2019夏のドラマのあらすじまとめてます

カルテット9話ネタバレあらすじ&感想 不幸連鎖の真紀少女時代が悲壮!最終回は1年後!バラバラになった4人の結末


ドラマ『カルテット』第9話のあらすじ(ネタバレ)後編

『説得できませんでした!』別府が家族の説得に失敗したと帰ってきた。そこに家森がバイトが決まったと帰って来る。続けて、大菅が真紀を訪ねてきた。玄関先に出たすずめと真紀。『山本あきこさんですよね?任意同行のお願いに参りました』『間違いじゃないですか?』と言いかけたすずめは真紀の真剣な表情を見て、思わず黙る。

『任意同行は明日なんで、お仕事終わられた頃に』大菅が帰って行った。真紀は何も語らず、自室に閉じこもる。そこに3人がやってくる。『ちょっと待っててもらえますか?5分・・・10分』『大丈夫ですか?』『・・・はい』

真紀がリビングに降りてきた。『私昔悪いことしたからそれが今日帰ってきたんです。ごめんなさい、私早乙女真紀じゃないです。嘘ついてたんです。本名は別です。14年前戸籍買いました』14年前に戸籍を買い、早乙女真紀になりすましていたと真紀は語り出した。『調子に乗って結婚して、ずっと騙してました。皆さんのことも騙しました。私、嘘だったんですよ〜。見つかったんで、明日の演奏終わったら警察行ってきます。もうおしまいです。本当の私は・・・私は・・・』すずめは『もういい』と真紀の言葉を遮る。自分たちが知ってるのは今の真紀で、昔のことはどうでもいいというすずめ。『人を好きなことは裏切らないから。知ってるよ?真紀さんがみんなのこと好きなこと。だってこぼれてたもん。こぼれたものが嘘なわけないでしょ?』真紀は涙する。『好きになった時、人は過去から前に進む。私は真紀さんのことが好き』今信じてほしいか、信じて欲しくないか、それだけを言ってほしいとすずめが言うと、真紀は『信じてほしい』と声を振り絞った。すずめが真紀に抱きつく。『じゃあ別府さん、スターシップ対ゴースト見ましょうか?』

人生やり直すスイッチがあったら、押す人間と押さない人間がいると別府に語る家森。『僕は押しません。みんなと出会ったから・・・』その後ろで真紀とすずめはあっち向いてホイやゲームに大はしゃぎで興じていた。やがて、真紀がリビングで眠ってしまい、その肩にはブランケットがそっと優しくかけられた。

翌朝。いつも通り、4人は一緒に並んで歯を磨き、一緒に洗濯物を干した。その後、4人はノクターンへ。演奏中、大菅らが店に入ってきたことに気づく真紀。そして4人は演奏を終えた。
 

 
楽屋。家森が真紀の髪の毛を直す。『あの別荘、春になったらやっぱりリスが来るそうです。雨が降ると玄関に座って雨宿りするそうです。春になったら見ましょうね』真紀に別府が語りかける。『綺麗ですよ』家森が真紀の髪のセットを終えた。『家森さん、私も人生やり直しスイッチはもう押さないと思います。別府さん、あの日カラオケボックスで会えたのは運命なんじゃないかな?』すずめはうつむき、何も言わない。真紀が近づき、バイオリンを預かってくれないかとすずめに頼んだ。『真紀さん、誕生日いつ?』『6月1日』『一緒に待ってるね』真紀は『ちょっとお手洗いに行ってきますね』と笑顔で楽屋を出て行った。すずめが泣き崩れ、家森と別府がすずめの肩に手を置く。

大菅に伴われ、車に乗ろうとした真紀の目にふとカルテットドーナツホールのワゴン車が飛び込んでくる。真紀はしばらくワゴンを見つめ、警察の車に乗り込む。『ラジオ切ってもらっていいですか?頭の中に思い出したい音楽がたくさんあるんです』車が動き出し、真紀は目を閉じた。

真紀の記憶。幼い真紀がバイオリンを抱え、空を見つめている。チェロを抱えた幼いすずめが地下鉄の改札を通っていく。

別荘に戻った3人。家森は自室で涙を流した。すずめはご飯を炊き、料理を作った。『いただきます』3人は無言で真紀のいない食卓を囲んだ。

(真紀は警察に行った。カルテットはバラバラになった。その1年後・・・)

 

 

ドラマ『カルテット』第9話の感想

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ドラマ『カルテット』第9話が終了しました!第9話、いろいろと重い真紀の過去が明らかになりましたね。

早乙女真紀の本名は山本あきこ。あきこは10歳の時に、走ってきた自転車が衝突するという事故で母親を亡くしました。加害者は当時12歳だった少年。以後、12年間に渡り、あきことその家族は2億円にも昇る賠償金を請求し、受け取り続けます。そのことが原因で、少年の家族は離散に追い込まれることになります。

母を亡くした真紀を育てたのは母親の再婚相手である義理の父親でした。義理の父親から真紀へは暴力がありました。幼い真紀が賠償金のこと、少年の家族のことをどこまで知っていたかはわかりませんが、田舎の場合、幼い真紀の耳にもそういった噂は入ってきたかもしれませんね。母親を亡くし、義理の父に暴力を受けている自分のこと。賠償金でバイオリンを習っている自分のこと。賠償金を捻出するために加害者の家族もまた不幸になってしまったこと。幼い真紀が、1人あの空き地で星空を見ながら、考えていたかと思うと胸が本当に痛いです。

母を事故で亡くした真紀も不幸になり、事故を起こした少年も不幸になりました。真紀の義理の父も再婚相手の妻を亡くし、娘に手を上げてしまうという不幸の渦中に。そんな不幸の連鎖を断ち切るために、真紀は自分がいなくなる必要があると感じたのでしょう。真紀が戸籍を買ったのには、山本あきこという人間を消したいという想いがあったのかもしれませんね。

すずめもまたいつも『ここから逃げ出したい』毎日を送っていました。真紀の記憶の中に現れた大きなチェロを抱え、地下鉄の改札を通るすずめと、空き地でバイオリンを抱え、1人空き地で星を見ていた幼い自分。時代も、場所も違いますが、『ここじゃないどこかに行きたい』という少女たちの想いは一緒でした。そんな少女たちが大人になり、別々の人生を歩いて、今カルテットを組み、家族同然に暖かい家で暮らしている・・・やはりあのときカラオケボックスで4人が出会ったのは、出会うべくして出会った、まさに真紀が言う通り、運命なのだと思います。

『全員片思い』のなかで、真紀は異性間の愛情を超えた愛で、3人のことを愛しているのかもしれません。決して幸せとは言えない半生だけれど、今があるから人生はやり直さなくていい。そう語った真紀と家森のカルテットにかける想いが再び身にしみ、やるせないですね。

しかし、最後までアリスは衝撃でしたね・・・カルテットの内部撹乱に失敗し、退屈したアリスは今度は谷村夫妻の崩壊を狙ったのでしょうか?最終回、アリスの登場はないと思われますが、怖いもの見たさでもう一度見たいような気もします・・・
 

ドラマ『カルテット』最終回のあらすじ

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第9話ラストに出たドラクエ風のテロップのように、真紀が『ちょっとお手洗いに行ってきます』と楽屋を出てから、1年後が最終回では描かれるようです。『音楽を趣味にするときが偶然来た』という予告の家森の言葉のように、真紀以外の3人は別荘を出て、違う人生を歩み始めている模様。

そして同じく予告の真紀のセリフ、『戻っちゃいけないって・・・』という言葉から、真紀はあの後戻れる状況にあったが、あえて戻らなかったのかもしれません。となると、真紀は父親を殺していない可能性が高くなりそうですね。

あの日、カラオケボックスで偶然出会ったように、また4人が出会うことになるのだと思いますが、どのような最終回結末になるのか、最後まで目が離せません。こうして出会って、傷を癒し合える関係になった4人ですから、また再びカルテットを結成し、音楽を続けて行ってほしいですね。

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ドラマ『カルテット』最終回を楽しみに待ちたいと思います!
 

 

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ドラマ『カルテット』第1話からや他ドラマのネタバレあらすじ&感想

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