広瀬すずさん主演ドラマ『anone(あのね)』第9話ラストまでのネタバレあらすじと感想をまとめてみました。
花房万平(火野正平)に偽札作りがバレてしまったことを皮切りに、ついにその事実が公になり、第9話では警察が動き始めます。
持本舵(阿部サダヲ)の死期も近づき、亜乃音たちが築いたささやかな幸せが崩壊してゆきそうです。
以下、ドラマ『anone』第9話ラストまでのネタバレあらすじと感想をまとめています。ネタバレしますので、ドラマ『anone』第9話がまだ・・・という方はご注意ください。
目次
ドラマ『anone(あのね)』第9話までの簡単なあらすじ(ネタバレ)
判別器を通過する偽千円札の偽造に成功した亜乃音(田中裕子)たち。中世古理市(瑛太)の指導のもと、亜乃音たちは偽一万円札の偽造に乗り出しますが、亜乃音の様子がおかしいことに気づいた花房万平(火野正平)は、亜乃音が偽札作りをしていることに気づいてしまいます。
そんななか、ハリカ(広瀬すず)の携帯に彦星(清水尋也)から電話がかかってきます。彦星の自分への気持ちを受け取ったハリカは、自分も同じように彦星のことを大事に思っている旨を伝え、2人は心を温かくします。
ついに偽一万円札が完成し、それぞれが別々の判別器に通しに行くことに。理市・持本舵(阿部サダヲ)・るい子(小林聡美)の偽札は機械に弾かれます。
唯一ハリカの偽札だけが機械に弾かれなかったことを知らない理市は自分たちの計画がうまくいかなかったことに激しく取り乱し、夜遅いにもかかわらず印刷所の機械を動かし始めました。ちょうどそこに亜乃音が花房とともに帰宅し、印刷所内に入った花房は偽札作りの現場を目撃してしまうことになるのでした。
更に詳しいドラマ『anone』第9話までのネタバレあらすじが知りたい方はこちら
ドラマ『anone(あのね)』第9話の視聴率
ドラマ『anone』第8話の視聴率は5.4%という結果になりました。最終回を目前に、わずかですが視聴率が上昇してきました。
ドラマ『anone』第9話の視聴率は引き続き5%半ばと予想します。実際のドラマ『anone』第9話の視聴率は発表され次第、追記したいと思います。
※ドラマ『anone』第9話の視聴率は4.4%でした
第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 |
9.2% | 7.2% | 6.6% | 6.4% |
第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 |
5.9% | 5.5% | 4.9% | 5.4% |
第9話 | 最終回 |
4.4% | ー |
それでは、ドラマ『anone』第9話ラストまでのネタバレあらすじ、スタートです!
ドラマ『anone(あのね)』第9話のあらすじ(ネタバレ)前編
露呈した罪
花房万平(火野正平)に偽札作りの現場を発見され、中世古理市(瑛太)が花房の首を絞める。『あんた今殺そうとしたでしょ!?』と声を荒げるるい子(小林聡美)に、理市は『つい・・・』と答える。
ひとまず、花房を2階にあげた。自分を殺しても、誰かには必ず見つかると理市にいう花房。『そうやって一生ごまかしていくんですか?』理市は何も答えない。
うつむく理市に説教を続ける花房。『嘘はね、嘘で隠すしかないんですよ?嘘で守ったものが結局君たちの心を壊していく』なぜ、偽札作りを始めたのかと花房は尋ねる。『もし良かったら仲間に入りませんか?』理市は花房が秘密を守ってくれるなら、雇うと無茶なことを言い、花房はテーブルを叩いた。
偽札が外部には一切漏れていないというるい子。ATMに偽札を取られてしまった理市はそのことを切り出せずに、再びうつむいた。
花房の息子がやってきた。『調べさせてもらったんですけど、インサイダー取引で刑務所に1年入ってたって』と息子が理市に切り出すが、花房は息子を連れ、『余計なゴミは捨てるように』と言い、帰っていく。
『もう諦めましょう?あの偽札使えなかったんですよ?』というるい子。『君のは?』と理市に尋ねられ、ハリカ(広瀬すず)は使えなかったと嘘をついた。
理市が使った偽札が見つかり、大きなニュースとなる。犯人の映像を見た結季(鈴木杏)は、それが理市であることを確信した。
一方、亜乃音(田中裕子)の自宅でもニュースを見ていた。警察がここにやってきた暁には、一緒に逃げようという話になるが、不吉なことにテーブルの上のコップが突然割れる。
理市が帰宅すると、誰かと電話している結季が『間違いありません。あれは夫でした。またかけます』と電話を切った。娘は実家に預けており、もう娘には合わせないという結季。『完璧な偽札ってあるんだよ!!』理市は結季の肩を掴み、説得しようとするが結季は拒否し、部屋を出て行った。
束の間の平穏
ハリカがぶどうパンを食べながら紙野彦星(清水尋也)にチャットしている。彦星はぶどうパンを食べたいと言い始めた。(部屋に届けて欲しいです)という彦星は、ハリカに会いたいと言う。ハリカはぶどうパンを届けに行くことを約束。ハリカとチャット中の彦星の前に母親が現れ、『なんで?!香住さんせっかく・・・』と声を荒げるが、彦星は『もう決めたから』と答えたのだった。
その晩、彦星と今度会えることになったとハリカは亜乃音たちに報告。すると、亜乃音はこの間ハリカのために買ったワンピースを差し出した。『適当に買ってきたやつだから。着なくてもいいよ』とそっけなく振る舞う亜乃音。『着るよ!』とハリカがワンピースに着替え、皆の前に出てくる。
『似合ってるよ!!』と持本舵(阿部サダヲ)。『髪、耳にかけたほうがいいんじゃない?』とるい子。皆の間に幸せな空気が流れ、大人たちの酒が進む。
『人生何が嬉しいって、悲しくてやりきれない出来事があっても、いつの間にか笑えるようになるんだなって』と持本が楽しそうに話し始めるが、亜乃音とハリカはコタツに座ったまま、寝てしまった。
『最近幽霊の子は来ないんですか?』と持本が尋ねると、るい子は自分が機嫌が良い時は出てこないと答える。この間、持本が倒れた際、偽札を気にし、救急車を呼べなかったことをるい子は明かし、『大事な人が大変なのに』と持本のことを大事な人と呼んだ。『ついに、私の願いを叶えてくれる、そんな人なのかなって気がしてるんだ』とるい子に言われた持本は、酒を煽りやりきれない表情を見せる。
亜乃音と並んで布団の中に入ったハリカは、亜乃音が自分にしてくれたように、『私も彦星君の居場所になりたい』と明かす。『本当は病気のことは心配なんだけど、笑顔で会わなきゃね・・・』とハリカは自分で自分に言い聞かせた。
狭まる包囲網
買い物に出かけた理市が戻ってくると、自宅に刑事たちが来ていた。理市は仕事場へ直行。偽札作りの証拠隠滅を図る。
その頃、ワンピースを着たハリカは亜乃音に見送られ、彦星の病院へ。『行ってきます!』ハリカを送り出した直後、理市が現れ、自宅に警察が現れたと明かし、印刷所に残っている証拠を処分し始めた。
亜乃音、持本、るい子も理市とともに、偽札作りの証拠となるものをかたっぱしから車に積み込んだ。理市と持本が車に乗り込むと、亜乃音が子供はどうしているのか?と理市に尋ねた。『陽人(守永伊吹)くんのこと黙ってくれたら、私と夫が全部かぶります』という亜乃音。しかし、理市はこれは自分の犯罪だと言い、車を出した。
山中に版以外のすべての証拠を埋めた理市と持本。理市は帰り道、1人降りると『じゃあここで』と去ろうとする。『どこに行くんですか?』という持本。理市はかつて自分の前で完璧な偽札を使った男がいる世界は、自分たちがいる世界とは紙1枚で隔てられているだけだと語る。理市はこれからも偽札作りを続け、必ずそちら側に行くと宣言した。
去っていく理市を持本が追いかける。『僕もそっちに連れて行ってもらえませんか?』と持本は理市に頼んだ。
ドラマ『anone(あのね)』第9話のあらすじ(ネタバレ)後編
悲しい嘘
彦星の病院を訪れたハリカ。病院の前で、ハリカは茉歩(藤井武美)に出会い、喫茶店に連れて行かれる。彦星の病気を治せる先進医療にかかる治療費を自分の父が立て替えることになっていたと、茉歩は語り始めた。ハリカは驚きから飲んでいた水を吹き出し、その後『よかった・・・ありがとう』と泣き出す。
『彦星くんには断られたの』と続ける茉歩。気持ちの押し付けだったと今は反省しているという茉歩。『お金あるんでしょう?!お金あったら、彦星くん助かるんだよ?!』とハリカは表情を変える。しかし、茉歩は彦星がハリカのことを好きだからと治療費の立て替えを断った旨を明かした。『そういうことだから』1万円札を置き、店を出た茉歩。ハリカは茉歩を追いかけ、お釣りを返した。
ハリカが彦星の病室を訪れた。彦星がカーテンを開けようとするが、ハリカが『開けないで』と頼み、2人はカーテンを隔てたまま話すことになる。
話題はハリカの服装のことになり、ワンピースと赤いカーディガンを着ていると答えたハリカ。『いつもそんな感じ?』と尋ねる彦星に、ハリカは普段着だと嘘をつく。『ハリカちゃん、子供の頃も赤い服着てた』と彦星が言い、幼い頃の思い出を彦星が語るが、そのどれもハリカには思い出せなかった。『忘れちゃった・・・全部忘れちゃった・・・』と悲しそうにつぶやくハリカ。
ハリカが映画を観に行く約束をしているため、もう帰ると言いだした。『もしかしたら私、勘違いさせちゃってるのかなって思ってて・・・』と切り出したハリカは、『変な知り合い作るの好きで、彦星くんもその一人っていうか・・・』と言葉を続ける。悲しい漫画を読むような気持ちで、病気の彦星の話を聞いて面白がってただけかもしれないとハリカは言い、そろそろ彦星の話を聞くことが重荷になってきたと言った。
『そうだよね・・・重荷だよね・・・』とつぶやく彦星。『もう連絡するのやめるから、削除するから、そっちもそうしてくれる?』というハリカに、彦星は『わかった、削除する』と答えた。『すぐ忘れるよ。じゃあね』帰り際に持ってきたぶどうパンを渡そうとしたハリカだったが、彦星は『早く帰って』とハリカを追い出した。
ハリカが病室のドアを閉めた直後、彦星、ハリカともに泣き崩れる。そこに彦星の弟がやってきた。気づいたハリカは、走って帰って行った。
連行された亜乃音
『先生からのお手紙、お母さんに渡して』担任から手紙を預かった陽人。必死に手紙を透かして見ようとする陽人の耳に、表から消防車のサイレンが聞こえて来る。
亜乃音の印刷所に刑事たちがやってきた。偽札の事件の件で、市内の印刷会社に話を聞いて回っているという刑事たち。亜乃音が刑事たちを印刷所内に招き入れる。気づいたるい子は別の入り口から表に出て、ちょうど帰ってきた持本の車に乗り込み、『出して!』と去っていく。
理市がしばらく街を離れる旨を玲(江口のりこ)に伝えに行くと、玲は陽人がおかしいという。陽人は火事の絵をひたすら描いていた。『僕が火事したの。僕が手紙燃やしたから、隣のおじさん死んだの』という陽人。どうやら陽人は、かつての火事が自分のせいで起こったことを思い出したらしい。
持本は理市と落ち合う約束をしていると、車から出て行った。『僕は別にあなたの願い事叶える気はないんで。そういう風に思われるの、厄介です』るい子に止められ、心にもないことを口走る持本。るい子は持本を抱きしめた。『病気、悪いの?もう長くないの?』と尋ねたるい子に『はい』と認めた持本。るい子は再び持本を抱きしめ、持本のことを看取らせてくれと頼んだ。
亜乃音の印刷所。刑事たちが床に落ちていた偽札の切れ端を見つけた。『お忙しいところ恐縮ですが、ご同行願えますか?』
ハリカが帰ってくると、ちょうど亜乃音が刑事たちに連れて行かれるところだった。駆けつけたハリカのことを『知らない子です』と亜乃音は答え、車に乗り、去っていく。ハリカは呆然と立ち尽くし、涙を流した。
ドラマ『anone(あのね)』第9話の感想
ドラマ『anone』第9話が終了しました。亜乃音たちの偽札作りが警察に見つかり、これまで築いてきたささやかな幸せが壊れてしまった第9話でした。
理市がATMに偽札を取られてしまったことがきっかけとなり、露わになった偽札作り。理市は妻も娘も捨て、偽札作りを続けるつもりのようです。第9話では、理市が過去にインサイダー取引を行った罪で服役していたことが明らかになりました。過去の罪が原因で転落してしまった理市が偽札作りに固執する理由はまだ明かされていませんが、相当の何かがありそうですね。
また、第9話では茉歩が自分に彦星の治療費を立て替えられる力があるにもかかわらず、彦星がハリカのことを好きだという理由でそれを断った旨をハリカに明かしました。茉歩に悪意があるようには思えませんでしたが、そういうことをわざわざハリカに言えてしまうという神経、そして喫茶店の代金として1万円札を置いていく姿からも、ハリカとは違う人種であることをひしひしを感じました。
好きな人のために別れを選んだハリカがとても切なかったですが、彦星の弟がハリカが泣いている様子を見ていたことから、あれがハリカの本心ではなかったことを彦星が知ってくれればいいなと思います。
理市が偽札作りをたくらまなければ、ハリカたちも出会っていなかったということは事実ですが、理市のせいで、やっと見つけた居場所を台無しにされ、このまま終わってしまうのは悲しすぎますね。最終回、どのような結末が用意されているのか、楽しみにしたいと思います。
ドラマ『anone(あのね)』最終回のあらすじ
持本の最期を看取る決意を固めたるい子と、それに応じた持本は温泉宿に逃亡。逃亡先で、亜乃音とハリカが捕まったというニュースを2人は目にします。持本の残り少ない余命を考えた時、今出頭していくことが果たして良いことなのか?るい子は考えます。
一方、ハリカは鑑別所内で彦星からの手紙を受け取りました。そこには彦星のある決意が綴られていて・・・
やがてそのまま少年院に収監されることになったハリカ。数ヶ月後、罪を償い出てきたハリカは、花房から、偽札作りにおいて亜乃音が首謀者と断定されそうになっているということを聞かされます。亜乃音は陽人と玲を庇い、本当のことを誰にも打ち明けなかったのです。亜乃音にかかった疑いを晴らすため、ハリカは消えた理市を探すことを決意します。
そして、ついに理市の偽札作りの衝撃の動機が明らかになるようです。亜乃音、ハリカ、持本、るい子に訪れる結末が見逃せません。
ドラマ『anone』最終回を楽しみに待ちたいと思います。
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