、一郎の予想とは違い、『ペアン摘出すべからず』というものだった。

当時から院内にて力を持っていた佐伯の医療ミスを隠蔽するため、病院側は一郎を左遷。一郎は親友に裏切られ、病院に辛い仕打ちを受け、失意のなか亡くなった。

衝撃の過去を語った渡海は、佐伯は自らの保身のためなら平気で人を切り捨てると言う。手術で最悪の事態が起こる可能性もあることから、その場合を想定し、『高階の居場所を把握しておけ』と渡海は世良にアドバイスするのだった。
 

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ドラマ『ブラックペアン』原作結末までのあらすじ(ネタバレ)後編

不安的中

そして迎えた手術当日。渡海の恐れていたことが現実になった。執刀医・関川がスナイプの操作をミス。どうにもならない状況に陥ってしまったのだ。『大変です!すぐ来てください!!』教授室の佐伯と高階の元に、世良が駆けつける。しかし、オペ室に向かおうとする高階を佐伯が止めた。スナイプの普及後、スナイプを使った手術でいかなる事態が起ころうとも、現場に高階が駆けつけることはできないと主張する佐伯。高階の動きが止まった。

しかし、世良が教授室のテーブルを蹴り上げた。『俺は外科医です!だから先生を力づくでオペ室に連れて行く。目の前で患者が死ぬのを見るのは絶対に嫌なんだ!!』世良の心からの訴えを聞いた高階が立ち上がった。オペ室に向かう高階に、佐伯は『行くのか?』と確認。ここで自分が行けば、この先スナイプを東城大学医学部付属病院で広めることは難しくなるかもしれない。それどころか、クビが飛ぶ可能性も十分あり得る・・・しかし、高階は『行きます。医者なら当然だ』と教授室を出て行った。

高階の登場により、危機は回避され、手術は無事に終わった。直後、佐伯から呼び出された高階は覚悟を決める。

佐伯の真意

しかし、佐伯は高階のことを解雇しなかった。今回のことは、高階を追い出そうとしてやったことではない。佐伯の目的は、現実を高階に見せることだった。

今回の危機的状況を救ったのは、高階の医師としての技術であることは紛れもない事実だ。しかし、高階の目指すスナイプの普及は、同時に医師の技術低下を招く恐れがある。佐伯はその矛盾を心配していて、その矛盾を高階に身を持って理解してもらうため、今回のことを計画していた。

また、今回あのような状況になり、高階が医師としてすべきことよりも、スナイプの普及の方を優先させ、オペ室に行かなかった際は佐伯は高階のことを解雇するつもりだったという。『ついてるな』佐伯は教授室に乗り込み、高階の目を覚まさせた世良のことを指し、笑みを浮かべた。

『私は病院長(ドラマでは日本外科学会理事長の設定)になろうと思う。手助けをしろ』高階が手助けをしてくれた暁には、佐伯は自分の後釜に渡海ではなく高階を据えると明言し、高階を驚かせる。高階は佐伯の申し出を受けた。
 

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訪れた復讐の機会

目前に控えた理事長選にあたり、そのパフォーマンスのため、佐伯は医局員の8割を従え国際シンポジウムに参加し、講演を行うことになった。佐伯の留守を任されたのは高階。渡海・関川・世良も留守番を命じられた。万が一、留守中に何かあってはいけないと、期間中の手術は最小限に抑えられる。まさに17年前と同じような状況。渡海は復讐を企てていた。

佐伯の留守3日目。佐伯の国際シンポジウムにての特別講演が予定されている日だった。関川と高階が予定されていたこの日唯一のスナイプ手術を順調に進めているところに、顔色を変えた渡海が入ってきた。『高階先生!大変です!!』そう言った渡海は、高階にレントゲン写真を差し出す。そこには体内に置き去りにされたままのペアンが写っていた。『急に腹部が痛み出したっていうから、念のため撮ったんだ。そしたら、これだ』緊急外来に運ばれてきた患者の容体がかなり思わしくないことを渡海が伝えると、高階はペアンの摘出手術を行うと決断。執刀医・高階、第一助手・渡海で、ペアンの摘出手術が行われることに決まった。

嬉しそうな渡海に、居合わせた世良が『ひょっとして、この間お話を伺った患者さんじゃないでしょうね?』と尋ねる。『だとしたら、何だ?』フォロー先の病院の外来で偶然飯沼の診察をした渡海は、父・一郎から話を聞いていたことから、飯沼が例の患者であること気づいた。渡海は特別な検査があると言い、別の病院にて撮影したレントゲンを飯沼に見せた。このままでは一生取り出せなくなると言うと、飯沼はすべてを渡海に任せてくれたのだった。

『飯沼さんが緊急手術になります。腹部にペアンが留置されたままなんです』講演前の佐伯に、世良から電話がかかってきた。
『ペアンを取り出すのはやめろ。とんでもないことになるぞ!』と声を荒げる佐伯に、電話を変わった渡海は宣言する。『親父が見つけた医療ミスの証拠を時を経て息子の俺が取り出し、あんたのミスを明らかにしてやる』渡海は電話を切った。

復讐の行方

17年前の因縁となった患者、飯沼がオペ室に運ばれてきた。早速、手術が始まるが長年体内に取り残されたままになっているペアンは組織との癒着が激しく、その摘出は困難を極め、高階と渡海をもってしても、ペアンに近づくまでにすでに7時間以上が経過していた。ペアンをついに摘出・・・という瞬間、オペ室に佐伯の声が響く。『やめろ!!』

佐伯の言葉を無視し、渡海がペアンを患者の体内から抜き取った。その瞬間、大量の血が溢れ出てくる。『外科医としてのプライドがあるなら、お前たちの技量を尽くし、私が手洗いを済ませるまでに止血してみせろ』佐伯はこの事態を予見していたように落ち着き払い、オペ室を出て行く。

しかし、高階と渡海の腕をもってしても、飯沼の出血を止めることはできなかった。するとオペ室に入ってきた佐伯が真相を語り始める。飯沼の体内のペアンは置き忘れではなく、あえて残したのだ、と・・・
 

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17年前の真相

17年前、飯沼の手術を担当した佐伯。佐伯は飯沼の出血を止めることができず、ペアンを外すことができないまま、手術を終えた。しかし、このことを納得してもらえるよう説明する自信がなかった佐伯は、後でフォローしようと事実を伏せたまま、患者を退院させた。

そして、佐伯の留守中、真相を知らない一郎がペアンが残っていることに気づいた。当時、直後に講演を控え、スペインの田舎にいた佐伯は簡単な電報を送ることしかできず、親友の一郎には帰国後ゆっくり説明しようと考えていた。一郎ならわかってくれるだろう。しかし、佐伯が帰国すると一郎の姿は病院にはなく、真実を話せないまま、一郎が亡くなってしまったことを佐伯は知り、激しく後悔した。

調べてみると、一郎の息子が医学生であることを知った佐伯。佐伯は渡海を引き受け、一人前の外科医に育て上げることで罪滅ぼししようと考えていたことを語った。

ブラックペアンの正体

『ブラックペアン』佐伯が指示を出し、いつも佐伯の手術道具の中に混じって置かれている黒いペアンを受け取った。それは、カーボン製の黒いペアンで、レントゲンにも写らず、火葬されれば遺体と一緒に燃えてしまい、証拠も残らない特注品だった。17年前のようなことが決して起きてはいけないことがわかっていながらも、起きてしまった時用に忍ばせていたブラックペアン。ブラックペアンを使うときが、外科医としての自らの引き際だと、佐伯は覚悟を決めていた。佐伯はブラックペアンで、処置。出血は止まり、ブッラクペアンを体内に残したまま、飯沼の身体は閉じられ、手術は終了した。

手術の終了後、今回の事態の責任を取り、佐伯が辞職すると切り出した。『辞めれば済むと思ってるのか!?』それに反論したのは渡海だった。これまで白い目で見られてきた父親や自分に対する幕引きが佐伯の辞職ではやってられない。渡海は不服そうに声を荒げ、オペ室を出て行く。しかし世良は、渡海が今回の責任を1人で取ろうとしていることを察した。

止める世良に、渡海は自分の想いの一部でも世良に残せたことだけで十分だと言う。『自分の想いのすべてを他人に伝えることなんて、誰にもできないのさ。俺だってあんなに近くにいても、親父のことも佐伯のジイさんの気持ちも全然わからないまま生きていたんだしな・・・世良、立派な外科医になれよ』渡海はそう言い、去って行った。

それから、渡海の姿を見た者は誰もいない。
 

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ドラマ『ブラックペアン』原作結末の感想

17年前、医療ミスを犯したと思われた教授・佐伯。そんな佐伯に復讐する機会をうかがっていた渡海でしたが、その背後には、誰も知り得なかった予想外の真実が隠されていました。

医師の技術こそが患者の命を救うと信じ、その技術を磨くことに邁進してきた佐伯ですが、その想いの原動力となったのは、17年前正当な方法で手術を成功させることができなかったという自らの技術不足を痛感させる出来事と思われます。

17年後の現在も、飯沼という当時の患者が生きていることを考えると、17年前のあの状況で、ペアンを体内に残したまま手術を終えることを選択した佐伯の判断は間違っていなかったと言えると思います。本来体内に置き残すものではないペアンを置き残したとはいえ、あの状況下では最善の選択だったと言わざるを得ませんね。

しかし佐伯には、親友である一郎には本当のことを話して欲しかったですね。それができなかった理由としては、その後一郎の行方が知れなかったことや一郎の死期が大きく関係していますが、佐伯の人間としての弱さや葛藤もあったと思われます。後でフォローしようと思ったと語った飯沼が、現在も何も知らされていないことがその証拠のように思えます。

その後も自分の弱さ、足りない部分を補うことを忘れなかった佐伯ですが、同時に万が一そのような状況下に陥っても、患者の命だけは救えるよう、用意していたのがブラックペアンです。また、そのブラックペアンを使うような時こそが、自らの外科医としての去り際だと考えていた佐伯の覚悟も非常に深いですね。

そして最終的に渡海は、自分の飯沼に対する手術適応の判断が間違っていたこと、近くにいた人間の想いさえも、すべては伝わらないことを身を持って強く思い知り、病院を去っていきます。同じ医師として、佐伯のとった行為に止むに終えない事情があったこと、またそのことに対しての医師としての後悔、人としての後悔が理解できたのかもしれません。渡海が恨みという感情を根底に抱えたまま生きていたことを考えると、最終的にはそれから解放され、渡海にとっての心の平穏も訪れるといいなと思います。

ドラマ『ブラックペアン』では、そんな渡海の心も描写されるでしょうか?決してハッピーエンドと言える結末ではありませんが、そんななかでも渡海の未来を感じさせる結末になればいいですね。

ドラマ『ブラックペアン』も楽しみに観ていきたいと思います。
 

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