火花ネタバレあらすじラストまで!ピース又吉直樹著 評価・感想 太宰治と又吉の不思議な縁とは?

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お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんが書いた小説「火花」が、

新人小説家の登竜門として有名な芥川賞を受賞されましたね。

 

ピース・又吉直樹さんは読書が趣味で、好きな作家は太宰治や芥川龍之介。

これまでに通算2000冊以上を読破し、活字が躍り出す夢を見るほどの活字中毒者のようです。

 

今回、ピース・又吉直樹さんの「火花」が芥川賞を受賞したことにより、

「火花」に対する注目が再び急上昇中、アマゾンの書籍売り上げランキングでも堂々の首位を守っています。

 

大地を震わす和太鼓の律動に、甲高く鋭い笛の音が重なり響いていた。
熱海湾に面した沿道は白昼の激しい陽射しの名残りを夜気で溶かし、浴衣姿の男女や家族連れの草履に踏ませながら賑わっている。

又吉直樹著「火花」より引用

こんな一文から始まるピース又吉直樹さん著の「火花」の

ネタバレをふくむラストまでのあらすじをご紹介するとともに、

ピース・又吉直樹さんの生い立ちから学歴や大好きな太宰治との意外な縁、

「火花」の評価と感想をまとめてみました。

TOP画像:(C)文芸春秋

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ピース又吉直樹著「火花」のラストまでのネタバレあらすじの前に、又吉直樹の生い立ちと学歴をチェック!太宰治との意外な縁とは?

又吉直樹さんは1980年に大阪府の寝屋川市に、3人兄弟の末っ子として生まれました。

ともに沖縄出身のご両親のもと、4歳上・3歳上の年子の姉の5人家族です。

あまりお金に恵まれた家庭ではなかったようで、

たまに外食に行くと親も子供たちも、お互いに遠慮して食べられないといったような幼少期だったようです。

 

又吉直樹さんは寝屋川市立第五中学校を卒業後、

サッカーの強豪校、北陽高校(現関西大学北陽高校)に進学します。

現在の北陽高校の偏差値は60弱といったところのようです。

 

読書が好きなだけあり、又吉直樹さんの得意科目はやはり国語。

国語の最高偏差値は75と獲った経験があるとのこと。

強豪サッカー部に所属しながらの成績ですから、もともとかなり優秀だったんですね。

 

その後、大学推薦を辞退して、高校卒業後に上京しNSC(吉本総合芸能学院)東京校の第5期生として入学。

「線香花火」というコンビを結成しますが間もなく解散し、

その後NSCで同期だった綾部祐二さんとピースを結成し、現在に至ります。

 

幼いころから本に親しんでいた又吉直樹さん。

物心ついて愛読するようになったのは、芥川龍之介や古井由吉・京極夏彦・中村文則だと語っています。

それらの作家たちの中でも、太宰治に対する思い入れは特別なようです。

 

そんな又吉直樹さんには偶然とは思えない、

太宰治との不思議な縁を感じさせるエピソードがあるのだとか。

 

以前、又吉直樹さんは東京都三鷹市下連雀のアパートに暮らしていた時期があるそうです。

売れていない時代だったため、余裕がなく、

又吉直樹さんが選んだそのアパートは築60年以上、風呂なしのアパートだったそう。

 

散歩好きでもある又吉直樹さんは、吉祥寺の井之頭公園がお気にいりでよく出かけていたようなのですが、

ある日、いつものように吉祥寺へ向かう道中であることに気づいたのです。

太宰治の作品の中に記されていた、太宰の自宅から吉祥寺までの道程と、

又吉直樹さんがたどる道程が一致していることに…

早速、三鷹図書館で調べてみると、又吉直樹さんが暮らしているアパートに、

過去太宰治も暮らしていたことが分かったのでした。

 

太宰治の創りだす独特の世界に傾倒する読者は多いですが、

又吉直樹さんにはまたちょっと違った運命的な縁があるのかもしれませんね。

そんな又吉直樹さんが紡ぐ文章とはいったいどんなものなのでしょうか?

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ピース又吉直樹著「火花」ラストまでのネタバレを含むあらすじ 前篇

駆け出しのお笑いコンビ「スパークス」の徳永は、営業で出かけた熱海お祭り会場で、

4歳年上の先輩芸人である神谷に出会う。

 

神谷は大林という相方と「あほんだら」とお笑いコンビを組んでおり、

その破天荒なスタイルは一般に理解がされることはなく、全く売れていない状態が続いていた。

しかし徳永は、神谷のその独特な笑いのセンスに圧倒されると同時に、一瞬で魅了されてしまったのである。

 

仕事が終わったあと、神谷から誘われた徳永は、連れだって飲みに出かけることになった。

神谷との会話はまるで「あほんだら」でみせる漫才のようだった。

繰り広げられる会話に飲み込まれ、舞い上がった徳永は、

自分でも分からないうちに、神谷に弟子にしてくれるよう頼んでいた。

神谷は徳永の申し出を快諾し、そのかわりに自分の伝記の執筆を徳永に頼んだのだった。

 

そして、その日から神谷と徳永の師弟関係と神谷の伝記の1ページ目が始まったのだった。

 

徳永はお笑いと同時にバイトを掛け持ちしながら、夢に向かって邁進する日々を送る。

若手芸人向けのステージに立ちながら、毎日のバイトと相方とのネタ合わせにも余念がない。

 

また、たまたま美容師の友人のカラーモデルを引き受け、銀髪になったことが功を奏し、

銀髪頭をトレードマークに次第にスパークスは周囲の評価を得ることになる。

若手オンリーのステージから、その活躍の場は深夜番組やネタ番組に移行していくこととなり、

それに伴い、お笑いでの収入も増えていったのである。

 

一方、あほんだらは全く売れない日々を送っていた。

その原因は神谷の独特の笑いのセンスにあることは言うまでもない。

売れることよりも自身のスタイルにこだわる神谷は収入もなく、またバイトもせずに、

真樹という女性と同棲しヒモ同然の状態だったのだ。

 

しかし、そんな苦しい状況であるにかかわらず、徳永が神谷と会うと、

神谷はいつもおごってくれた。

後輩に金を出させることは神谷のプライドが許さなかったのだ。

神谷は借金を膨らませながらも後輩に気前よくおごり続けた。

神谷の借金について、神谷の相方である大林から聞いた徳永は、

神谷に金を使わせまいとして次第に疎遠になっていく。

 

そんな二人に転機は突然訪れた。

神谷が失踪したのだ。音信不通になっていることを大林から聞き、神谷のアパートに向かった徳永だったが、

すでに引き払われた後であった。

そして、徳永にも転機が…

相方がお笑いの世界から身を引くと言い出した。

原因は付き合っている女性が妊娠したからだという。

結婚を機にお笑いを引退して、安定した職に就きたいという理由だった。

 

代わりの相方など考えられない徳永には、自分も引退するという選択肢しか残されていなかった。

次ページの

「火花」ラストまでのネタバレを含むあらすじ後編に続きます!

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