カナダ脱線事故 事故原因まさかのアンビリーバボーな単純ミス!


2015年6月25日(木)よる7時57分からの「奇跡体験!アンビリバボー」で

実録!暴走無人列車のナゾ…】原油積んだ72両列車が時速100キロで町に激突!!

停めてあったのに一体ナゼ?超常現象か!?テロか!?空白30分(秘)衝撃真相

と題して、カナダ史上最悪の列車脱線事故、ラック・メガンティック鉄道事故が紹介されます。

 

2013年7月6日未明、

膨大な量の原油を積んだ貨物列車が突如100キロを超える異常なスピードで暴走、

カナダのラック・メガンティックの住宅街の中心部で脱線し、大爆発、炎上。

死者47名、被害総額190億円とカナダ史上最悪の列車脱線事故となりました。

 

数々の不可解な点があったことから、

当初テロの可能性も視野に入れ大規模な捜査が行われたこの脱線事故ですが、

蓋を開けてみると、意外なことに事故原因は単純な人為的ミスだったことが判明し、世間を騒がせました。

 

カナダ史上最悪の列車脱線事故、ラック・メガンティック鉄道事故が起こった当時の状況と

その事故原因、事故後について調べてみました。

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アンビリバボー カナダ ラック・メガンティック列車脱線事故 なぜ貨物列車は脱線したのか?

2013年7月6日の未明、

膨大な量の原油を積んだ貨物列車がカナダの人口6000人の住宅街、

ラックメガンティックの中心部にて脱線し、大爆発・大炎上を引き起こします。

 

脱線事故の原因は単純で、速度オーバーでした。

Trajectory_of_runaway_train_from_Nantes_to_Lac-Megantic

画像:Wikipedia

地図右下がラックメガンティックの中心部。

右方向への急カーブになっていることがわかりますね。

 

脱線事故はこの急カーブで起きました。

この急カーブの制限速度は時速25キロ。

この時速25キロの急カーブに、貨物列車は時速100キロを超えるスピードで突っ込んだと言われており、

事故直前に暴走する貨物列車の目撃情報が多数寄せられました。

 

脱線事故が起こったのは6日の午前1時過ぎのことです。

突如、時速100キロを超える暴走貨物列車が静かな深夜の住宅街に突っ込んだのです。

そして大爆発を起こし、積んでいた原油に引火。

 

その影響は幅広い範囲に渡り、ラックメガンティック6000人の住民中2000人が避難し、

鎮火後に帰宅してみると、そこは一面焼け野原。

黒焦げに炭化した遺体が散乱するというまるで戦時中のような風景に変わっていたのです…

 

脱線事故の原因は明らかな速度オーバーであることがわかりましたが、

なぜ列車が暴走するに至ったかが事故後明らかになってきます。

 

なんと、貨物列車は無人状態だったのです…

 

このことから事故直後、情報が錯綜しテロ事件の可能性が大きいと言われ、

カナダ国内はもちろん、世界中を恐怖に陥れることになりました。

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アンビリバボー カナダ ラック・メガンティック列車脱線事故 なぜ貨物列車は無人だったのか?

この脱線事故を起こした貨物列車ですが、なぜ無人だったのでしょうか?

その後の警察を始めとする調査機関による調査により、

脱線事故が起こったラックメガンティックから西に約11キロ離れた場所、

ナントまでは確かに乗務員が乗車していたことがわかりました。

Trajectory_of_runaway_train_from_Nantes_to_Lac-Megantic

地図上で左上にあるのがナントですね。

 

そこで乗務員の交代が行われる予定だったのです。

脱線事故が起こる数時間前となる前日5日の23時頃に貨物列車は、

5台連結された機関車が、768万4000リットルの原油を積んだタンクを乗せた貨物部分を

引くかたちでナントに到着しています。

 

そして、乗務員交代のために停車します。

そこである事故が発生したのです。

機関車の一部で燃料パイプからの漏れが原因の小さな火災が発生していました。

 

消防士が到着し、火災を消火します。

幸い非常に小規模な火災だったため5分後の23時30分には鎮火が完了し、

消防士たちは帰って行きました。

 

この時点で貨物列車は完全に無人の状態となります。

 

そして、気がついたとき、停めてあったはずの貨物列車はナントにはなく、

11キロ先のラックメガンティックで大爆発、大炎上していたのです…

アンビリバボー カナダ ラック・メガンティック列車脱線事故 なぜ停車中の貨物列車が走り出したのか?

乗務員交代のために停車していた貨物列車が消え、

気がついたときには11キロ先の住宅街で大惨事を引き起こしていたという信じられない今回の脱線事故。

 

無人の状態の貨物列車が何者かによってのっとられ、無差別テロ事件に利用されたのでは?

という推測が濃厚になっても何ら不思議ではないですね。

 

しかし、停車中の貨物列車が動き出した理由は誰も予想だにしないほど単純な理由だったのです。

 

当時、貨物列車にはブレーキがかかっていませんでした。

 

しかし、ナントまでの乗務員は、ナントへの到着時確かにブレーキはかけたと証言しました。

では、誰がブレーキを解除したのか?

 

貨物列車のブレーキを解除したのは消防士でした。

機関車内で起きた小規模な火災の消火活動の一環としてエンジンを停止させたと言われています。

 

その結果、自動車のエンジンブレーキのような役目を果たす空気ブレーキが解除された状態となり、

機関車と原油を積んだ貨物部分の連結部分が外れてしまったのです。

 

それに加えて、ナントからラックメガンティックへの地形も脱線事故に強く関係していました。

ナントからラックメガンティックへは急勾配の下り坂になっていたのです…

 

よって、連結部から離れてしまった原油を積んだ貨物部分は

その自らの重みに引っ張られるようにして線路を走り出しました。

急勾配の長い下り坂をノーブレーキで走り抜けるうちに徐々に加速し、

最終的に時速100キロを超え、ラックメガンティックの大惨事を引き起こしたのです。

 

アンビリバボー カナダ ラック・メガンティック列車脱線事故 悪いのは誰?

カナダのラックメガンティック鉄道事故当時、あまりにも甚大な被害が発生したため、

鉄道会社であるモントリオール・ メイン・アンド・アトランティック鉄道には

多くの避難と脅迫が殺到したと言われています。

 

のちに消防士がブレーキを解除したという事実が判明してからは、

鉄道会社と消防の間で今回の脱線事故の責任のなすり付け合いが展開されました。

 

消防士が消火のためにエンジンを停止させたことはマニュアル通りの処置であるという見解がある反面、

エンジンの停止による空気ブレーキの解除により、

列車の連結が外れてしまうことになるという事態を理解していたとは思えません。

 

鉄道会社から呼ばれて火災現場に急行したのは貨物列車の仕組みについて詳しくない線路作業員でした。

たまたま整備士に連絡がつかなかったこと、線路作業員の自宅が火災現場に1番近かったことが理由で彼が向かったのです。

 

消防士はエンジンを停止した旨を線路作業員に伝えましたが、

貨物列車の仕組みにうとい彼はそのことにより空気ブレーキが解除されてしまう仕組みを知らなかったため

火災が無事鎮火されたことを確認後自宅に戻ってしまったのです。

 

小さな人為的なミスと怠慢が蓄積され、偶然噴出したかたちで起こってしまった今回の事件。

47名もの命が奪われていることを考えるとやるせないですね。

 

確実に防ぎようがあった事故であることは間違いないのです。

 

人為的なミスを0に抑えることは不可能であることは理解できますが、

それをカバーする何らかのシステムを早急に構築する必要があると思われます。

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コメント

    • 七夕伝説
    • 2015年 6月 25日

    日本での似た事例ですと。

    ■立川駅タンク車衝突事故(1964年)
    西立川駅で入換作業中に留置されていたタンク車の手ブレーキが十分にかかっておらず車輪止めを置いていなかったため立川駅まで逸走し、発車を待っていた電車と衝突して積荷のガソリンが炎上。
    幸い連絡が早く避難誘導が適切に行われたため死傷者は出なかった模様。

    ■湯前線衝突事故(1970年)
    湯前線(現在のくま川鉄道)の湯前駅で入れ換え作業中に留置されていた無蓋車の手ブレーキを緩めて車輪止めを外したところ、しばらくしてから多良木駅まで逸走。
    連絡が遅れたため停止手配が間に合わず駅手前で信号待ちをしていたディーゼルカーに衝突し乗客111名と運転士が負傷。

    逸走を防ぐため留置車両の車輪に噛ませる手歯止めや、万一に備え線路上に置くことで逸走車両の車輪を受け止めて停止させるカーキャッチャーも用意されています。

      • aoi-sea
      • 2015年 6月 28日

      七夕伝説様

      湯前駅は個人的に縁が深い場所なんですが、
      そんな事故が起きていたとは初めて知りました。

      コメントいただきありがとうございました!

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