火の粉ネタバレ原作の結末が悲壮!ユースケサンタマリアの心の病とバームクーヘンの関係


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原作小説「火の粉」結末までのネタバレ〜武内の暗躍〜

今までそうしてきたようにいい人ぶって難なく梶間家に馴染んだ武内。

 

折しも姑の介護問題で勲の妻・尋恵(朝加真由美)が辛い思いをしていることを知ると、

武内は曜子を排除することが梶間家のためになるのではと思いつき、

早速曜子を事故に見せかけ排除。

 

そんな武内のことを不審に思う人物は誰一人としていなかった。

勲の息子・俊朗(大倉孝二)の妻・雪見(優香)以外は・・・

 

雪見が自分に対して不信感を持っていることを察知した武内は

雪見を梶間家から追放しようと画策。

 

雪見に本性を見破られ、梶間家に奉仕することができなくなってしまうことは

武内にとってこれ以上気持ち良くなれないこと。

武内に追っては死活問題だったのだ。

 

早速、武内は雪見排除の計画を実行に移していく。

雪見の日記を盗み、コピー。

文字を切り張りして、さも雪見の自書のように見せかけた手紙を

俊朗と出会う前に交際していた中野に送る。

 

その手紙を見てやってきた中野と雪見を遭遇させるのは梶間家の近所にある行きつけの公園で、

その場に俊朗を仕向け、偶然を装い目撃させることも

すべて武内の狡猾な計画通りに進んだ。
 

原作小説「火の粉」結末までのネタバレ〜雪見追放〜

そして、雪見には梶間家の誰にも言っていない秘密があった。

その秘密が俊朗と結婚する6年前に妊娠した子供を堕胎したという事実。

 

子供の父親は当時から交際中だった俊朗。

しかし、当時から定職につかない俊朗のことを思うと、

雪見は妊娠の事実を話すことができなかったのだ。

 

武内の思い描いた通りに俊朗はその子供の父親が自分ではない可能性を疑い、

夫婦の仲は険悪に・・・

 

同時に武内は雪見が娘のまどか(庄野凛)に対して、

虐待しているように偽装を行う。

 

児童相談所に虚偽の通報をするほか、

まどかの身体に青いインクをつけ、尋恵の前でさも青あざであるかのような発言をしたり、

薬物を混入した飲み物を飲ませ、まどかを夜泣きや癇癪を起こさせるような不安定な状態にし、

そのことが雪見を追い詰めるように仕向けた。

 

そして、精神的に追い詰められた雪見が

しつけの範疇で手を上げた時、武内がこれまでに仕込んだ伏線がすべてつながり、

雪見は梶間家から追放されてしまったのだった・・・
 

原作小説「火の粉」結末までのネタバレ〜結末〜

梶間家をすっかりコントロールし手中に収めたかのように見えた武内だったが、

その周囲から徐々に本性を暴こうとする者の手が・・・

 

武内が有罪であると信じて調査を行っていた

武内が殺害した的場家の妻の兄である池本享(佐藤隆太)、

当時の検察官であった野見山、そして武内を最初から警戒していた雪見たちだ。

 

そして、ついに武内の本性がすべて暴かれる。

 
しかし、武内の触れてはいけない核心に迫った池本、

そしてかつて武内を弁護したものの、武内の罪に気づき周辺を探っていた弁護士の関は

ともに武内の手中に堕ち、抹殺されてしまった。
 

武内は的場家のときと同じように梶間家をみな殺しにしようと自身が持っている別荘におびき出し、

そこで本性を剥き出しにする。

 

すべてを知り、自分の間違いに気づいた勲。

俊朗は武内の攻撃に遭い、虫の息・・・

 

警察が到着し、別荘内に踏み込んだのと、

勲が手にしたガラス製の灰皿で武内の頭を滅多打ちにしたのはほぼ同時だった。

 

「死ねーーーー!!!!!」

警官たちが止めに入った後もなお、

もはや動かない武内の顔面を勲は打ち続け、武内は息絶えた。

 

事件後。

勲のとった行動は正当防衛とは認められなかった。

「死ね」という言葉を発したこと、

警官が止めにはいってもなお10数回も殴打に至っていたという理由だった。

 

しかし、諸々の経緯が考慮され、

勲は情状酌量で1年半の刑となる。

 

勲は武内は完全に白との確信があり、無罪判決に至ったのではない。

勲は死刑判決を自らの手で下すことが強かったのだ。

 

武内を有罪にすれば、

一家殺害という罪からして死刑判決は免れない。

裁判官としての正義を貫くことができない弱さが勲にはあった。

 

また、定年を前に裁判官を退いたことにも、この勲の弱さが関係していた。

当時、勲は武内の件以外にも、

死刑ほぼ確定と言われる事件を担当していたのだ。

 

こちらを無罪にすることは難しい。

勲は実母・曜子の介護を理由に、(本当は一切介護には参加していない)

死刑判決を下さないためだけに裁判官を辞めた。

 

確かに『死ね』と叫んだのは殺意があったからではない。かといって、たまたま口を衝いた
わけでもない。
あのとき、ああ叫ばなければ自分は一撃たりとも繰り出すことができなかっただろう。
息子が倒れているのを前にしてなお正当防衛になるのかと考えていたほど、性根まで
遵法精神が染みついてしまっている男だ。
そんな男が理屈を超えて行動を起こすには、殺意を持ってくる以外になかった。
殺意があって叫んだのではなく、殺意を呼び起こすために叫んだのだ。

勲は遠い目をして、こう語ったのだった。

 

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原作小説「火の粉」ネタバレの後は結末への感想を少し・・・

原作小説「火の粉」の結末は、

武内の死亡、勲の逮捕というなんとも後味の悪い結末となりました。

 

結末もそうですが、原作小説「火の粉」を全体的に後味の悪いものにしているのが、

勲、俊朗の人間としての弱さですね・・・

 

もちろん、武内も非常に人間的に弱く、心の傷を抱えているため、

病的な方法でしか人とつながることができないのですが、

こういった人間がターゲットとして定めるのは

やはり自分と同じく心に穴を抱えている勲たちのような人物なんですね。

 

人間的に強く、しっかりと妻と子供を守ることのできる主人がいる家には

武内は近づくことはないでしょう。

 

おそらく、的場家の裁判の時から、

武内は死刑判決を下すことからなんとか逃れたい勲の本心を見抜いていましたね。

 

武内が推測した通り、自分に無罪判決を勲が言い渡したとき、

この瞬間から次のターゲットが梶間家になることは決まっていたのかもしれません。

 

原作小説のタイトル、「火の粉」ですが、

原作小説中にもタイトルに関する描写が登場しました。

 

裁判官として風上にいた勲はなんとか自分に火の粉が降りかからないよう、

逃げ回りながら生きてきました。

仕事はもちろん、家庭でもつねに勲は卑怯者だったのです。

 

しかし、今風向きはかわり、火の粉は勲に降りかかります。

かつて逃げた代償を払わなければならない状況に立たされた勲。

 

最後の勲の言葉にもありますが、

息子が殺されかけようとしてもなお、勲は力づくで息子を守ることが怖かったのです。

自分の目の前で家族が殺されかけようとしてもなお、

これは正当防衛にあたるのか?などと考える人間なのです。

 

弱い人間と弱い人間が迎えた悲惨な結末。

ユウスケ・サンタマリアさんと伊武雅刀がどのように演じるのか、注目したいですね!
 

原作小説「火の粉」とは微妙に違うドラマ版「火の粉」各話のネタバレはこちら
 

次期大人の土ドラ『朝が来る』は号泣必須の感動作!?ネタバレあらすじはこちら
 

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コメント

    • さとみ
    • 2016年 5月 20日

    原作は結果がわかってても何度も読み返すほど
    最高におもしろかったです
    テレビは最初は原作と違うことは時間的に
    制限があるから 許せましたし それはそれで充分ドキドキしました しかしクライマックスに近づくにつれて
    飛躍しすぎで 気持ちがついていかなくなった
    もう少し原作に忠実であってほしかった
    雫井さんのごく自然にドキドキ感をマックスに
    させる技が全く消えて単なる猟奇さだけが強調されすぎている がっかりです 脚本がダメだと思います

      • aoi-sea
      • 2016年 5月 21日

      さとみさん、コメントありがとうございます!

      確かに原作はドキドキハラハラというよりに、
      静かに忍び寄る武内の狂気と、

      梶間家が抱える脆さ、弱さみたいな悲しさが
      心にもっと迫ってくるような感じでした。

      ドラマ版『火の粉』は
      ユースケ・サンタマリアさんの不気味さも確かに良いと思うのですが、

      後半に向かうにつれ、
      原作小説の自分の頭の中の武内像とすこしかけ離れてきたかなという感はあります・・・

      第8話のマッサージチェアの演出などは少し謎に感じました・・・

      ドラマ版『火の粉』は時間帯の割に好評なようなので、
      ドラマ版を観たことがきっかけで原作を手に取られる方も多いでしょう。

      ぜひ、原作の方も読んでいただきたいと思います!

    • 2016年 5月 29日

    死んだと思われていた池内が生きていた事でもしかして弁護士も生きているのでは?と思いましたが違いました
    武内がまさか自殺するとは正直信じられませんが毒物の盛り合いよりはあのほうが救いがあるとは思いました
    強制されていないのに最後の晩餐でギャグまで飛び出すあの和やかな雰囲気にゾっとしました
    自分がもしああいう場に居合わせたら愛想笑いすらできるかどうか自信がありませんかなり固い笑顔になりそうです
    あの残された男の子はどうなるんでしょう?池内の妻は?弁護士には妻がいたのでしょうか?色々考えてしまいました

    原作のあらすじが読めて良かったです
    私には原作の竹内の行動のほうが自然で受け入れ易いですね(肯定はできませんけど)
    原作の武内は殺されたがっていたから殺されたのでしょうか?それとも死にたくないのに殺されたのでしょうか?
    別荘に招いた時点で殺意が一杯でしょうか?原作の展開でのラストを映像で見たかった気もします

      • aoi-sea
      • 2016年 5月 29日

      茸さん、コメントいただきありがとうございます!

      原作の武内は最後まで病んだ武内のまま死んでいった感じです。

      勲は自分の過ちに気づきましたが、時すでに遅し感ありで、
      その後梶間家がどうなったのかはわかりません。

      ドラマ版の梶間家には原作にない『成長』が見られました。

      梶間家が再び家族のあるべき姿に戻ったことで、
      武内が自分がそこに入っていくことは不可能なんだということを悟りましたもんね。

      だからこそ、ああいった終わり方になったのかもしれません。

      確かに原作版の映像化も見たかったですね!

    • ゆづ
    • 2016年 6月 01日

    ドラマ面白かったですが、池本さんの奥さんや小姑であった勲のお姉さんの行方やら、気になるその後も多かったですね。でも!私が一番気になって仕方がない謎の場面は、池本さんを刺した琴音と別れた朝方?の武内さんが一人で手をバサバサさせて飛ぶ真似をしたとき、足元が一瞬空中で静止した場面がありませんでしたか!?(半分寝惚けて観てた気がするので気のせいかもしれませんが…)その後「さ~てと!」って武内さんが言うんですが。あの飛ぶ真似と空中静止の場面がどういう意味かお分かりでしたら是非教えてください!気になって仕方がありません!(笑)実は武内さん人間じゃなかったのかな?と思いましたが、その後は特にそれに触れてなかったので…長文すみません!

      • aoi-sea
      • 2016年 6月 01日

      ゆづさん、コメントありがとうございます!

      ありましたね、確かに一瞬空中で止まりました。

      わたしもあのシーンの意味はよくわかりません・・・^^;
      お役に立てなくてすいません!

      ですが、その直前、琴音との会話の中で

      『殺せば?邪魔なんでしょ?それでも武内さんの幸せを祈ってあげる。
      こんな気持ち、武内さんには一生わからないだろうね?きっと地獄に堕ちるよ』
      (=無償の愛=神 武内は見返りを求めているので武内と対局する)

      『それがわかるのは神様だけです。
      神様はわたしのことを見ていてくれるでしょうか?』

      というやりとりがありましたね。

      なので、あのバサバサは、
      家族のため、家族のためと言う神気取りの武内が一瞬神のように宙で止まったが、
      見返りを激しく求めているので、結局落ちた(地獄行き)・・・

      みたいなイメージかと思いながら観ていました。

      あのシーンについて、
      深い考察がある方がいらっしゃいましたら、
      ご意見聞かせていただけると幸いです!

        • ゆづ
        • 2016年 6月 01日

        aoiさん返信ありがとうございます!
        なるほど…確かに、その様な会話も交わされてましたね!それ繋がりで天使の羽ばたきのイメージなども湧きますもんね。想像を掻き立てられる場面です。でもおかげさまでイメージが出来ました!
        今後も深い考察でドラマ見解のサポートして頂けると助かります(笑)宜しくお願い致します!

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